ミルメーク。

 先日の話なんですけど、フロンターレのクラブハウスにいたら、ベトナムに視察に行ってきたやっさん(川崎フロンターレの清水主務)が記者陣にお土産を配ってくれました。
いしかわごうオフィシャルブログ「サッカーのしわざなのだ。」
 ベトナム珈琲の原液。水に混ぜて飲むみたいです。
何の気なしに僕が「なんかミルメークを思い出すわー」と言ったら、まわりの記者がみんな「・・・・ミルメークって何すか?」と言い出したんですよ。

 いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや。


 本当はもうあと729回ぐらい「いやいや」ってリフレインしたかったですよ。
 ミルメークを知らないってマジですか?
僕からすると、ミルメークを知らないで何を知ってるの?って話でしたよ、逆に。
でもボケではなく、本当にみなさん知らなかったんです。むしろ「なんでミルメークを知ってるの?」って目でこっちが見られましたからね、逆に。
「給食のときに出てきた牛乳に入れるチューブやで。コーヒー牛乳にするんやで。給食で余ったら、じゃんけんで奪い合う人気者やで!」とミルメークについて力説しておきました。
 そうかー。
みんなミルメークを知らないのか・・・
「なんでみんなミルメーク知らねぇんだよ。あったのは北海道だけか、コンチクショー」的にツイッターでつぶやいたら、フォロワーさんから「ウチは○○県だけどありましたよ」と「粉のミルメークでした」などなど、凄い勢いでミルメークのネタがよせられてきました・・・来るわ来るわのミルメーク情報。情報と思い出が液体のように押し寄せてきましたよ・・・ミルメークだけにね!!!
しまいには、僕そっちのけでみなさんん、ツイッターでは給食の思い出で盛り上がってました。俺のこと、おいてけぼりかよ!!
 どうやらミルメークを知ってるかどうかは、地域によるものではなく世代によるものだったみたいですね。僕らの地域はパックの牛乳(雪印乳業です)だったので、ミルメークはチューブでしたが、瓶の牛乳だった地域は粉のミルメークだったりと、いろいろ違いがあったみたいです。
ちなみにこのミルメーク、今はインターネットで注文できるんですね。すごい時代です。
大島食品 学校給食用ミルメーク(液体) コーヒー12.5g×40個

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40本入りで658円・・・・いい値段するな、おい。
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サッカー本書評:「自分を動かす言葉/中澤佑二」

 どうも。
サッカー本・ソムリエのいしかわごうです。
少し前に読んだ中から、オススメのこちらを。
中澤佑二選手の「自分を動かす言葉」です。
いしかわごうオフィシャルブログ「サッカーのしわざなのだ。」
 中澤佑二自身が紡いできた「自分の言葉」を紹介するのではなく、自分に影響を与え、自分を動かしてくれた「他人の言葉」を紹介していくという内容です。
構成としては、「自分を動かす言葉」を挙げて、そこにまつわるエピソードを紹介していく流れですね。その言葉が中澤選手の人生においてどんなシチュエーションのときに響いたのかを詳しく振り返っているので、ある意味、中澤佑二の自伝のようでもあります。
 高校時代はプロのスカウトの目に一切触れることもなく、卒業後にブラジルにサッカー留学。帰国後は年齢をごまかしてヴェルディユースとの練習試合に出場して活躍し、なんとか練習生からプロ入りした選手ですからね。
 そのヴェルディの練習生だった時代に、カズさんやラモスさんに怒鳴られて「プロフェッショナル」を感じたエピソード。ブラジル留学時代、「僕も絶対にプロになってブラジル代表になって見せるよ」とジウベルト・シウバに言われてお互いに将来を誓い合い、その10年後のドイツワールドカップという舞台で再会した話・・・・どれも振り幅があって興味深いです。日本代表・中村憲剛選手が「自分はエリートではない」とよく言っていますが、「非エリートぶり」で言うならば、この中澤佑二選手はそれ以上かもしれませんね。そんな彼の人生哲学がよく伝わってくる内容になっています。
 今年、横浜Fマリノスから移籍してきた森谷賢太郎選手にロングインタビューをしたとき、影響を受けた存在として中澤佑二選手を挙げて、普段の姿勢を教えてくれました。

「佑二さんは練習で絶対に手を抜かないんです。例えば、マーカーまで走り切るところの、ほんのちょっとのところなんですけど、その内側を走ったりは絶対にしない。必ず外側を走り切る。練習前も佑二さんは二時間前に必ず来て筋トレをしているんです。僕もいつも朝に筋トレをしていたのですが、一度、眠くていけないときがあった。そのときに『なんでこなかったの?』と聞いてくれたり、気にかけてくれて・・・試合に出れないときも、『チャンスが来るから腐るなよ』と言い続けてくれて。そういうプロフェッショナルの存在は大きかったです」

中澤選手のストイックさ、節制ぶりは有名ですが、同僚だった森谷選手から直接そういう話を聞くと、やはりすごい選手なのだなぁ、と思いますね。
全体的にポジティブな本なので、「プロフェッショナル」を考える意味でも、良い本だと思います。サッカーに詳しくない人やビジネスマンにもおすすめです。
 最近、サッカー本の紹介をさぼっていたので、また少しずつペースをあげていこうと思います。ペースをあげるために、あまり長い文章の書評ではなく、800字程度のこのぐらいの短めの書評に切り替えていこうかと思います。
◆サッカー本ソムリエ・いしかわごうへの献本、書評の依頼など問い合わせは
go.ishikawa55@gmail.com まで気軽にどうぞ。
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<こちらは中澤選手の自伝>
中澤佑二 不屈/文藝春秋

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<塀内先生による中澤選手の自伝漫画>
中澤佑二物語 (ヤングマガジンコミックス)/講談社

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今年は「将棋とサッカー」がブーム!?

 どうも。
先週土曜日のド深夜、フジテレビのクールジャパン・フットボールというサッカー番組に将棋の野月浩貴七段が登場してました。
いしかわごうオフィシャルブログ「サッカーのしわざなのだ。」
 もちろんテーマは、「将棋とサッカー」。
ジョン・カビラさんとの対談で、将棋でサッカーを語っておりました。内容的にはわりと2月に出たサッカーキングのインタビュー内容とも似ていて、ベッカムのピンポイントクロスを見て、イメージした「横歩取り8五飛戦法」などについて説明しています。これにはスタジオも感心し切り。
(野月さんが書いた横歩取り戦法の本はこちら)
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 将棋とサッカーの共通点として、戦術的な要素だけではなく、時間的な要素にも触れていたのは興味深かったですね。一手の決断に長時間を要することもあるプロの将棋と、一瞬の判断と決断が連続するサッカーでは違いすぎるのでは?という指摘ですが、野月さんは、羽生さんによる「伝説の5二銀」を引き合いに、将棋における瞬間的なひらめきの重要性に触れていました。
 番組レギュラーである中村俊輔選手についても将棋で例えていました。現在Jリーグで輝きを放っている中村俊輔選手。そのプレーぶりを駒に例えると、銀と桂馬を足したようなイメージだそうです。なるほど。確かに、中盤でのポジショニングが上手く、それでいて桂馬のような飛び道具も持っている感じはありますね・・・・納得です。
もちろん、ナリキン!も紹介されています。現在3巻まで絶賛発売中。
ナリキン! 01 (少年チャンピオン・コミックス)/秋田書店

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3巻の巻末には、わたくし・いしかわごうも登場しております。
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あとHKKの将棋講座テキストに、野月さんと横浜FMアンバサダー・波戸康広さんとの対談が掲載されています。
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お互いの共通点に触れながら、ざっくばらんに話していて面白いです。
野月さん「僕なんかがサッカーを見るときはプレイヤー目線というよりは監督目線で、フィールド全体を将棋盤みたいに見る感じになるんですね。選手というか、駒の気持ちになるのは難しい(笑)」
波戸さん「僕はサイドのプレイヤーなんで、端から上がっていくイメージは香車みたいだな。でも戻って来れるから飛車かもしれない。そうしたら敵陣に入って竜になったからパワーアップかな、とか(笑)」

・・・・こんな感じで(詳しくは買って読んでください)。
NHK 将棋講座 2013年 05月号 [雑誌]/NHK出版

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 今週末は、このお二人が中心となり、こんなコラボイベントもありますからね。
「4/27(土)vs甲府 サッカー×将棋特別イベント」のお知らせ

 いやはや・・・・「サッカーと将棋」ブームが来てますねー。
おかげさまで、将棋アマ三段のサッカーライター・いしかわごうのところにも、いろいろなお話が来ています。ここ数年、「将棋とサッカー」を研究しまくってますから、アイディア企画もたくさん持ってますので、興味のある関係者の方々、気軽に連絡をお待ちしております。ある意味、早いもの勝ちですよ。
問い合わせは go.ishikawa55@gmail.com
それでは。
(野月さんのインタビューが掲載されているサッカーキング)
SAMURAI SOCCER KING (サムライサッカーキング) 2013年 03月号 [雑誌]/講談社

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夢の島取材。スフィーダ世田谷対バニーズ京都戦。

 昨日は、夢の島陸上競技場に。
ブレナスチャレンジリーグ第3節・スフィーダ世田谷対バニーズ京都SCを取材してきました。
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 夢の島、とにかく寒かったです。
まず朝からあいにくの雨。さらに風もビュービューに吹いているもんだから、もう寒い寒い。観戦ノートにメモしようにも、手が冷たくて書く作業もおっくうになるほどの状態でした・・・いやいやいや、もう4月も終わるんですけど。
 当然ながらピッチコンディションも相当に悪く、場所によっては完全な水たまりもできておりました。パスを出してもボールが途中で止まってしまい、近くにいた相手へのプレゼントパスとなる場面もあるなど、両チームの選手達はストレスを抱えながらのプレーだったと思います。
 この試合、実はスフィーダ世田谷は、チームの大黒柱である主将・田中麻里菜選手が不在です。練習中に負傷し、検査の結果、右膝半月板損傷で全治2ヶ月間(の見込み)の長期離脱を余儀なくされました。
「本当は[4-3-3]で戦いたいというのはあります。しかし田中の代わりはいないので、[4-4-2]を採用してやってます。でもこれで前線がうまくフィットしてたらいいですから。みんなもチャンスだと思ってやってますよ」(川邊監督)
 センターフォワードの麻里菜選手が離脱したことにより、川邊監督はシステムを[4-3-3]から[4-4-2]に変更してスタートしています。2トップは森選手と大嶋選手でした。
 中盤の主導権を握っていたのはスフィーダでしたが、ゴール前のボックス付近になると、雨の影響でボールがズレてしまうなど、なかなかフィニッシュまでいけません。得意とする地上戦が出来ずに、やや攻めあぐねたスフィーダでしたが、43分、サイドからの宮原選手のクロスに、2トップの一角・森選手が合わせて先制。
 後半になると、56分に下条選手がフリーキックを直接決めて追加点。うまく曲げて壁を越えるボールをではなく、どかんとストレートにネットに突き刺すシュートでした。64分には、左からのクロスのこぼれ球に大嶋選手が豪快に蹴り込んで3-0。これで勝利をほぼ手中に収めました。ロスタイムには立て続けに2点を追加し、終わってみれば5-0の大勝です。
 悪天候もあり、スフィーダらしいサッカーとはいきませんでしたが、「リスクの少ないサッカーにはなりましたが、選手たちがどこからどう攻略すればいいかと考えてやってくれたと思います」と川邊監督は一定の評価を下していました。
 
 さて。
5ゴールを奪った攻撃陣に目がいきがちですが、個人的には、完封したスフィーダ守備陣と京都攻撃陣との駆け引きがなかなか面白かったです。
 京都はセンターフォワードの16番の選手にボールを集めながら、そこを起点に攻撃を展開していこうとしていきます。この16番の選手のポストプレーはなかなか気が利いていて、京都の選手の中ではちょっと際立っていました。
 実は、元ベレーザの豊田奈夕葉選手だったんですね。そりゃ、上手いわな・笑。それでもマッチアップしていたCB臼井選手は、うまく対応していたと思います。
 試合後、臼井選手にそのあたりの感想を聞いてみました。
「相手は16番に当ててからの展開が多かったですね。そこに自分であったり、川嶋選手がしっかりとチャレンジ&カバーすることを意識していました。それと練習では、ボランチと連係してサンドイッチしてボールを奪い切ることに取り組んでいました。それを前半から意識してやることはできていました。危ないシーンもありましたが、完封できたのは収穫だと思います」

 ただ臼井選手も認めたように、「危ないシーン」もありました。
最終ラインを高く設定するスフィーダに対して、京都はその背後にできるスペースを狙って、シンプルにボールを前半から入れてきていました。ただこれはスフィーダのGK川口選手が素早い飛び出しを見せて、巧みに相手の狙いを消し続けていました。
 後半になると、京都がさらに工夫を加えてきます。オフサイドトラップをかけようとするスフィーダの最終ラインに対して、ときに3トップと中盤の一人を加えた4枚をあえて前線に張り付かせたりしてゆさぶってきます。そしてパスが出た瞬間には、前線の彼女らを囮にして、中盤の選手がパスに飛び出す「抜け技」で、オフサイドをかいくぐってきました。後半8分にはその抜け出しが成功し、GK川口選手と完全に1対1を作っています。
 この決定機は川口選手が好セーブでしのぎましたが、もしここでゴールが決まってたら、スコアは1-1。もしかしたら、試合結果も変わっていたかもしれません。そういう意味で、チームを救ったビッグセーブでした。
 試合後、川邊監督にそのあたりを聞くと、「ウチは攻撃的にいくチームなので、常に失点もつきまとうチームですからね。大差で離していても、どうしても失点がある。今日も一瞬の隙を突かれています。キーパーのファインセーブでことなきを得ましたが、切迫したゲームだったので次の1点を取られていたらどうなるかわからなかった。大量得点を取って勝つときはキーパーのファインセーブが必要ですね」と川口選手のビッグセーブを褒め称えていました。
 守備陣の対応については「前半にも一本やられた場面があったんです。自分はベンチから見ている状況のため、誰がどういう状態なのかまでは、なかなか把握できなかったので、そこはピッチにいる選手同士でその都度話せと伝えていたのですが・・・」と、監督からはなかなか修正しきれなかった様子。
 実際のピッチ上でやっていた選手はどうだったのか。
臼井選手は「ボールに対してプレスにいけているときはラインを高くできたのですが、ボール保持者に対してプレスがかかっていないときに最終ラインの対応が曖昧になってしまいました。そこは課題ですね」と触れていました。ボールホルダーに対するプレッシャーがかかってないときのラインコントロールに難しさがあったようです。
 とはいえ、無失点で終えたのは今季初です。
第3節を終えて3連勝。ガッチリと首位をキープしています。
<おまけ>
スフィーダの選手等身大パネルです。
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今季リーグ戦初勝利。

 昨日は長い一日でした。
 まず朝8時から「等々力破壊式」の取材に。朝6時起きで準備して向かいました。
 ちなみにこの前日の夜、中村憲剛選手も声優として本人役で出演した名探偵コナンの映画「11人目のストライカー」が放送されていたんですよ。
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 スタジアムを爆破するという、とんでもストーリーなのですが(正確には違いますけど・笑)、まさかその翌日、現実のJリーグではスタジアムを破壊するイベントがあるんだから、映画もビックリですね。フロンターレ、ハリウッド映画を越えましたね。いや、知らないですけど。コナンはハリウッド映画ではないですけど。
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 等々力破壊式の取材レポートは、某媒体に掲載しますので省略します。
いやー、楽しかったです。フロンターレというサッカークラブを取材していると、サッカーとは関係ない世界をいろいろ体験させてもらえるのでありがたいっす・笑。
 破壊式を終えると、なんか一仕事した感じもありましたが、これから試合です。むしろこちらが本番です(当たり前)。
 試合のほうは4-2でベガルタ仙台に勝利。
ようやくリーグ戦でひとつ勝ちました。ここで試合全体の詳しい分析は避けますが、いやはや、産みの苦しみを味わいました。
 前半を終えて3-0で、ほぼパーフェクトな試合内容だったら何も不安になることはないのですが、勝ってないチームの負の心理サイクルというやつでしょうか。ハーフタイム中は、「去年の天皇杯・大宮戦があったから、3点差でも逆に不安だよね」という話を僕も周囲の記者と話していたぐらいでした・笑。
 実際、後半は暗雲が立ちこめます。
開始直後、大島選手が抜け出したGKとの決定機を決めれず。さらに大久保選手がゴールに流し込む場面でゴールラインにいる相手にぶち当ててしまい、それに悔しがっている間にカウンターを浴びてしまいました。さらにその対応では、後半から入った稲本選手が、自分のエリアを空けてまでボール奪取にいったところをうまーくスカされてしまい、まんまとそこを起点に仙台はサイドに展開。最後はクロスからのドンピシャヘッド。まさに反撃の狼煙。まだ開始3分であっさりと2点差にされてしまいました。
 だからこそ、まさに「嘉人さま・さま」の追加点でしたが、再び3点差にしても、時間がまだたっぷりあったので仙台もあきらめません。レナトが下がった影響もあり、相手の陣地で時間が作れずに押し込まれ続け、本当に苦しかったですね。あれ?時計の針、止まってるんじゃないか?と何度も思いましたから。本当ならば、こういう状況でこそマイボールにした際にうまくポゼッションして時間を進めたいはずですが、勝ててない焦りからなのか、そこもうまくいきません。ここは今後の宿題です。
 なんにせよ、勝ってよかった。等々力の雰囲気もよかったですね。
試合後、多くの選手が「ほっとしました」と話す中で、「ホッとした感じはないですね。むしろこれからという気持ちが強いです」と話してくれた西部選手は、さすがベテランですね。そう、これから巻き返しといきましょう。
 おまけ。
試合前、フロンパークの藤子F不二雄ミュージアムのブースでこんなものを買ってみました。
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ドラえもんの秘密道具・アンキパン(のラスク)です。120円なり。これで明日のテストはバッチリだね。テスト受ける予定ないけど。
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フットボールチャンネルで原稿を書きました。

 どうも。
川崎フロンターレの現状に関するコラムをフットボールチャンネルで書かせてもらいました。書きたいテーマは多々ありましたが、文字数の関係もあっていろいろ考えて、他の媒体ではあまり指摘されていない風間フロンターレの「自分たちの陣形を崩さない守り方」をフォーカスした分析を書いております。試合を観ていて、守備にモヤモヤしている方に読んでいただけたらと思います。
低迷続く風間フロンターレ。勝利なき革命に未来はあるか?
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 試合のことも少し。
このゲームで両チームに生まれた得点は両チームともに3点ともコーナーキックでした。さすがだなと思ったのが中村俊輔選手の蹴り分け。
 まず最初の一本目のCK、彼は味方に合わせるのではなく直接ゴールを狙いました。これはゴールに入らずゴールネットの頭上に落ちましたが、直接狙う選択肢があることを杉山選手に植え付けていくことで、うかつに飛び出せないようにジャブを放っておくわけです。
 その後は、選手が配置されていない後方の位置を狙っています。これは合わせた選手が空振り。そして前線終了間際の先制点は、今度はニアサイドにヘディングでズドン。彼のキック精度に高さは言うまでもないですが、試合中にいろんな布石を打っているわけです。GKとの駆け引きも上手いですよね、やっぱり。
 それを差し置いても、フロンターレとしては、CKからも失点が目立っているのは気になるところです。1失点目は湘南戦のときとほぼ同じ形での失点を喫しました。
 現在採用してるCKでの完全ゾーンでの守り方は、去年はほとんど一発ではやられていません。もちろんやられた試合もあって、それがアウェイでの広島戦。人の配置しているエリアを外した位置にロングボールを挙げられ、走り込んでいた清水選手にダイレクトボレーで決められました。正直ゴラッソですし、これはゾーンの弱点を突いた相手を褒めるしかないよな・・・というような形でした。
 ただこの3試合ナビスコ磐田戦、湘南戦、そしてマリノス戦と相次いでいる形は、CKでは防がなければいけない形での失点です。セットプレーについてナーバスになり過ぎてもよくないですが、今後もあれでやられるようでは、ゾーンで守るやりかたを考え直さねばなりません。
カウンターでの失点が減ると、今度はセットプレーでの失点が増えて・・・なかなかうまくいかないものです。
 あと先日、カターレ富山での取材をフットボールチャンネルで原稿にさせてもらいました。
11人を12人に見せる超戦術! 異端者・安間貴義監督が富山で起こす日本サッカー革命
自分は「こんな面白い監督がいますよ」というつもりで書いていたので、本文にも「革命」といったフレーズは使ってないのですが、編集部が派手なタイトルでガッツリ煽ってくれました・笑。日曜日も首位・神戸と真っ向勝負で引き分けましたし、面白い発想でサッカーをしているクラブです。興味ある方は読んでみてください。
明日はテレビ番組企画の打ち合わせ・・・頑張らねば。... 記事を読む

田中裕介選手に学ぶメンタルコントロール。

 ナビスコカップ清水戦は0-0のスコアレスドロー。
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 春っぽい服装でいいかなと思ってでかけたのですが、ナイターだとまださすがに寒かったです。
 甲府戦から始まったこの5連戦。4試合を消化して1勝3分です。ひとつも負けてはいないのですが、勝ちにはなかなか持っていけません。なかなか春がこないですね。
・・・とまぁ、ちょっといろいろ考えてしまいがちだからこそ、ここでちょっとメンタルに関する面白い話でも。
 サッカーは90分で行うスポーツですが、選手は90分間ずっと強気だったり弱気だったりするわけではなく、ちょっとしたことで強気になったり弱気になったりするわけです。選手のメンタルにもいろんな顔があるんですよね。
 例えば、この試合での田中裕介選手。
キャプテン・中村憲剛選手と副キャプテン・西部洋平選手が欠場だったので、この試合は彼がキャプテンマークを巻いていました。そして出場するのも3試合ぶり。どんなときもポジティブでチーム随一の「メンタルの強さ」を持っているかもしれない彼ですが、こういった背景もあり、この試合ではやや「気負い」があったそうです。
 すると前半開始3分。
オーバーラップしてきた清水の左サイドバック・イ・キジュ選手に、簡単に背後を取られてしまいます。

「最初は間に合うと思ったけど、相手の方が速かった。クロスをあげられたらマズイけど、身体が入れ替わったときに後ろから倒したら、イエローだった」


 イ・キジュ選手の突破を許し、エリア内に切り込まれてクロスを上げられてしまいます。これは杉山選手が必死にパンチングしますが、そのこぼれ球に中央から清水の竹内選手が走り込んできていました。
 そこで振り抜いた弾道はゴールマウスを捉えていたのですが、右からシュートブロックに飛び込んできたDFに当たってわずかに角度が変わります。「あわやオウンゴールか?」というコースでもありましたが、これはかろうじてゴールマウスをそれていきました。
 ブロックした選手は田中裕介選手でした。
自分のミスでピンチを招き、ゲームの入り方がうまくいかなかったわけですから、選手によってはこのメンタルを引きずってしまってもおかしくないかもしれません。
 しかしこの瞬間に田中裕介選手は「よしよし!俺に当たってシュートが外れた・・・・今日の俺は持ってるわー!」と、めっちゃポジティブに切り替えて、その後のパフォーマンスを安定させたそうです。
・・・・うーん、立ち直り方が凄い!!このポジティブ思考、見習いたい・笑。
明日の神奈川ダービーに向けても、ポジ夫なコメントを話していました。去年は日産で古巣相手に2得点を決めましたからね。活躍が楽しみです。
(羽生さんのメンタルコントロールの本。田坂祐介選手も読んでいました)
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ジャミラ。

 Wowowでウルトラマンのハイビジョンリマスター版が放送されているので、たまーに見ています。
 好きなんすよね、ウルトラマン。
世の中には、数多くのウルトラマンマニアがいると思うし、その方々に比べると全然ですが、どうやら平均以上の知識はあるほうみたいです。偏差値で言うと、55ぐらいのウルトラマンの知識レベル・笑。
子供の頃はあまり深く考えてみていなかったのですが、ウルトラマンとウルトラセブンの初期2作は、大人が見ても「うーむ」と考えさせられる社会派のストーリーも多いんですよ。
こないだは「故郷は地球」というタイトルでジャミラが出てきました。
 ジャミラの回は、正直せつないです。
子供心にも、なんだかスッキリしない感情が残った怪獣なのですごく覚えています。
知ってますか、ジャミラ?
ジャミラというのは、こんな風貌なんです。
いしかわごうオフィシャルブログ「サッカーのしわざなのだ。」
でももともとは、某国の宇宙ロケット乗員だった人間でした。
宇宙開発競争の時代に打ち上げた宇宙船に乗っていた某国の宇宙飛行士だったのですが、事故である星に不時着し、地球に助けを求めるも見捨てられて遭難。それでもなんとか生き延びて、化け物のような姿になりながらも、自分を見捨てられた地球に復讐するために帰ってきたんです。
もうね、めちゃくちゃ悲しいじゃないですか。
ジャミラが怪獣の姿になったのは地球人に責任があるんです。でも地球人にとって危機である限り、科学特捜隊はジャミラを倒さなければなりません。たとえジャミラが人間であっても・・・それが任務だからです。イデ隊員がつぶやきます。
「俺たちだってなぁ、いつジャミラと同じ運命になるか知れないんだぞ」
いつも「怪獣=悪役」なのか?
そして怪獣だからと言って、常に倒されるべきなのか?

このジャミラの回では、そんな根本的な疑問を視聴者に投げかけてくるんですよね。
 これってアンパンマンだったら、「本当にバイキンマンは悪いやつなのか?」とアンパンマンがやジャムおじさんが悩みようなもんですよ。見ているちびっ子はビックリするじゃないですか。ただ、ウルトラマンではけっこうそういうのも盛り込んでいます。
結局、ジャミラはウルトラマンに倒されて埋葬されました。
立派な墓には「地球の英雄、ここに眠る」みたいな立派な文字が刻まれています。
 その前に立ち尽くすイデ隊員が、こう言います。
「犠牲者はいつだってこうだ。文句だけは美しいけれど」
・・・・・うーん、考えさせられますな。
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