昨日は「エコエコサマラク×エコエコアザラク」のプロモーションの取材をお伝えしましたが、ツイッターのタイムラインを眺めていて面白いなと思ったプロモーション企画があったんですよ。
それは黒夢の新曲「heavenly」のプロモーション。
そもそもの話ですけど、世間一般のプロモーション活動と言うのは、商品(サービス)を消費者に知らせて、かつ購買まで結びつけるのが目的の活動なわけです。
例えば、新曲を出したアーティストが音楽番組に出演しまくるのは、一番分かりやすいプロモーション活動ですよね。
他にも、CDジャケットのデザインを有名デザイナーに依頼したり、有名漫画家に描いてもらったりするのもそうですし、プロモーションビデオに有名俳優を起用するのもそうですよね。CDの購入特典として握手券や投票権をつけるAKB48もしかりです。CD発売の宣伝をするために、そしてより多く売るために、さまざまな話題を提供していくわけです。
要は、これだけ物と情報があふれる時代ですから、その中でいかに目立ち、そして商品を手にとって購入してもらうにはどうすればいいのか。さまざまなメディアで取り扱ってもらえるように、プロモーション活動の中に仕掛けや工夫を考えるわけですよ。
でも、今回出る黒夢の新曲のプロモーション活動は、その逆。
なんと、インターネットでも、TVでも、ラジオでもその曲を流さないのだそうです。つまり、CDでしか聴けない。プロモーションビデオだって観れない。パッケージを買わないと聴けないし、観れないという徹底ぶりだそうです。
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うーん、これだけ世の中に情報が氾濫しているだけに、逆に新鮮なプロモーションですよね。「何もしない」というプロモーション活動をしているわけですが、一歩間違えば大惨事を起こしかねないですけどね。
いやー、僕はこういう発想をする人たち、好きですわ。
同じ発想で、Jリーグでも、試合告知や宣伝活動を一切しないプロモーションをする試合が1試合ぐらいあっても面白いかもしれませんね。
・・・あっ、天皇杯がそうか(笑)。