やべっちFCアウォーズでのフリーキック賞に中村憲剛選手(5.29ガンバ大阪戦)が選ばれてました。いわゆる、サヨナラFK弾・ケンゴッソですね。
他の受賞者はJリーグアウォーズの取材で表彰されていたのに、ケンゴ選手だけは出席していたにもかからわず麻生グラウンドで表彰されていたのは謎でしたが。
このゴールは、5月のスカパー!のJリーグ月間ベストゴール賞にも選出されました。
そのときにインタビューさせてもらったわけですが、得点後、何度も右腕でガッツポーズを決めて喜びを表現し過ぎて、次の日、ケンゴ選手は右腕だけ筋肉痛になってたっていうね・・・・まさかのガッツポーズによる筋肉痛・笑。あれから半年以上経っているんですね。
もう語り尽くされたFKなのでそれは置いておいて、あの試合のそれ以外のことをちょっと思い出してみました。
あのガンバ戦、実は小林悠選手は今季初スタメンだったんですよ。
いまやすっかりスタメンの一角を担っている彼ですが、この試合がリーグ戦初スタメンでした。普段は緊張をしないタイプらしいのですが、さすがに緊張しまくっていたらしいです。それも朝から・笑。
どういうことかと聞いてみたら、「なんか、試合前から足がつっていたような気がしたんですよ。試合当日、チームの集合場所に向かって車を運転しているときから、『これはすでに足の筋肉を使ってるじゃないか?もったいない』とか思いながらアクセルを踏んでましたから(笑)」って言ってましたからね。その緊張がモロに出ていたのか、この試合の小林選手は決定機をはずしまくってました。
最後はケンゴ選手の劇的過ぎるFKで勝つことができたので、ホッと一安心。「本当にケンゴさんに感謝ですよ。もう『ア・リ・ガ・ト・ウ』って口で言っちゃいましたから(笑)」とのことでした。
ちなみにもう1人。
GKの安藤駿介選手はこれがデビュー戦だったんですね。経験がものを言うポジションだけに、ゴールキーパーのデビュー戦というのは決して簡単なものではないです。少なからず周りも不安があったと思いますが、終わってみれば失点はPKによる1点のみ。若手らしからぬ堂々としたプレーぶりに驚かされたものです。
ただ終了直前に、キャッチミスからあわやの失点になりかけたプレーもあったんですよね、実は。
普通の若手なら、そこで「あーー」って落ち込むと思うのですが、まるで動揺せずに、そのこぼれ球に詰められたシュートを防ぎ切りました。しかもその後、会心のガッツポーズを取ってましたからね。完全なるミスしても、何食わぬ顔でプレーを続けるその図太さに感心したものです。
しかも試合後に本人は、「ミスをミスと見せないのも実力です」と言い切ってましたからね・・・名言ですな・笑。
なお安藤選手が出場した公式戦5試合は3勝2分の負けなし。五輪代表予選でチームを離脱したことでポジションを譲ってしまいましたが、あのまま出場が続いていたらどうなっていたのかなーとも思いますね。
うーん、懐かしい。
あのガンバ戦の想い出をちと蔵出ししてみました。
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