バレンシア対バルセロナ。


 今朝のバレンシア対バルセロナは面白かったですね。
試合は2-2だったのですが、非常に見応えある攻防でした。まずこの試合のバレンシアは、前半から強気のプレッシングでボール狩りを行い、さらにボールを奪ってからもポゼッション勝負を仕掛け続けたんですよ。あのバルサ相手に。
 そもそも、バルサがなんでここまで異常に強いかというと、言うまでもなく、あのパスワークにあるわけです。ほとんどの試合で70パーセント近いボールポゼッションをして、時間帯によっては85パーセントぐらいになるわけです。そんなバルサにポゼッション勝負を挑んで勝てるのであれば、誰もバルサ対策に苦労しないわけです。でもバレンシアはそれをやってのけた(前半限定でしたけど)。
 バレンシアのプランが奏功した背景には、バルサがまだ整備の余地があると思われる[3-4-3]システムを採用していた影響も少なからずあったかと思います。サイドにできやすい穴、特に右サイドのスペースをマテューが徹底的に切り裂いていった。この前半のバルサは、そこを修正し切れないまま前半を終了。バレンシアが2-1のリードでハーフタイムを迎えました。驚くべきは、前半のバルサのポゼッションが55パーセントだったこと。この数字だけで、バルサがいかに苦戦していたのかがうかがえるかと思います。実際、これだけボールが持てず守備に追われていたバルサなんて、なかなか見ることがないですから。
 後半、バルサは4バックに戻したのですが、それでも主導権はバレンシアのまま。コンパクトにして激しいプレスでバルサの自由なプレーをさせずに封じ込み、奪ってからはシンプルなカウンター。ただ時間の経過ともに、攻撃的なカードを投入したバルサのパスワークが機能し始めて、ゲームを支配し、76分にメッシからのパスを受けたセスクが決めて同点。その後、バレンシアはやや消極的になった印象で、バルサが逆転するチャンスはあったのですが、この日はメッシが大ブレーキ。決定機で決め切ることができずにドロー決着。
 最後に帳尻を合わせたところは、「さすがバルサ」ですけど、バレンシアが首位にいる理由がわかる前半の戦いぶりでした。とはいえ、ベップも[3-4-3]にチャレンジしている途中ですし、今後さらなる成長を遂げるためにはいまはトライをしている段階なのでしょう。バルサにも産みの苦しみがあるわけで、そういうチャレンジは評価したいと思います。
 原稿を書くために早朝に起きたのですが、いやー、その手を止めて見入ってしまいましたわ。
 たぶん再放送もあると思いますし、観れる機会がある人は観る価値があると思いますよ。
クリックする価値あると思いますよ。
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