等々力取材〜終盤の逆転後にまさかの頓死。


 あらためて等々力の大宮戦。

何が困ったって、キテレツ大百科に出てくるスネ夫的なポジションのこのキャラの名前が出てこなくて困りましたわ(正解はトンガリ)。
 さて。
試合のほうはというと、会心の逆転勝ちゲームになるはずが、試合終了に信じられないような逆転負けに。大久保選手のゴールで3-2となった瞬間、その場にへたり込み始めた大宮の選手達の姿を見て、「さすがに勝っただろ」と思ったのですが・・・甘かったですね。これだけショッキングな負け方もなかなか経験したことがありません。将棋の対局で例えれば、序盤と中盤でリードされながらも粘り強く攻め続けて終盤に逆転したものの、間違えるはずもない寄せの段階で”頓死”してしまったような・・・・そんな負け方でした。試合後の記者席で、しばらくハニワみたいな顔で固ってしまいましたよ、えぇ。
 軽率なファウルでセットプレーを与えていること、セットプレーでの個人の守備対応、ロスタイムに失点が相次いでいることなど、ここ数試合で起きている現象から問題点を指摘すること自体は、比較的容易いです。ただだからといって、そういうことじゃないところに難しさがありますよね。チームはスタンダードな状態に戻りつつあると思いますが、そんな「いつも通り」でも勝てないときもありますわな・・・もっとも、試合後のミックスゾーンでは、「ロスタイムに失点が続いてますが、その原因は何ですか?」と、ストレート直球180キロの質問を選手に投げ込む記者もいましたが・笑。
 明るい材料もありました。

 ヨシメーターが久々に上がったことですね。
試合前日、「1点入れば変わると思うし、1点入ればノっていけると思っているんよ。頭でもケツでも、どこでもいいから当てて1点取りたいね」と話していた大大久保嘉人選手に今季初ゴールが生まれました。あのポジションであの反応ができるようになれば、昨年の嗅覚が戻って来たのを感じますしね。
 ただ密かに面白かったのは1点目のオウンゴールの場面だったります。
丁寧かつ、しつこい崩しから抜け出した田中裕介選手のあげたクロスを相手DFが足でクリアし、そのままゴールマウスに。GKが必死にかき出しボールがラインを超えたかどうか・・・の場面で大久保選手が詰めてゴールになりましたが、公式記録ではオウンゴールでした。
 実は大久保選手も自分のゴールにならないかな・・・と期待していたそうです。ただそんな雰囲気がないので、同点ゴールを味方と喜んでいたところ、憲剛選手だけは主審のもとに駆け寄って「嘉人のゴールじゃないの?」と確認し続けてのだとか・・・笑。「俺より憲剛さんが審判にアピールしてくれてて・・・」と苦笑いしていましたが、大久保選手がゴールを決めたらノってくるというのをチームメートもわかっていたからこそ、是が非でも今年初ゴールを取ってもらいたかったんでしょうね。
 チームは日曜日には移動でオーストラリアに乗り込みました。
かなりタフな日程ですが、頑張ってもらうしかありません。まだまだシーズンはこれからです。
川崎周辺の書店ではこの3冊で「フロンターレ特設ブース」で販売しているお店も多いのだとか。僕の「将棋でサッカーが面白くなる本」もラインナップに加えてくれないかな・・・笑。
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