どうも、ごう・いしかわです。
ジャイキリの43巻が出ました。
3度目の東京ヴィクトリー戦の前半です。
王者が牙をむいて、がむしゃらに向かってくる白熱の前半戦といったところでしょうか。
試合シーンが中心なので、そんなに感想として書くこともないんですが、ふと思い出したのが、スポーツ漫画の王道パターンについてです。
それは「ラスボスとは前哨戦がある」ということです。
例えばキャプテン翼(小学生編)ならば、日向くんが率いる明和FCとは予選リーグで対戦してますし、スラムダンクならば陵南高校とは練習試合をしてますよね。つまり、ラスボスとは最初の対戦では善戦し、「決勝の舞台でリベンジする」という展開が定番なわけです。
もちろん例外はありますけどね。
例えばリベロの武田のように、前哨戦として練習試合で対戦した黄昏学園高校がトーナメントの途中で負けてしまうこともあります。さらに連載モノだとさらにストーリーが続いていくので、その後に当初のラスボスよりも強い相手も出てくるわけですけど、基本的な展開構造というのは、そうなっているわけです。
そう考えると、リーグ開幕前のプレシーズンマッチで対戦した東京ヴィクトリーというのは、まさにETUにとってはラスボス的な存在なんですよね。モーニングでの連載が始まったのが10年ぐらい前だったので、ついつい忘れそうになりますけど・笑(ETUのGKは湯沢なんだよなーとか、ドリさんケガしてるのも忘れてしまいそうになります)。
プロなのでリーグ戦におけるダービーマッチという位置付けですけど、スポーツ漫画で言えば、トーナメント戦の決勝戦のようなクライマックスシーンなわけです。
この43巻では前半終了後のハーフタイムまでが描かれています。前半は持田劇場だったわけですけど、ここからの後半、ETUがどう巻き返していくのか。
もっと言えば、ここをどう描くか、ツジトモ先生が試されているのかもれませんね・笑。
ではでは。