どうも、いしかわごうです。
水曜日は天皇杯2回戦AC長野パルセイロ戦でした。
後半のアディショナルタイムの土壇場で追いつき、延長戦でも決着がつかず、最後はPK戦の末に競り勝ちました。
・・・・負けたかと思ったよぉぉぉ!!!いや、マジで・笑。
最後のPK戦、やはり見る側としてドキドキでした。
ただPKキッカーはわからないですけど、「GKソンリョンならば止めてくれるだろうな」という確信があったんですよね。
ここ数年、天皇杯でのPK戦といえば、2016年の浦和レッズ戦、2018年の水戸ホーリーホック戦と経験していて、どちらもソンリョンのセーブで勝ち上がってます。少なくともソンリョンならば、絶対に1本は止めてくれる。だからこちらが外さなければ、問題ない。不思議とそんな風に思えたんですね。そんな風に思えるGKがいる・・・・こんな頼もしいことはありません。
「PK戦に関しては、自信を持って挑まなくてはいけない。それは常日頃からの練習で培うものだと思ってます」
韓国代表としてワールドカップに2回出場。ロンドン五輪ではオーバーエイジで銅メダル獲得に貢献。
経験豊富な彼は、数々の修羅場をくぐってきています。だから、いつでも平常心でゴールマウスに立つ。そして2本目、3本目を立て続けにストップ。さすがとしか言いようがない場面でした。
そして川崎のPKキッカーは、小林悠、山村和也、車屋紳太郎、遠野大弥、そして家長昭博。遠野大弥ではなく中村憲剛なら優勝した2019年のルヴァンカップ決勝でPK戦の5人と同じです。
そして成功すれば、勝ち上がりが決まる5人目のキッカーに登場したのは、やっぱり家長昭博でした。
いつものように、小刻みに足を動かし、次の瞬間、助走のスピードを緩める。狙いすましたコントロールキックは、次の瞬間には右サイドに。
決めた家長昭博は、ほとんどノーリアクション。近くにいたGKチョン・ソンリョンも喜びを爆発させるというよりも、「お疲れ様」といった感じで、家長の労をねぎらっているというね。
みている側が「あれ?勝ったんですよね?」と思うぐらい、同点弾を決めたルーキー・橘田健人も素晴らしかったけど、このベテランコンビは、本当に頼もしいなぁ、と。あらためて感じた試合でもありました。
今回のゲームに関しては試合映像がなかったので、振り返りができるレビューというか、マッチコラム的に仕上げてみました。読み物として楽しんでいただけると幸いです。
・覚悟があれば、緊張はしない
・対策されたノボリと徹底して狙われた右サイド奥
・それでも割れないゴールをこじ開ける
・そこにある絶対的な信頼感
ボリュームはいつもと同じぐらいあります。約9000文字です。
君の背中にはいつも愛がある。 (天皇杯2回戦・AC長野パルセイロ戦:1-1(PK:4-3)
よろしくどうぞ!