柏戦プレビュー:「すごくスピードがある選手なので、そこに負けたくない気持ちはある」(車屋紳太郎)。左サイドの引っ張り合いで負けるな。


どうも、いしかわごうです。

 本日は日立柏サッカー場で柏レイソル戦です。
台風が来ているので、悪天候ですね。前節の広島戦に続き、試合中の雨と風が試合に少なくない影響を与えることになりそうです。両チームとも狙いとしているサッカーは表現できないかもしれません。前節広島戦ではセットプレーから試合を動かしましたし、天皇杯柏戦ではショートコーナーからクリスティアーノに決められたゴールが決勝弾になっています。この柏戦でも、セットプレーが勝敗を分けるポイントになる可能性はありますね。要注目です。

 地上戦では左サイドの攻防には目を配りたいと思います。
具体的に言えば、フロンターレの左サイドバック・車屋紳太郎選手と柏の右サイドハーフのスピードアタッカー・伊東純也選手の引っ張り合いですね。フロンターレの左サイドの攻撃は、車屋紳太郎選手が攻撃参加することで崩しにかかりますが、柏はスピードのある伊東純也選手を前線に攻め残りさせておくことで、ボールを奪ってからの高速カウンターにつなげようとします。攻撃のときはフィニュシュまで持ち込むこと、ボールの取られ方にはいつも以上に気をつける必要があります。

「すごくスピードがある選手なので、そこに負けたくない気持ちはある。この前にやってみて、どういうタイプなのかはわかっている。攻め残りしているシーンもあった。そこはカウンターを気をつけながら、ですね。僕とハイネルが高い位置を取っても、一人だけ残っていたシーンもあった。バランスをとりながら、ですね」(車屋紳太郎)

 サイドハーフが攻め残りしているといえば、かつてはフロンターレにもありました。
左サイドハーフにレナトがいた時期ですね。自陣で守るときでもレナトが守備に参加せず、前線に攻め残りをしていたことで、カウンターの脅威を相手に与え続けていました。もちろん、レナトが守備に戻らないことで左サイドは相手に狙われるポイントになり、登里享平選手が局面で数的不利の状態で守っていましたが、そこの駆け引きになります。伊東純也選手との攻防もそこの駆け引きになります。

詳しい見どころについては、ごうnoteで語っています。

ラインナップはこちらです。


1.「(選手のことは)見ていますよ。そこは自信があるといいますか、誰よりも選手を見ているつもりですし、常に考えていると自分では思ってます」(鬼木達監督)。謙虚な指揮官が自信をのぞかせた、選手たちの状態を見極める「眼」。気になる予想スタメンは?

2.「ボールを握るところであったり、相手にボールを持たせないこと。そういう細々したところも自分たちで話をしながら、それをピッチで表現したい」(中村憲剛)、「そういうリズムができたら、自分たちの試合になる」(新井章太)。同じ轍を踏まないために、指揮官が施した柏対策。そして、チームの舵取り役を担う谷口彰悟に求められる仕事とは?

3.「こないだの悔しさをやり返すぐらいの圧倒した試合をしたいし、複数得点を取って勝ちたい」。目を向けるべきは、首位・鹿島との差ではない。目の前の相手である柏へのリベンジに強く燃える小林悠。彼が語った、この一戦にかける思いとは?

4.「そのつないでくるところを相手は引っ掛けていくことを狙っているが、そこでつなぐことをやめると、それこそ相手の思う壺」(谷口彰悟)、「そこは意地になって全部繋げと、オニさんも言っているわけではない」(奈良竜樹)。柏相手にボールを保持した展開における、二つのポイントとは?

5.「すごくスピードがある選手なので、そこに負けたくない気持ちはある」(車屋紳太郎)。注目すべきは左エリアにあり。攻撃参加をする車屋紳太郎と攻め残りする伊東純也による、左サイドをめぐる攻防戦。

6.「どちらもセットプレーでやられたし、あの試合はほとんどのセットプレーがピンチになった。大事な試合になると、絶対にそういうところで差がつく。それをあらめて感じた」(谷口彰悟)。なぜ今季はセットプレーからゴールが生まれるのか。今季7ゴールを記録を記録した谷口が、その重要性を痛感した試合とは?

 以上、6つのポイントで冒頭部分も含めて全部で約8500文字です。鬼木監督がどういう準備に取り組んできたのか。それを読み解いております。

試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第31節・柏レイソル戦)

ではでは。
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