この大会のオランダを見ていると、別に絶賛されるほどの「いいサッカー」をして勝っているとは思わないんですけど、試合が終わっていると勝者になっているという印象なんですよ。この試合も前半のオランダはそんな感じでしたわ。
まずはファンブロンホルストのロングシュートが決まって、オランダが先制。これはファインゴールでした。ウルグアイとしても、守備ブロックの範囲外からあんな一撃を決められたら、相手を褒めるしかない。まさにワールドクラスの一撃。でもこここからは、完全なるウルグアイペース。オランダがペースを落としたというよりも、ゲームをコントロールできずにしのいでいたというところ。そこで41分、ウルグアイの同点ゴール。オフサイドトラップ直後、オランダのDFのギャップでボールを受けたフォルランが中央から豪快なミドル。急激なカーブのかかった軌道が、ステケレンブルクの逆をつき、手を弾きながらゴールイン。
こりゃウルグアイのゲームかな、と思っていたら後半はオランダが巻き返す。
ただ特別オランダがよくなったとは思わなかったんですけどね。後半から入ったファンデルファールトもそんなに効いている感じではなかったし。でも得点を奪ったのはオランダ。後半25分、エリア内で放ったスナイデルのシュートが決まり、突き放す。ただこのときのジャッジが難しい。シュートをよけたファンペルシーがオフサイドポジションにいたので、相手GKの視界を遮っていたと判断されれば、プレーに関与していると見なされて、オフサイドと判定されてもおかしくなかった。ゴールと認定されましたが、ジャッジが難しい場面でしたね。
ここでオランダが畳みかける。直後にもカイドのクロスをロッベンがどんぴしゃヘッドで追加点。3-1となり勝負あり。反撃したいウルグアイでしたが、この時間帯はもう選手の足が止まってしまいましたね。さらに前がかりになったことで、今度はオランダのロッベン、カイトの両サイドのドリブル突破が効き始め、逆襲をくらい何度も大ピンチを招くことに。
誰もがこのまま終わりだと思ったのですが、そこはミラクル・ウルグアイ。
ロスタイムにゴール前のFKから、機転をきかせたショートFKを成功させて、3-2。その後も試合終了までオランダを押し込み続け、「まさか?」とドキドキさせてくれました。ロスタイム3分だったのが、FKやらゴールもあって、結局5分くらい取る主審。余裕だったはずのオランダも、最後は必死の形相で守ってました。
結局、3-2でオランダ。
唯一の南米勢だったウルグアイが消え、今日の深夜に行われるドイツ×スペインの勝者との対戦となるため、南アフリカ大会の決勝戦は、欧州同士の組み合わせとなりました。オランダは、78年大会以来となる、32年ぶりのファイナリストですか。相手は、スペインか、ドイツか?
個人的にはスペインとのファイナルが見たいですけど、ドイツが勝ち上がってきて「決勝に進んだのは、どいつだ?」、「おらんだ」というくだらないギャグもやりたいしなぁ・・・(←そんな理由でっ?)。
ちなみにGLからここまで全勝のオランダ相手に1失点で済んだのは、日本だけ。誇っていいよ。守備に秀でてるねーって、誇っていいよ。
今日のめざまし占いで、おうし座が1位でした。気分いいっす。
ラッキーアイテムは「人気ドラマのDVD」。
・・・ただそれを持ち歩けばいいのか、それとも見ればいいのか、高島アナは教えてくれません。頼むよー。