8月のファーストマッチ。

 気づいている方もおるかと思いますが、ブログプロフィールのアイコンを似顔絵に変えてみました。
もともとはツイッターのプロフィール用に作成してもらったんですけど、せっかくなんで、ブログでも使おうと思います。
 さて、8月のファーストマッチとなった昨日の川崎F対C大阪は、1-2で敗戦。
月が変われば、ツキも変わると思ったのですが残念でした。試合内容と結果に関して思うこともいろいろあるのですが、それを詳しく書き始めるとキリがないですし、エルゴラやブロゴラで使いたいネタまでつい書いてしまいそうなので(笑)、ここではブレーキかけておきます。
 ピッチ外のことでいうと、誤算だったのが小宮山選手の試合直前での欠場。
 スタメン発表が終わって、一時間ぐらい前かな。まだキーパー練習も始まる前の等々力のピッチ脇で、小宮山選手はトレーナーに付き添われながら、ひとりでダッシュを繰り返していたんですよ。そして一通りダッシュを終えたあと、ロッカーに戻っていきましたが、この時間帯に一人でトレーナーと相談しながら動きを確認していたので、もしかしたら何か問題が起きたのかなと記者仲間と話していたんですよ。
 そうしたら、アップを終えてから行われる選手紹介の際、ベンチスタートだったはずの柴崎晃誠選手がスタメンとしてオーロラビジョンで紹介。そして当初は登録外だった田中雄大選手がベンチメンバーに。そしてキックオフ直前、広報さんが記者席に変更になったスタメン表を配りに来ました。「小宮山は左ふくらはぎの違和感です」との説明でした。
 
 試合が始まると、小宮山選手のポジションである左SBには右SBの田中裕介選手が入って、右SBにはボランチの田坂選手、そしてそのボランチには負傷明けの柴崎選手がという形でした。SBとCBのできる實藤選手が負傷でベンチ入りしていなかったのが痛手でしたね。彼がベンチにいれば、どちらのSBもできますし、連携も含めて何も問題はなかったと思いますし。
 キックオフからスクランブル体制でしたが、入り方はよかったんですよね。セレッソは相変わらず両SBが高い位置を取るので、いい形でつないでその背後のスペースを突ければ、一気にチャンスが作れる。6分にはその狙い通りの形でビッグチャンス。ワンタッチゴーラー小林悠に、ジュニーニョから「あとは流し込むだけ」のラストパスという場面もありました。でもそこで決められずにいると、開始10分でCKから失点。この失点時間って、前節浦和戦とほぼ同じ時間帯。つまり、残り80分は、引いた相手をどう崩すかの作業になりました・・って、うん、書き始めたら、やっぱりキリないな。
 ただ最近の負け方を見ていて気になるのは、まず相馬フロンターレの対策が相手に共有されつつあること(具体的なことは書きませんが)。そしてこちらが先に失点した展開になっていることで、その形にまんまとはめられていることかな。
もちろん、いくら対策を取られてもそれを打ち負かすだけのパワーであったり、戦術のオプションがあれば理想なのですが、就任一年目の監督がスタイルを浸透させている段階ですし、さらにけが人も多く台所事情も厳しい状況下で、その戦い方に「幅」を持たすことを監督や選手に要求するのは、現時点ではちょっと酷かなとも思ってます。夏場と言う要素も含めてね。
 だから現実的には、まず自分たちが先手を取って相手が狙っているパターンに持ち込ませない試合展開にさせるのが大事なんだよな。それだけに浦和戦やセレッソ戦のような形での失点が非常にもったいないわけで、うん。
 あんまり書かないといいつつ、結局、こんなにツラツラ書いてしまった・・・いやーん。
ではみなさん、明日からよい一週間を。... 記事を読む

「6月の勝利の歌を忘れない」の雑記その2。

昨日のブログで「6月の勝利の歌を忘れない」のDVDを見直したことを書いたら、ツイッター上でも同じようにしている人をたくさん発見しました。なんだかうれしいっすね。やっぱりサッカーファンの考えることって同じなんですね。
 ただこの作品はすでに廃盤になっているらしく、Amazonのマーケットプライスで新品を購入しようとすると、とんでもない高値になっていたことはアイタタタ・・・でしたけど。昨日の夕方見たときは、新品で5万円越えしていた。いくらなんでも高すぎでしょう(現在はそこまでではしないようです)。まぁ、youtubeにアップされているようなので、どうしても見たい方はそこで探してみるのもいいかと思います。
あと彼のインタビューが掲載されている、春に出た季刊エルゴラもAmazonのマーケットプライスでは5800円の値段になっているとのこと。ただこちらはまだ若干在庫があるので、書店経由で入手すれば定価で購入できるはずです。
季刊エルゴラ 2011年 05月号 [雑誌]/著者不明

¥580
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 さてこのDVDの感想は昨日も書いたのですが、今日ももう少しだけ。
なんというか、当時は何気ないと思っていたシーンでもイチイチ考えてしまうんですよね。例えば冒頭で、松田直樹がマッサージを受けながら、「これどういうので使うの?」とカメラを回して映像を撮っている代表スタッフに尋ねる場面。「NHKとかフジテレビに売るの?」、「それもありえない話ではないけど・・・」みたいな、なんとも思わないで見ていた、たわいもない会話ですよ。でもさ、発売から9年後に。こんな思いで、松田直樹の発言を見なければならないわけじゃない。
 ラストシーンもしかりです。
ベスト16で散ったトルコ代表戦後のロッカールームの様子を伝えて、この作品は幕が閉じるんですが、サッカー協会の方が、敗戦で深くうなだれる選手たちの前で、こう言います。
「・・・2006年、2010年とワールドカップは続いていきます」
 このシーンを見た当時は、「次は2006年ってずいぶん先だな。ましてや2010年なんて・・・」と感じていたものですよ。すごく、すごく、遠い未来のことのように感じていた。
でも、いまは2011年なんですよね。
2006年も、2010年も、未来ではなく日本サッカーの過去としてすでに刻まれている。
SMAPの夜空ノムコウじゃないけれど、あの頃の未来に僕らは立っているんですよね。
しかも当時学生だった自分が、いっぱしのサッカーライターとして仕事してるんだもんな・・・・。
そんなことをしみじみと思いましたね。
ちなみにこの場面、松田直樹は「ディフェンダーはベテランでいこうよ!」と盛り上げて、「またフラットスリーでいくの?」と味方から突っ込まれていた。あははは。
 あー、松田直樹の自伝が読みたくなった。
読んだ後に、売ってしまったんだよなー。売らなきゃよかった。
闘争人―松田直樹物語 (SAN-EI MOOK)/二宮 寿朗

¥1,600
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さて。
今日は、等々力でフロンターレ対セレッソ戦の取材です。いろんな思いを背負ってピッチに立つ選手がいると思います。しっかり取材せねばな。... 記事を読む

今日のエルゴラ、そして「6月の勝利の歌を忘れない」の松田直樹を見て。

今日のエルゴラ。
昨日の午後に届いた悲しいお知らせにより、急遽紙面が差し替えとなりました。松田直樹選手が表紙です。一夜明けても、やっぱり信じられません。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
日本のサッカー界で別れの季節というのは12月なんです。天皇杯に勝ち残っていないクラブは、12月頭にシーズンが終わると、だいたいその後1週間ぐらいの全体練習を終えるとオフに入ります。だから取材する記者にとっても、クラブから離れる選手とは、そのシーズン後のわずかな練習期間が触れ合うことの出来る最後の機会になる。
 選手が所属クラブを離れる理由は、「移籍を志願している」、「引退を決断している」、「戦力外通告を受けている」などさまざまですが、やはりさびしいのが戦力外通告を受けた選手。シーズンが終わったばかりで、まだ次の移籍先が決まってない状態で彼らと別れの挨拶をしなければなりません。
 このとき、僕は「さよなら」とは言わないようにしている。「じゃあ、また」と言ってその選手と握手するようにしている。その選手がサッカーに携わる仕事にい続ければ、そして自分がサッカーの仕事を続けていれば、またどこかで会えると信じているからです。「さよなら」と言って別れると、なんかずっと会えない気がするんですよね。だって、その選手が現役選手としてであれ、指導者の道であれ、あるいは解説者業なりのメディアでの仕事なのかはわからないですけど、またサッカーの世界で会おうよという思いもこもっている。だから「さよなら」は言わないようにしているんです。
 でも松田直樹選手にはとはもう会えなくなってしまった。「さよなら」と言わなくてはならない。本当につらい「さよなら」だ。こんな悲しいことはないです。
昨日の夜、フロンターレの練習取材から帰ってきてから、あるDVDを見ようと思った。
 「6月の勝利の歌を忘れない」
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
2002年日韓ワールドカップのトルシエジャパンに密着していたドキュメント。もともとDVD用に収録していたのではなく、帯同している代表スタッフが撮影した映像を、岩井俊二監督が編集した作品で発売当時は大変話題になった。
六月の勝利の歌を忘れない 日本代表、真実の30日間ドキュメント DVD-BOX/出演者不明

¥7,980
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押入れから引っ張り出して見てみようと思った。
 見直すのは、一体何年ぶりだろう?
懐かしい顔ぶれだ。当たり前だけどみんな若い。トルシエは相変わらずだし、通訳のダバディもいい味を出している。中田英寿もいる。戸田和幸は赤いトサカだ。いまはフロンターレでプレーする稲本潤一もいる。このときのメンバーにはやはり思い入れがある。
そんな中で松田直樹は・・・やっぱり松田直樹だった。
彼らしいなと思ったシーンが、開幕前の決起集会での一コマだ。一番にプールに飛び込んでいって、その場を盛り上げたのは松田選手だった。さらに誰もが一目置いている中田英寿にも遠慮なく「ナカタが飛ぶぞ」コールをして彼をプールに落とし、ズブ濡れになっている中田英寿に頭をガシガシ叩かれていた。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 大会中はフラットスリーの右CBとしてレギュラーを担っている。そして初戦のベルギー戦では、ラインコントロールにミスが生じて、二列目から飛び出しで右サイドを破られて失点を喫している。トルシエからも呼び出されて、松田選手が厳しく咎められている場面もあった。
 その後、ロシア戦を控えた練習後。
最終ラインだけでラインコントロールの修正点をあれこれ話し合っている場面があった。
「ただアイツはすっげぇうるせいじゃん。でもまぁ、試合で点を取られなきゃいんでしょ。」
アイツというのはトルシエのこと。トルシエの理論通りでは、ときに守備に破綻が生じることもあるのは選手たちも痛感していた。そんな状況を踏まえて、松田選手はそう言い放っていたのである。こういうやんちゃっぷりも、なんだか彼らしいな。
そんな風に映像にのめりこんでいけばいくほど、そして「6月の勝利の歌を忘れない」を見終わっても、やっぱり松田直樹のプレーがもう二度と見られなくなったなんて信じられなかった。
本当に残念です。
心からご冥福をお祈り申し上げます。... 記事を読む

サカつく7、発売しました。

今日、8月4日はサカつく7の発売日です。
いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
いつも楽しみなサカつくですが、なんといっても今回はゲーム内に「エルゴラッソ」が出てくるんですよ!!
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
国内と海内のサッカー情報が網羅されております。ゲーム内に出てくるフロンターレ選手のプレースタイル紹介文は、僕が担当してたりします。えへっ☆
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 エルゴラに掲載するプレー体験記を書く関係で、発売前にプレーさせてもらったのですが、僕はフロンターレを担当。攻撃力が自慢のチームなので、「攻撃重視」のメニューを組み、自分の能力配分も、攻撃陣のスクルアップに特化して実施して、采配も勝ちにこだわる戦い方をした結果、無事2年目でタイトルが取れました。工夫次第で十分にいけると思います。
オリジナルクラブ、Jクラブ、海外のクラブといろいろ渡り歩くことができるので、やり応えがありますね。Jリーグだと、各クラブの秘蔵っ子設定なんかもあって、選手にも愛着が持てる内容になってると思います。
早く製品版もプレーしたいのですが、エルゴラ編集部経由でSEGAさんから送っていただけるとのことなので、届くまで待機中です。楽しみだ。
J.リーグ プロサッカークラブをつくろう! 7 EURO PLUS/セガ

¥6,279
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懐かしくなったので、押入れにある前作を引っ張り出してきてみました。2年前に出た前回のサカつく6は、メインキャラクターにオシムさん。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
仕事絡みでいただいた品なので、実はこのパッケージには秘書の直筆サインが書いてあるんですよ!!
誰のサインかというと、八田亜矢子(下)さんと山岸舞彩(上)さん!!
二人とも活躍中ですが、特に山岸舞彩さんは、いまやNHKのスポーツキャスターとして大活躍ですからね。これっってもしかして、すごく価値があったりする?
譲って欲しい方は、希望金額を明示の上、いしかわごうまで連絡ください(ウソですよ)。... 記事を読む

スパサカ。

月曜深夜に放送しているので、見逃しがちなTBSの「スーパーサッカー」。
その時間は寝ているので、毎週録画してあとで見ているのですが、今週の放送はなでしこジャパンをゲストに招いてのトークでした。ついに国民栄誉賞も受賞ですかー、すごいわ。
 なかなか面白かったですね。
まず帰国時、澤さんが「お寿司を食べたい」と言っていたことに着目し、近賀ゆかり選手の実家であるお寿司屋さんに行き、「なでしこイレブン寿司」を父親に作ってもらう企画を実施してました。
 2トップの安藤梢選手と川澄奈穂美選手は、スピードとキレがあるので「イカ」、澤穂希選手は寿司の王様ということで「中トロ」、岩清水梓選手は、センターバックとして守備をシメる意味で、貝の中でも王道の「赤貝」とか、趣向を凝らしていました。近賀ゆかり選手は、右サイドバックとして上下動を繰り返し、攻撃に守備に、粘って粘って戦い抜いてきたので、「納豆」でした。
鮫島彩選手は寿司ネタにサメがないので「カニ」とか、かなり強引なのもありましたけど、そこは「小さいことは気にするな!ワカチコ、ワカチコっ!」ってことでいいと思います(古いよ、ネタが)。
最後に佐々木則夫監督は、イレブンを包み込むっていうことで「かんぴょう巻」。「則夫だから、ノリで包むってことで」とか、キレ味抜群のダジャレも発揮していました。
 あと澤選手に向けて、中村憲剛選手から祝福のVTRも流れていました。
その中で「怪物だなんて言ってません!」と、ある報道を全力否定(笑)。たぶん、これかな?
憲剛も応援「沢さんは最初に会った怪物」
http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20110713-804215.html
 僕が取材したときとは別の日なので、真相はわかりませんが。まぁ、小学生時代の2歳上の上級生って、ものすごく大人でもありますからね。澤選手について語るときの中村選手が、ものすごく腰が低くなっていたのも、ちょっとわかる気がします。
なお自分が取材したときは、「同じ2歳上の伊藤宏樹さんには、すごいタメ口をきいてますけどね」と律儀にオチをつけてくれてました(笑)。
澤選手の自伝「ほまれ」にも、ちゃんとケンゴ選手の話題は出てきてますよ。
ほまれ/澤 穂希

¥1,680
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書評:サッカー戦術とは何か?が誰でも簡単に分かるようになる本

どうも。
サッカー本・ソムリエこと、いしかわごうです。
今回紹介するサッカー本は、こちらです。
「サッカー戦術とは何か?が誰でも簡単に分かるようになる本」
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
・・・タイトル、ながっ!
いしかわごうの中学生時代、「愛のままにわがままに。僕は君だけを傷つけない」、「別れましょう私から。消えましょうあなたから」、「愛を語るよりもくちづけをかわそう」などと、やたら長いタイトルのJポップが流行っていたのですが、それを彷彿とさせるようなタイトルの長さですね。
 実はこれ、ライターの北健一郎くんと池袋で飲んだときに手渡しでもらった本なんですよ。読み終わって本棚に入れていたら、書評を更新するのをすっかり忘れてしまいました。でもいい本だったので、ちゃんと書評書きたいと思います。
 
 「戦術本」といえば、近年ではチームの志向する戦術やそのメカニズムを明らかにする内容であったり、試合での両チームのシステムのかみ合わせを解説するものが主流になってますが、この本はどちらかといえば、「個人の戦術」に比重を置いて解説しています。監督目線と言うよりも、選手目線での戦術を機能させるポイントを読み取る本ですね。
 例えば、「プレッシング」という戦術ひとつをとってみても、「グループとして連動しているかどうか」ではなく、個人がボールに寄せるタイミングはどうはかればいいのか、プレスにいくかどうかの判断はどうやって見極めるべきなのかなど、その選手個々の局面判断を磨く上で必要なコツがわかりやすく書かれています。セオリーがちりばめられている良書でもあるので、実戦書としても役立つと思います。よく「高い戦術眼を持っている」だの「頭のいい」と言われている選手というのは、戦況に応じたプレーの判断が早くて正確であったり、その選択の引き出しが多いわけですが、これを読めばその理由もうなづけるのではないかと。あと、過去の実例を出しながら、解説に厚みを加えていく西部さんの戦術ストーリーも、読み物としても面白いです。
 巷に出ている戦術本で勉強し、そのチームの戦い方の狙いを把握できるようになったと思った人は、次に読むなら、この本がオススメですね。戦術面でのぶつかりあいで生まれる局地戦、そこでの選手同士による駆け引きに注目できるようになると思いますよ。
サッカー戦術とは何か?が誰でも簡単に分かるようになる本/西部 謙司

¥1,470
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最近買った漫画。

$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
・グラゼニ
タイトルは「グラウンドには銭が埋まっている」の略。主人公は年俸1800万円の中継ぎ投手。選手目線でカネについて語りまくるという、ちょっと新しい切り口のプロ野球漫画ですね。
野球業界の内情もどこまで本当かわからないけど、その周辺のこともあれこれ書いております。自分はサッカー畑で活動しているライーターですが、プロスポーツの世界として理解できる部分もあり、野球はこうなんだーという違いの発見もあったりで、ふむふむうなづきながら読んでしまった。
・ヘタッピ漫画研究所R
昔、鳥山明が「ヘタッピ漫画研究所」という本を出していて、小学生時代に読んだ記憶がある。これはその復活版らしいです。
冨樫義博が登場したときに語っていた漫画の作り方を立ち読みしたときすごく面白かったので、そのページだけを読みたくて購入。
映画や短編小説の分析から始まり、「大きいウソにいかに説得力を持たせるかに力を注いでいる」、「漫才形式のネーム作成法」など冨樫義博のリアルな創作秘話が紹介されていた。ここだけでも買って読む価値がありましたな。
 漫画ネタといえば、フロンターレのHPの選手アンケート見ていると、「スラムダンク」を好きな漫画として挙げる選手って多いですよね。
 最近、横山選手にスラムダンクの好きな場面を聞く機会があったんですけど、彼は「桜木花道が安西先生に、『オヤジの全盛期はいつなんだよ?』って聞くところですね」といってました。「全日本のときか? おれは、いまなんだよ。」っていう、山王戦のベンチでのやりとりですよね。確かにあそこは名シーンだ!
・・・と盛り上がっていたら、「ほんと、いまなんですよね。今、頑張れなかったら、この先も頑張れないですから」とケガで治療中の自分に言い聞かせるように語ってくれました。
間もなく復帰できると思いますが、悔しい思いをしている分、8月からは巻き返して欲しいですね。
おれも、今だよ!いま頑張るわ!!8月頑張ろう。
グラゼニ (1)/森高 夕次

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ヘタッピマンガ研究所R (ジャンプコミックス)/村田 雄介

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Amazon.co.jp... 記事を読む

7月ラストデイ。

 今日で7月も終わりなんすね。
7月最後の公式戦・浦和戦は0-1で黒星・・・残念。
等々力では勝つのはもちろん、「3ゴールとる」というのがなぜか最近ずっと続いていましたからね(失点数のことは触れません・笑)。ホームでの敗戦は、再開初戦の仙台戦に続き、今年2敗目かー。等々力取材の帰りの電車では、いつも「勝ち原稿をどう書くか、そしてMOMの寸評どうするかなー」と頭を働かせているので、負けでの帰り道はちょっと慣れてなかったりします。たぶんフロンターレサポーターの皆さんもそうでしょうけど。
 試合に関することはエルゴラに書きました。
個人的に気になっているのが、最近のジュニーニョ。プレビューでも奮起を促す原稿を書いたのですが、この日も・・・うーん。前線からの守備をすごくするようになっているし、攻撃のときもボールを持ったときの状況判断は、相変わらずいいんですよ。囲まれているときは無理せずに周りを使うし、1対1ならば仕掛けていく。ああいうプレーの選択を見ていると、やっぱり頭いいなーって思う。
 ただその仕掛けのときに、最近はどうにも相手に引っかかるんですよね。相手をドリブルで抜いていきたいところで止められてしまう。あるいは、シュートを打とうとすると、DFに足を出されて弾かれてしまう。そういう場面がちょっと目立つ気がします。結果的には、それが前線での悪いボールの奪われ方にもつながる局面にもなる。浦和戦の失点もそういう類だと思ってます。
 前からプレスをかけてサイドにボールを出させて、右SB田中裕介が中盤でボールを奪う。素早くジュニーニョにつなぎ、チャンスに。ボールを受けたジュニーニョがDFラインの前で仕掛ける。フェイントでCBをかわしてシュート・・・のはずが、それが足にブロックされる。こぼれ球が相手に拾われて、田中裕介の攻めあがっていた右SBのスペースを柏木に使われる。フロンターレのDFライン背後にアーリークロス。斜めに走りこむマルシオを小宮山が中に絞って対応にしにいくが、そのクリアがオウンゴールに。こういう流れでした。
 捉え方によっては、「シュートのこぼれ球が、運悪く相手に転がってカウンターにつながった」ともいえるのですが、ジュニーニョに関しては、そういう場面に転がる割合がちょっと多い印象なので、なんか気になっています。
細かいかなー、おれ(笑)。ただ人数をかけて崩していく攻撃を志向しているチームだけに、そのへんのリスクマネジメントも大事だと思うんでねぇ。そんなことをブログでツラツラと書いてみました。
7月は白星と黒星が交互に続いて、右肩上がりとはいきませんでした。
でも月が変われば、ツキも変わる。
8月からまた頑張りましょう。
・・・・って、ダラダラしていると、あっという間に2011年も終わっちまうぜ。... 記事を読む