どうも、いしかわごうです。
本日は日産スタジアムで横浜F・マリノス戦です。
横浜F・マリノスは、今季から指揮を執るアンジェ・ポステコグルー監督のもと「ハイプレス・ハイライン」のスタイルに変貌しています。
あれだけのハイラインを採用しているため、執拗に「裏のスペース」を狙えばチャンスが作れそうですが、「ハイライン対策」についてはきちんと準備しているため、意外と容易ではありません。大事なのは、試合を始まってから、相手のどこが空いてくるのかをピッチで選手たちが判断する、ということです。
ただ狙いどころはあります。
例えばマリノスの守備陣は横に圧縮するため、構造的にボールの逆サイドが空きがちです。実際、前節の対戦相手である清水エスパルスは、空いている逆サイドを狙って展開し、そこから斜めのクロスを入れる攻撃で、マリノス守備陣の背後を揺さぶりました。飛び込む選手と合わずに得点にはなりませんでしたが、あれは効果的だったとも思います。
鬼木監督は、この形を今週のトレーニングでは意識していましたし、それ以外の崩しも意識的に組み込んでいました。
それらを踏まえて、期待したいのが「大外からエウソン」の形です。
ゴールへの最短距離は、サイドではなく中央から崩すことです。
しかし、中央を崩すためには、コンパクトにしている相手の守備陣を横に広げなくてはいけません。スピードがある攻撃的なサイドバックが、うまいタイミングで大外から走り込んでくる攻撃を繰り出すことで、逆サイドや中を絞って守ろうとする相手がコンパクトな陣形を横に広げざるを得なくなります。エウソンならば、大外からゴールに直結するプレーもできます。
思えば彼の移籍後初ゴールは、2015年の日産スタジアムでの開幕戦でした。
「偽サイドバック」も面白いですが、「ポジションがエウシーニョ」と言われる彼の真骨頂を見せてもらいたいと思います。
試合の詳しい見どころは、ごうnoteでたっぷりと語っています。
神奈川ダービーの見どころです。約6000文字。よろしくどうぞ。➡️ 試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第6節・横浜F・マリノス戦)|note(ノート) https://t.co/3QfVFrW5mN
— いしかわごう (@ishikawago) April 7, 2018
ラインナップはこちらです。
1.戻ってきた大島僚太と、試合前日の思わぬアクシデント。気になる予想スタメンは?
2.「わかりやすい背後の取り方だと、DFもわかるんです」(谷口彰悟)。重要なのは「ハイライン対策」を敷いているマリノス守備陣の思う壺にならない攻撃を繰り出すこと。いかにして「ハイライン対策の対策」を機能させるのか。
3.「誰が背後に走って誰が空くのか。そこの選択を間違わなければ。そのイメージを持って臨みたいですね」(大島僚太)。マリノス守備陣攻略のカギを握るのは、ハイラインに効く男と密集をすり抜ける男にあり。
4.「相手のスタイルは特殊と言えば特殊だが、あんまりそこを意識しても仕方がない」(中村憲剛)、「相手がどう来ようと臨機応変にやれれば問題ないと思っている」(阿部浩之)。重要なのは、目の前のピッチで起こっている現象から最適解を導き出すこと。そして待望の復帰に「何か違いを作れれば良いと思ってます」を語る齋藤学。
以上4つのポイントで約6000文字です。
日産スタジアムまでの移動中や待機列、試合が始まる前に読んで、試合のイメージを膨らませてもらえると幸いです。
試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第6節・横浜F・マリノス戦)
ではでは。