等々力取材神戸戦〜3-1で勝つスタイル。







 どうも、いしかわごうです。
土曜日は等々力でヴィッセル神戸戦の取材。

その前座試合として行われたOB戦から、スタジアムは盛り上がりましたね。

 OB戦は3-1のスコアでチームソルトが勝利。
前節柏戦は3-1で勝利して、そして神戸戦も3-1で勝利・・・・昔、庄子GMがクラブの哲学として「3−1で勝つスタイル」を口にしていたんですけど(詳しくは「フロンターレあるある」で)、3−1で勝つ試合をOB戦でも体現しているというね・笑。

神戸戦に関して言えば、事故のような失点はありましたが、被シュート数はわずか1本ですからね。完勝と言って良いと思います。レビューでは、神戸のネルシーニョ監督が仕掛けてきた対策をどう上回ったのか。前半と後半に分けて、詳しく分析しております。

 密かに注目して欲しいのは、実はトップ下・中村憲剛選手の仕事ぶりだったりします。この神戸戦では、ボールを触らずに相手チームを動かしている彼の駆け引きが、大島僚太選手とエドゥアルド・ネットのダブルボランチをうまく機能させました。

 名作サッカー漫画「シュート!」で、神谷篤司を評したときに大塚が「ボールを持って仕事ができる奴は“一流”。だが、ボールを持たずとも仕事ができる奴は“超一流”ってな!!」と言う場面が出てくるんですけど、この神戸戦での憲剛選手を見ていると、そんなセリフを思い出しましたよ。

 特にわかりやすいのが、逆転弾となった大久保嘉人選手の2点目の局面ですね。エドゥアルドからのクサビを中央で受けた登里享平選手が、小林悠選手とワンツー。その折り返しを、大久保嘉人選手がループシュートでゴールネットを揺らしました。憲剛選手はこの崩しに関与してないんですけど、なぜ関与していなかったのかをよく見てみると面白いです。

 そのへんの話は、レビューのレビューのポイント2と3に詳しく書いております。

・・・・ラインナップはこちらです。
1.前傾姿勢でボールを奪いに来なかった、ネルシーニョ監督の前半の狙いは?「悠さんが裏に抜けるフリをして足元に顔を出してくれた。そこに当てて入っていけば、問題なかったですね」(大島僚太)。

2.恋の三角関係よりも面白い?憲剛、大島、E・ネットによるKOEの絶妙な三角関係。「相手のボランチの頭の片隅に自分の存在を残して、ネットと僚太にボールを触りやすくした」(中村憲剛)。

3.得点シーン解説:なぜ登里享平は中央にいたのか。後半の“中村憲剛マンマーク作戦”を逆手にとって呼び込んだ逆転弾。

4.コンパクトさと切り替えの早さを維持した守備陣。「後半に関しては切り替えもすごく早かったし、満足出来ます」(車屋紳太郎)。

5.「サッカーが仕事なんで。サッカーできることがありがたいです」。神戸戦前日に奈良竜樹が語っていた決意。

 レビューは約6000文字です。

ワンポイントレビュー:恋の三角関係よりも面白い?憲剛、大島、E・ネットによるKOEの絶妙な三角関係。(1st第12節ヴィッセル神戸戦:3-1)

 チームは暫定とはいえ首位に浮上しました。
気付けばリーグ戦は1stも残り5試合ですからね。今週はアウェイ連戦というタフな日程ですが、突っ走って欲しいと思います。

(「ボールを持って仕事ができる奴は“一流”。だが、ボールを持たずとも仕事ができる奴は“超一流”ってな!!」のセリフが出てくるのは熱き挑戦のシリーズです)





コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です