書評:サッカー「海外組」の値打ち


どうも。サッカー本ソムリエ・いしかわごうです。
 今回紹介する本はこちら。
いしかわごうオフィシャルブログ「サッカーのしわざなのだ。」
 サッカー「海外組」の値打ち
 小宮さんの新刊です。
日本人選手の海外挑戦を扱った書籍はこれまでもたくさん出ていますが、これは彼らが直面するピッチ上以外の問題、言語や生活など環境面などの問題にアプローチした内容です。しっかりとした本なのですが、新書本だからなのか、気を利かせてサッカー本のコーナーに置いている店が少ないためか、あまり知られていない気がします。
 「海外でプレーすることは海外で生活することと同義だ」と語り、冒頭ではナイジェリア代表のババンギダをがFC.バルセロナの下部組織に所属していた時代の話を極端な例として挙げています。ババンギダ・・・・なんか懐かしいな。昔のウイイレでめっちゃスピード値が高かったので覚えているわー・笑。彼はイスラム教徒だったため、宗教的な理由から朝食や昼食を抜いて練習するなど、不規則な摂取でのコンディション調整を余儀なくされる時期もあったそうです。
 本書の中では、そういうピッチ外でのエピソードが豊富に収録されております。
興味深いのは、日本人選手の海外組の変遷や軌跡を辿る内容で終わっていないことですね。
ドイツやオランダでは結果を出している日本人選手は多いが、なぜスペインやイタリアでは苦戦を強いられているのかなど、そういった一歩踏み込んだ考察が鋭い。日本人選手中心にフォーカスしていて、ここ10年の海外挑戦組の軌跡をかなり細かく網羅しているので、備忘録として読んでていても面白い。中学時代に2年半、ブラジル留学していた山瀬功治選手まで登場していたほどです。
 現在、ワールドカップ最終予選の真っ只中なわけですが、日本代表選手の多くは海外組です。彼らに対する理解が変わる一冊としてもおススメです。
サッカー本のコーナーではなく、新書棚に置いてあることが多いです。探すのが面倒くさい人は、ネットで注文するのもありです。
サッカー「海外組」の値打ち (中公新書ラクレ)/小宮 良之

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こちらは小澤さんの本。移籍ビジネスの内容です。
サッカー選手の正しい売り方 移籍ビジネスで儲ける欧州のクラブ、儲けられない日本のクラブ/小澤一郎

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秋元さんの海外挑戦経験者に行ったインタビュー集。
僕たち「海外組」がホンネを話した本―フロンティア精神に学ぶ世界で勝つためのサッカー論/秋元 大輔

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エイジーニョさんのドイツリーグの挑戦記。セルフインタビューという斬新な手法を採用しています・笑・
オレもサッカー「海外組」になるんだ!!!/吉崎 エイジーニョ

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