等々力取材〜今季2度目の敗戦。


 鳥栖戦は、今季2度目の等々力敗戦となりました。
いしかわごうオフィシャルブログ「サッカーのしわざなのだ。」
もしホームで負けるとしたら、華麗でソリッドなサッカーをする相手よりは、とことんまで泥臭くて戦って、頑張る相手のほうかも…などと漠然と思ってましたが、この日の鳥栖がそんなチームでした。
・・とまぁ、等々力で湘南に負けたときと同じ感想を書いてみました。実際、そんな感じでした。
 前半終了後、ロッカールームに下がって行く大久保選手と森谷選手が何やら身振り手振りを交えながら話していました。森谷選手は大久保選手の言葉にしきりにうなづいています。
 試合後、森谷選手に聞いてみると「もっとパスを自分につけて欲しい」と要求されていたと明かしてくれました。鳥栖は、前からボールを奪いにくるかと思いきやそうでもなく、中央を固く締めていたので、なかなか攻撃のスイッチを入れることができませんでした。かつ、フロンターレのボールの失い方がいつもより悪かったですね。簡単にひっかけてしまい、何度かショートカウンターを浴びる場面も目立ちました。
 それでも前線の大久保選手にボールを付けるべきだったと。大久保選手も怖がらずに付けて欲しいと言っていたと。「自分が前を向いたときに一発でパスを入れるようにしないといけなかったし、出せるタイミングもあったのですが遅れてしまって・・・」と、縦パスのタイミングを逸してしまったことを悔やんでいました。後半は憲剛選手が中盤の底に下がり、森谷選手がやや高い位置となり、やや流動的になっていましたが、前半からもっと勇気を持ってやっていてもよかったのかもしれません。
 全体を振り返って気になったのは、やはり中盤の構成ですね。
稲本選手の負傷欠場により、ボランチに森谷選手、右サイドにアランが配置されました。この顔ぶれでもチーム力自体は落ちないと思うのですが、鳥栖のような守り方を攻略するためには、局面ごとに本当に緻密な作業が求められます。
 この状況が長く続くと、どうしても見劣りするのがアランです。彼はドリブラーですし、時間とスペースを与えてサイドで勝負させるタイプ。足元のパスワークやコンビネーションで打開していく状況が長く続くと、どうしても緻密さや連係面では物足りなさを感じてしまいます。
 とはいっても、彼は7月に移籍してきた選手ですからね。驚くほど飲み込みが早いほうなのです。なので、足元の技術や周囲との呼吸は徐々に高めて行って欲しいと思うのですが、最近は、中央を堅く締められて、レナトにタイトなマークを付いて封じるチームも増えてきているだけに、右からの打開策が必要になっている部分もあるので、難しいですよね。その意味で、小林選手が復帰したのは大きいと思いますが。
負けは負けですし、鳥栖の守備は素晴らしかったです。でも、あのような守り方をするチームに上回っていくだけの力をフロンターレには身につけて欲しいと思います。
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