松本人志コントNHK第2話感想。

先月から始まった「松本人志のコント MHK」。全5回予定の第2回でした。
今回は「ヒーロー戦隊/ハンドバルーン/シール]」の3本立て。ざっと感想なんぞを。
 まず前回との一番の変化は、コントの効果音に「笑い声」を足していたこと。
昔、トーク番組でゲストの話がつまらないとき、「ドリフのおばちゃん笑いを足しておくから」というボケも言ってたぐらいですからね。たぶん「あえて」やっていると思うのだけど、これをどう捉えればいいのかが、正直、よくわからんかった。
・ヒーロー戦隊
クラシックな服装をした5人がヒーローに変身後、アップになって決めゼリフを言って怪人と戦闘開始・・・かと思いきや、その一言を受けて、延々とアップシーンの切り替えで5人の会話が続いていくコント。セリフを言い合っているうちに催眠ガスでやられて全滅し、本部にいるボス(松本人志)に怒られる流れを繰り返す。リフレインする会話の途中で、なぜかブラック’(笑い飯の西田幸治)がいたり、ブルー(東野幸治)はマイペースにキックばかり連打してたりと、ちょっとした変化にじわじわくる面白さはある。でも5回目ぐらいからは、さすがにちょっと飽きてきた・笑。
・ハンドバルーン
ハンドバルーンという架空競技の日本代表・南雲浩のアジア大会に向けたインタビュー。これが一番面白かったかな。
いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
最初はありがちなテレビインタビューだったが、ライバルである韓国代表のパク・ミンジョンとの対戦に向けた意気込みあたりから、徐々に話がややこしくなる。「一番大事なのは、1回戦ではなくて2回戦」、「1回戦で負けても敗者復活戦でEブロックの3回戦にいける」、「いや、今年は2回戦で負けてもFブロックにいける・・・だから、勝ちすぎてもいけない。勝ちすぎると、Gブロックに入れられてしまうから」と・・・すごく複雑なトーナメント表の組み合わせを説明しだす南雲。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
(実際の組み合わせ表・・・・ややこし過ぎるでしょ・笑)
「ややこしさがハンドバルーンの魅力だとも思っている」(南雲浩)だそうです。まぁ、サッカーの予選リーグなんかでもありますよね。「グループ2位の場合は、他のグループ2位との得失点差上位3チームまでが決勝トーナメントにいける」とか、少し説明がいるレギュレーション。それを複雑にして笑いに変換していたので、めっちゃウケましたわ。あと南雲が語った「97年のアムステルダムの悪夢」。この悲劇以来、「4年間、女子と試合することになった」ってどんなペナルティーだよ。
・シール
身の回りのモノに、その名前のシールを張らないと発作が止まらない男のコント。最初は「背もたれ」とか「床」とかだったけど、次第に「斜め前のおばはん」、「おばはんの失敗パーマ」、「おっさんのほうれい線」、「壊れかけのRADIO」とかフレーズでボケていく感じ。ただオチがちょっとイマイチだったかな。
次回は1月の放送だそうです。
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ジュニーニョ・ラストダンス。

 ジュニーニョのラストダンスについても。
前半は一方的に押し込まれていたので、持ち味を出す機会はありませんでしたが、後半にすべてを出し切っていました。
 まずはCKのこぼれ球をしっかりとプッシュしてゴール。
その瞬間、ジュニーニョはユニフォームを脱いで、そのままフロンターレサポーターのいるゴール裏に投げ入れました。記者席でも「おおっ!ユニフォーム投げた!!」と盛り上がりましたよ。
さすがと思ったのは、そのときのゴンさん(中山通訳)との連係プレー。ゴンさんが待ってましたとばかりに替えのユニフォームを手に持って、ベンチに走ってくるジュニーニョに渡していました・笑。あっ、もちろんユニフォームを脱いだので、イエローカードを受けてます。審判にも謝ったみたいです。
 その後、強烈な地を這う弾道のミドルシュートもありました。
記者席からの視点だと、ちょうど一直線にゴールに吸い込まれるような軌跡で「入った!」と思ったのですが、惜しくもポストに弾かれました。あれが決まっていれば・・・なお試合後、「2点目を取っていたら、また投げていたの?」という問いかけには、「退場はしたくなかったですし(笑)、1枚しかシャツがないので、1回しか投げるつもりはありませんでした」とコメントしてましたね。
 試合終了後は、ケンゴ選手と肩を組んでベンチに下がっていく姿が印象的でした。
「今年、彼はチームのキャプテンではなかったが、『お前がチームの中心だ』ということを伝えた」とのことでした。
天皇杯も続くので、頑張って欲しいとチームにエールも送ってました。国内、国外からいくつかオファーがあるようなので、現役を続けてくれると
思います。
 ジュニーニョのお別れ会は、6日火曜日に等々力競技場で行われます。
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ヤマハスタジアム取材。

昨日は、ヤマハスタジアムでJ1最終節のジュビロ磐田対川崎フロンターレ戦を取材。
東京は朝から豪雨に近い大雨でしたが、静岡に着くころには雨も止んでました。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
試合前、売店でジュビロ磐田のアメを買いました。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
400円也。「ジュビロを舐めろ」って裏メッセージでもあったのかな。ちなみに味は普通です。
 試合前の選手紹介。
アウェイ側はサラッと無機質に紹介されるのが常ですが、ジュニーニョの紹介時、ジュビロのスタジアムDJの方は、たっぷり間を取って力強く叫んでくれました。おかげでフロンターレサポーター大喜び。こういう心使い、うれしいですね。
 さて試合はジュビロ舐めたてたわけではないけど、敗戦。
後半にジュニーニョのゴールで追撃するも、前半の2失点が響き2-1で負けました。ジュニーニョとのラストマッチを飾れず・・・前半の悪さが悔やまれますね。左サイドを完全に押し込まれ、その綻びを修正できぬまま前半が終わってしまった印象です。ゲームの入り方が悪く、失点してから後半に猛攻をかけるも引いた相手を崩し切れず・・・という負けは最近でもありましたが、この試合に関して言えば、単に相馬監督が左サイドバックの選手起用を見誤ったのかと思います。
 まず今週、レギュラーである小宮山選手が故障により前々日の紅白戦を回避する事態が起こっていました。そのため、紅白戦の1本目には田中雄大選手が起用されていました。なので、たぶんファーストチョイスは雄大選手なんだろうな、と思っていたわけですよ(金曜発売のエルゴラのスタメン予想も雄大選手にしています)。ただ、フタを空けてみたら起用されたのは實藤選手でした。
 さすがに、これは想定外でした。
彼は右手首の負傷から復帰して、今週からチームの全体練習に合流したばかりです。当然、実戦経験は少なく、試合勘が戻っていないはず。というよりも、センターバックと右サイドバックの選手ですからね。左サイドもできるユーティリティ性のあるディフェンダーとはいえ、決して経験が多いとはいえない大卒ルーキーに、復帰戦でいきなり本職ではないポジションを起用するのはいかがなものか・・・・と試合前から不安しかありません。
 試合は、その不安が的中。
ジュビロの攻撃が、駒野選手、西選手と右サイドにストロングポイントがあるのは想定内としても、明らかに不安定だった實藤選手の左サイドを面白い狙い撃ちされました。当然、そこのフォローに追われるのはセンターバックの伊藤選手になりますし、何度も何度も左に引っ張り出されたことで、今度は中央の守りも薄くなる悪循環がおきてました。失点自体は2点とも左からのセットプレー絡みだったとはいえ、流れの中であれだけ左サイドを崩されていたら、そりゃ厳しいわな、という感じでした。
 結局、ハーフタイムで實藤選手は下がり、後半からは井川選手がCBに入って、伊藤選手が左サイドにスライドして最終ラインを調整。後半開始6分に、CKからのこぼれをジュニーニョがプッシュ。ジュビロが守りに徹したこともあり、ほぼワンサイドゲームで押し込みます。その後も、ジュニーニョの地を這うミドルがポストを直撃したり、ケンゴ選手とのワンツーで抜け出した田坂選手が1対1を決め切れなかったり・・・・猛追実らず、タイムアップ。
 チームもいい流れできていただけに、残念でした。
實藤選手に関しては、今季のプレーのアベレージを知ってますから、試合勘を含めたコンディション、まわりとの連係も十分ではなかった状況で起用されたタイミングが気の毒だったとしか言いようがありません。試合後は相当に落ち込んでいたようですが、ケンゴ選手がだいぶフォローしていたとのことです。
 とりあえず、長くなりすぎてもあれなんで、試合観戦記はこのぐらいで。
今季の優勝は柏レイソルでしたね。J2から昇格した年にJ1優勝なんていうストーリー、ジャイアントキリングよりすごい物語ですよ。そういえば、ETUのスタジアムは日立台がモデルでした。現実は漫画よりもドラマティック。だから、面白いんだと思います。
みなさん1シーズン、お疲れ様でした。
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映画「マネーボール」を見た。

 ブラピ主演の映画「マネーボール」を見てきました。
メジャーリーグのスモール球団アスレチックスのGMビリー・ビーンが、統計学的データによる理論を駆使しながらチーム編成を行い、ビッグ球団と渡り合える強豪チームにしていく物語。実話をもとにした映画です。
 面白かったですね。
まず資金面で劣る球団は、若い選手を育てても、活躍すると金持ち球団に買われてしまう。ヤンキースなど金持ち球団は、他球団で頭角を現した選手を高年俸で獲得してチームを強化していけるが、アスレチックスでそれはできない。
 この状況下でのGMビリーの方針は、「お金で選手を買うのではなく、勝利を買うべき」というもの。他球団では評価されない「欠陥品」・「傷物」とされた年俸の安い選手から、実は勝利に直結する能力を見定めて、獲得していった。その中身がなかなか面白かった。例えば打者の出塁率。かりに打率や安打数が低くても、四球であっても出塁できれば出塁率は高くなる。出塁が多ければ点数につながり、勝利につながるからだ。だから打てなくても、四球が多い選手なら評価するというアプローチ。
 現場にいるスタッフからは理解されず、監督とも衝突しながらも自らの理論で押し切ろうとする(自分が取って来た選手を起用しない監督に、同じポジションにいる選手をトレードで出して無理やり起用させるくだりとかは、さすがに監督が可哀想すぎると思ったりしましたが)。なかなか成果がでず、チームも低空飛行が続いたが、徐々に浸透するとチームは勝ち始め、ついにはリーグ新記録となる20連勝も達成。ある意味、野球版の「ジャイアント・キリング」でもありますね。そういう成功ストーリーです。
 ストーリー自体は、わりと淡々と進んでいきます。
個人的には、ブラピのアシスタントを演じていたデブが、なかなかいい味を出してました。あまり感情を出さないタイプながら、電話の結果を聞いて「やった!」とガッツポーズするあたりとか。ブラピの娘の歌も、そんなに上手くないところが、逆に良い感じに染みてきます。
 野球に詳しくなくても、いろいろ楽しめる映画だとも思います。
興味のある人はこちら。
マネー・ボール 奇跡のチームをつくった男/マイケル・ルイス

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 年俸差にこだわる中継ぎピッチャーの野球漫画。面白いです。
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Jリーグの一番長い日。

今日のエルゴラです。
表紙に掲載されていたタイトル「Jリーグの一番長い日」に思わずニヤリ。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 これはたぶん「将棋界の一番長い日」を意識してつけたんでしょうね。
将棋の最高峰・名人位の挑戦権を決めるA級順位戦。その最終局は、さまざまなドラマが起きることから「将棋界の一番長い日」と言われているんです。所属する10人の棋士が一年間総当りのリーグ戦でしのぎを削り、成績で1名の名人挑戦者と2名のB1組陥落者が決まるわけですが、その運命が決まる最終局の人間ドラマが、ひじょーに濃いんです。
 Jリーグの優勝争いや残留争い、昇格争いで描かれるドラマって、きっとサッカーに詳しくない人が見ても引き込まれるものがあると思うんですよ。「将棋界の一番長い日」も、毎年NHKのBSで生中継されているぐらいで、対局は当然のように深夜まで及び、さらにほかの結果次第で自分の運命が決まる棋士も出てきますから、そこでの人間模様、現場の阿鼻叫喚は、本当に天国と地獄。将棋ファンならずとも見入ってしまうものがあります。
 サッカーのリーグと違っているのは、A級順位戦で一位になった者が、そのまま名人になれるわけではないことですね。サッカーならリーグ戦で優勝したらそのまま「リーグ王者」の称号を得ることができますが、将棋のA級順位戦優勝者は、まだ名人戦の「挑戦権」を得ただけ。ここから名人との七番勝負を制して、初めて名人位に就けるわけです。
 なおプロデビューした棋士が名人位にたどり着くまでには、どんなに早くても理論上で5年かかります(もちろん5年でたどり着いた棋士はいません)。おれが町のクラブが、Jリーグ王者になるには、都道府県リーグ、地域リーグ、JFL、J2、J1というピラミッドを勝ち上がっていかなければいけないイメージと同じです。将棋の名人への道というのは、それだけ険しいわけです。
・・・とまぁ、なぜかエルゴラの表紙で将棋を熱く語ってしまいました・笑。
紙面で磐田戦に向けては「勝たなければならない三つの理由」と題したプレビューを書いてます。
よろしくです。
将棋界の裏話なら、先崎プロのエッセイが面白いです。
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ヒロキさんの答え。

 今日も麻生取材に。
昨日とはうって変わって、泣きそうなぐらい寒かったですね。まぁ、もう12月なんだから、この寒さにも納得しなければならないんですが。
 練習後、今日は伊藤宏樹選手に、ジュニーニョのことを聞いてみました。
「ジュニーニョとプレーをするのもこれが最後ですからね」と、さすがにちょっと感慨深げでしたね。
 大学卒業後、2001年にフロンターレに入ったヒロキさんは、03年に移籍してきたジュニーニョよりも古株の選手。それでいて伊藤選手もまだ第一線で戦っているわけから、試合中、相手ゴールに迫っていくジュニーニョの背中を、フロンターレの最終ラインから一番多く見ていたディフェンダーなわけです。
「これだけチームが成長できたのは、ジュニーニョのおかげだと思っている。サッカーの可能性を見させてもらった」と川崎の太陽が加入してからのクラブの成長を、その実感を込めて話してくれました。
 あとおまけとして、個人的に聞いてみたいことがひとつありました。
それは「もしジュニーニョというフォワードと公式戦のガチンコでマッチアップしていたら、どう押さえようとするのか」ということ。ジュニーニョとはずっとチームメートなので、公式戦での対戦がありませんからね。
 長年ジュニーニョのゴールハンターぶりを見てきた伊藤宏樹というひとりのディフェンダーが、相手だったらどう押さえようとするのか。その答えが聞いてみたかったのです。
 意外と、ヒロキさんは即答でした。
 「走り出したら、ついていけないですからね・・・削るしかないと思う(笑)」
・・・あはは。削るしかないって、あなた。でも本音すぎる回答、どうもありがとうございました・笑。(※ちなみに伊藤宏樹選手は、クリーンな守備に定評があるディフェンダーです)
それでは。... 記事を読む

モウリーニョ VS グアルディオラ 最強集団をつくるリーダーの条件

 どうも。サッカー本ソムリエこと、いしかわごうです。 
 今日から12月ですね。
 12月11日にはクラシコも開催されます。
・・・ってなわけで、今読んでいるのは先日発売されたこちらの本です。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
「モウリーニョ VS グアルディオラ 最強集団をつくるリーダーの条件」
 モウリーニョとグアルディオラ。
現代サッカー界を代表するリーダー二人を、さまざまな角度から比較し、考察しています。興味深かったのが、第2章でマルカ紙のウーゴ・セレッソ記者が明かしたという「モウリーニョ革命の10か条」。ちょっと引用して紹介してみます。

「モウリーニョ革命の10か条」


1.彼は唯一の責任者であり、トップチームに関係する全てを支配下におきコントロールしている。初日から全セクションの人間、警備員に至るまで面談を行った
2.ディシプリン(規律)が全ての基本。1分でも遅刻したものは、遠征メンバーに入れない。ルール遵守の姿勢も絶対で、チームの活動中、携帯電話の音を鳴らすことも許されない。
3.時間の共有も大切にされており、練習場のVIPルームが選手向けのラウンジに変えられた。
4.前泊する際は、チームでの食事は絶対。試合前日から食事を含めてすべて管理する
5.90分の新しいメソッドによる練習。100ページにも及ぶノートには、各練習メニューが詳細に記録されている。ゴールキーパーが退場になった際、セルヒオ・ラモスがゴールキーパーに入ることも書かれている。
6.練習では、試合と同じような激しさが求められる。そのために、アグレッシブで濃い練習となり、選手のコンディションも上がる。
7.補強についてはモウリーニョの意向が反映される。天文学的な移籍金を払ってまでの補強は望んでいない。
8.就任初日からRマドリードのクラブとしての価値を学ぼうと意欲的。セカンドコーチにはクラブをよく知る、クラブOBのアイトール・カランカを指名。
9.カンテラから若手選手を起用することも厭わない。セカンドチーム以下のプレゼンテーションにも出席し、マテオ・モラタといった若手選手をトップチームに引き上げている。
10.メディアで注目を集め、プレッシャーを監督に向けることで選手の負担を軽減。

 
「神は細部に宿る」と言いますが、モウリーニョの徹底ぶりが垣間見れる10カ条ですね。
例えば、「初日から全セクションの人間と面談をした」とありますが、芝の管理者やコック、チケット担当や肉の出入り業者まで面談したのは有名な話です。
あとは「ゴールキーパーが退場になった際、セルヒオ・ラモスがゴールキーパーに入ることも書かれている」というのには驚きました。「モウリーニョの頭の中に想定をしてあるのではなく、ノートに書かれている」ということですから。そこまで綿密にやっているから、どのクラブでも勝てるんだろうな。はぁー。さすがスペシャル・ワン。
 まだ読み始めなのですが、両者の違いから、サッカー学やリーダー論なども幅広く学べますね。
これを読んでクラシコでの両者の采配、あるいはベンチでの振る舞いを観察するのも面白いかと思います。
モウリーニョvsグアルディオラ―最強集団をつくるリーダーの条件/フアン・カルロス クベイロ

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川崎の太陽が託したもの。

今日は朝から麻生グラウンドへ。
平日にもかかわらず、たくさんのサポーターが練習見学に訪れていました。実はサポーターの働きかけで、ジュニーニョに気持ちを伝えるためにみんなが集まったのです。練習場には、彼に向けたメッセージの書かれた弾幕も張られていました。
 ただ残念ながら、今日のジュニーニョは室内調整のみ。グラウンドに姿を現すことはありませんでした。なので、みなさんクラブハウスの前でジュニーニョを出待ち。かなりの行列になってましたが、帰るときはサインや写真撮影に丁寧に応じていました。
いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
そしてサポーターのお願いを受けて、メッセージの書かれた弾幕にもちゃんとサイン。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
ジュニーニョはサインに「スマイルマーク」も書いているんですよね。かわいいです。
 以前、エルゴラの小林悠選手インタビューで、こんなエピソードを紹介したことがあります。
 それは、今年から(背番号が11と10なので)ロッカールームが隣同士になったジュニーニョから、小林選手が『俺のことを良く見ろ。練習中も、自分の近い場所にいてプレーを見ておけ』と言われたという話です。
 師弟関係とまではいかないと思いますが、この言葉をきっかけに小林選手がジュニーニョのプレーを観察し始めたそうです。そしてその結果、今季の彼がどんな活躍をしたのかは、いまさら説明するまでもありませんよね。
 だったら、退団が決まったジュニーニョが小林選手だけに託したものもあったんじゃないだろうか。
 今日の練習後、そんな疑問を小林選手に聞いてみました。
 すると彼はうなづいて、こう明かしてくれたんです。
「チームが苦しいときにゴールを決めるストライカーになれ、と言われました」
・・・・ひさびさに、しびれましたね。
だって、ジュニーニョしか言えないですよ、この言葉は。
はぁー。かっこよすぎるでしょ、川崎の太陽。
ホントまぶしすぎるでしょ(太陽だけに)。
週末のリーグ最終節磐田戦。
アウェイですが応援に行き、川崎の太陽の勇姿をしっかり目に焼き付けましょう。
ジュニーニョのゴールも収録されている、フロンターレのシーズンDVDはこちら。
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