やべっちF.C.マガジン発売しました〜中山雅史という生き方。






やべっちF.C.マガジンが昨日発売になりました。
いしかわごうオフィシャルブログ「サッカーのしわざなのだ。」
 中山雅史さんのロングインタビューなど、いろいろと記事を担当させてもらいました。番組でオンエアされて話題になった内田選手と名波さんの対談も詳しく掲載してますよ。
 中山雅史さんのインタビューは、個人的にも面白かったですね。
ストライカーとしてどう生きてきたのか。テクニカルな部分も含めてかなりコアな話も聞かせてもらったのと同時に、長年気になっていて聞きたかった疑問も色々と聞かせてもらいました。

 例えばジュビロ磐田時代、ペナルティエリアのボックス内で相手を外す動きを身につけるため、当時コーチだった山本昌邦さんがNBAの試合映像を中山さんに見せていたというエピソードを聞いたことがあります。今から10年以上前の話だと思いますが、今なら風間監督の言う、相手の逆を突く動き、マークを外す動きとも通じる考えですよね。風間監督も狭い空間の中でも動き方については、バスケットボールやハンドボールの例をよく出しますから。
 ただそのエピソードの真相を中山さん本人に聞いたら、「よく言われるんだけど、観た覚えがないんだよねー」とサラリと言っていました・笑。ただ視野の確保とか身体の向きなどは細かく指導を受けたそうですから、山本昌邦さんが映像を研究として観ていて、中山さんには見せていなかったのかな・・・そっちの真相、山本さんに聞きたいですね・笑。
 他にも、決めたシュートだけではなく、決められなかったシュートについても聞きたいシーンがありました。これは紙面の都合でカットした話なのですが、それは、98年のフランスワールドカップのクロアチア代表戦、中田英寿選手の素晴らしいスルーパスに抜け出し、絶妙なトラップから力強く放った決定的なシュートです。惜しくも相手GKの手 に阻まれてしまいましたが、もし決まっていれば、あれがワールドカップ日本人初ゴールになっていました。地面を叩いて悔しがっていた中山さんの姿が印象的です。あのシーンを中山さん自身はどう消化しているのか。すごく気になっていたんです。
 中山さんはあの瞬間に何をどう考えていたのか。聞いてみると、すごく丁寧かつ詳細に振り返ってくれました。
「あれはヒデが持ったときに、斜めに離れる動きをして、それでヒデからのボールも間接視野で受けるようにしていました。あのとき、どこにボールを置いて、それによってどういうシュートを打てるか考えてました。トラップまではすべてイメージ通りだったと思います」

トラップまではイメージ通り。でもシュートが相手GKの手に弾かれた。それをどう解釈しているのか。
「後に映像を見ると、ループを打てていた、右に転がせればキーパーは取れなかったかもとは思いました。ただあの場面は、トップスピードで走りながらボールを引き出して、止めて、蹴っている。そしてシュートの後に倒れているんですよね。身体が外に流れながらシュートを打っている。そう考えると右に転がす、ループうんぬんは自分の技術では無理でしたね。だから当時の自分の技術では、もっと強く蹴るしか無かったと思います。弾かれても入るようなシュートを打つしか無かった他の選手からすればもっと違う選択肢もあったかもしれない。でも当時の自分はそれぐらいですね。あの時点の自分でやれることは全てやったと思います」

 「あの時点の自分でやれることは全てやったと思います」と聞いて「なるほど」と思いましたね。こんな感じで「中山雅史という生き方」が詰まっているインタビューですから、もしよければ手に取って読んでみてください。サッカー専門誌に比べると、ライトなファンにも読みやすい記事も多いですから、オススメです。
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 ちなみに昨年、コンサドーレ札幌でチームメートだった山本真希選手に、中山さんのことについて聞くと、「僕がいたときはずっとリハビリをされていたんですよ。それに地元・静岡のレジェンドですから、僕なんかが話しかけられる存在ではなかったです」と言ってましたね。それこそ、カズと並ぶレジェンドでしょうな。





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