どうも、いしかわごうです。
森本貴幸選手のピックアッププレイヤーが掲載されました。
15歳でのJリーグ最年少デビュー。そして18歳でイタリア・セリエAヘ。ゴールという結果だけが求められるイタリアで、約7年プレー。セリエA通算104試合出場、19得点(カターニア、ノヴァーラ)という数字は、海外に渡ったストライカーとしては十分な実績と言えると思います。
彼がなぜ活躍できたのか。
これを紐解くヒントとして、思い出すエピソードがあります。それは、南アフリカワールドカップを翌年に控えた、2009年のオランダ遠征の頃です。当時の岡田武史監督が、日本代表メンバーに森本貴幸を初めて招集したのですが、その選出前のこと。日本代表の大木武コーチがイタリアに視察に行き、森本選手と会って話したときの感想を、こう話してくれたんです。
「なんで森本がセリエAで活躍できているのか。それがわかった気がしたよ」
その理由を一言でいうと、「森本は覚悟が違う」と。
彼は「僕はここ(カターニャ)で結果を残さなければ、日本に帰る場所がないんです」と大木コーチにはっきりと言ったそうです。
僕はこのときのエピソードがずっと頭に残っていました。
そしてこのときの思いを、ずっと森本選手に聞いてみたかったんです。でも、普段の囲み取材で聞くような類の質問ではありません。そこで今回のピックアッププレイヤーのインタビュー中に、この大木コーチのエピソードを交えながら、本人に聞いてみました。
すると彼は、カターニャ移籍を後押してくれた東京ヴェルディの強化部の人物から移籍前にもらった、あるアドバイスがその背景にあったことを明かしてくれました。
「何年かやってみてダメでも、日本に帰ってこれるからいいや。そういう気持ちでは絶対に活躍できないと言われました。『行くなら、イタリア人になるつもりで行ってこい』と。本当にそうだと思ったし、海外に行くなら、その土地の人間になろうと思いました」
・・・・なるほど。
彼は、イタリア人になるつもりでプレーしていたんですね。だから退路を絶っていたし、そこにはあれだけの覚悟もあったわけです。当時18歳ですよ?すごいなぁ・・・。
決して流暢に話すタイプではないけれど、昔話も丁寧に語ってくれました。
そんなわけで森本選手のヒストリー、ぜひ読んでみてください。
昨日は、CS鹿島戦も意気込みも、森本選手には伺いました。スタメンではないと思いますが、リーグ戦の鹿島戦同様、途中交代で出番が巡ってくることは十分にあると思います。
「ケガで出れなかったので、最後に仕事ができるように。良い舞台だと思うので、そこで仕事をして勝ちたい。とにかく一丸となって勝ちたいですね」
憲剛選手と大島選手を含めて、ベンチワークは注目です。
さて、いよいよチャンピオンシップ準決勝の試合当日になりました。試合の見どころは、いつものようにごうnoteで公開しています。
見どころを公開しております。「〜とは?」で統一した、5つのポイントです。➡️ 試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(CS準決勝:鹿島アントラーズ戦)|note(ノート) https://t.co/pYkA2kKWfj pic.twitter.com/Zbb1vGCoxU
— いしかわごう (@ishikawago) November 22, 2016
今回のラインナップはこちらです。
1.気になる予想スタメン。セットプレーの意外なキッカーとは?
2.「鹿島の距離感」で守備をさせないための2つポイントとは?
3.「そうすればリーグ戦の鹿島戦とは違う展開になる」。ディフェンスリーダー・谷口彰悟が語る、同じ轍を踏まないための守備の改善点とは?
4.エウシーニョ、エドゥアルド・ネット、エドゥアルド、そしてチョン・ソンリョンの外国人選手4人が語る、大きな試合で大事なこととは?
5.「みんなでひとつになってやろうという雰囲気ができてよかった」(中村憲剛)。練習後、選手だけの円陣で確認したこととは?これは、チームの目と、気持ちを揃えて臨む一戦である。
以上5つのポイントで、冒頭の鹿島戦振り返りも含めると、約8000文字となっております。この大事な試合に向けて気合を入れたい方は、ぜひ読んでみてください!マジでよろしくお願いします!!
試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(CS準決勝:鹿島アントラーズ戦)
ではでは。