真面目な森下俊選手。


 今日は森下俊選手です。
 森下選手は・・・・なんだろう、真面目ですね。
シーズン前のこの時期というのは、実戦的な練習をまだしていないこともあって、取材する側も聞ける話題がどうしても限られてしまいます。サッカーの話にしても、ピッチ上で起きた具体的なサッカー論ではなく、少し抽象的なサッカー論になりますからね。あとはピッチ外のこと(味方の印象や意気込み、趣味とか)が多くなります・・・選手のキャラクターを早く掴みたいですし、それはそれで意外な一面が垣間見れて面白かったりします。
 ただ森下選手の場合は、京都サンガから移籍してきたということもあって、サッカー話をガッツリ聞いてしまいました。「実は大木さんには甲府の監督時代に大変お世話になって・・・」と明かすと、彼も京都での練習内容や感じた変化を直球で語ってくれましたね。おかげで刺激的な話をたくさん聞けることができました。
 一番戸惑ったのは、「そこもボールに(アプローチへ)いくの?」という判断だったそうです。
例えば、ディフェンスには「迷ったら待て」という言葉がありますよね。カウンターを受けてピンチになった状況で、残されたのが自分だけの場合、すぐに飛び込まずに味方が戻ってくるまで待ってディレイさせるというのは、守備側のひとつのセオリーです。
でも大木監督の判断は違う。「そこはボールにいけ!」と言われる。「迷ったら前に」が原則なんです。人数を揃えること、スペースを埋めることよりも、ボールを最優先する。「えっ、そこもボールに(アプローチへ)いくの?」と、頭と身体が慣れるまでかなりとまどったそうです。
 浸透するまで時間はかかりますが、シーズン中盤以降はチームも手ごたえを感じてきて、終盤は怒涛の連勝劇。天皇杯ではJ2ながら鹿島やマリノスを撃破して決勝進出ですからね。大木さんのもとでやっているサッカーは面白かったといってました。
京都に愛着もあったとのことですが、J1でプレーしたいとの思いでフロンターレに移籍。フロンターレは攻撃的なチームですし、ここでもそういうプレーが求められていることも自覚していました。
・・・ってな感じでガッツリと真面目なサッカー談義をしてしまったので、「5月11日生まれって、泉谷しげるとか浜田雅功と同じですよねー」とか、くだけた話ができませんでした・笑。
背番号33なのは、京都時代の3に思い入れがあるのかな、とかも聞きたいこともいろいろあるのですが、それはまたキャンプから戻ってきてからの機会にでも。
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