昨日は川崎フロンターレの新体制発表会の取材に。
今年はミューザ川崎で開催されました。いつもながらの豪華な発表会。新加入選手と風間監督がサンバの踊りに乗って入場してきたのはさすがに驚きましたが。それで緊張もほぐれたのかと思いきや、今年の選手挨拶はやや真面目でしたね。それだけにニコ生解説で、会場にも登場した新井章太選手がやたらと目立っていたような・・・笑。
記者控え室や会場内では、顔を合わせた記者仲間やクラブスタッフさんと新年の挨拶。会場内では「本読みましたよー」と声をかけてくれるサポーターの方もいて感謝です。みなさん、3時間の長丁場、お疲れさまでした。
せっかくなので、今季のチーム陣容の感想でも。
この時期はどうしても新加入選手ばかりに目がいきがちですが、今季のフロンターレで特筆すべきは、むしろ契約満了選手以外で移籍していった選手が非常に少ないことだと思っています。
期限付き移籍していた選手を除くと、ケガによる長期離脱で出場機会が得られなかった薗田選手が札幌に移籍、第3GKの高木駿選手がジェフに期限付き移籍したぐらいですからね。レナトもジェシも残留しました。日本人選手の主力はもちろん、準レギュラークラスがこれだけ流出しないのもなかなか珍しいです。
もちろんこれは狙いがあってのことで、今年の風間監督のチーム作りとしては、計算できる現有戦力を中心にしながら、新加入選手を上積みしていく・・・というイメージなのでしょう。
そしてこれは去年の反省を踏まえての考えだと思います。
残念ながら去年はシーズン序盤に低迷したわけですが、その原因として、新しく入った選手の適正ポジションや組み合わせを試していて、それがチームとしてうまく機能しなかった、という趣旨のことを風間監督は言っていました。だからなのか、去年の解散式後の囲み取材では今オフの補強についてこう話していたんです。
「もちろん方針はあるけど、実際に呼んでみないとウチはわからないからね。真希(山本選手)みたいなこともあるし、パトリックのようなこともある」
前者がフィットして機能したタイプで、後者がうまくフイットし切れなかったタイプです。昨年加入した選手で言えば、大久保嘉人選手は完全に当たったタイプですね。ただこのチームにおいて「呼んでみないとわからない」というのは風間監督の言う通りでもあります。それを「ギャンブル」と表現するとかなり乱暴な言い方になってしまいますが、選手を多く補強すればするほど、彼らの見極めやチームの熟成にそれだけの期間を擁する可能性が高まるのは確かとも言えるかもしれません。特に今年はACLもありますし、ワールドカップで2ヶ月間中断しますから、例年以上に変則的かつ過密スケジュールです。去年の過ちを繰り返さない為にも、選手の出入りを最小限にとどめたのではないかと思ってます。
ただいくらチームが選手を引き止めても、選手が移籍するのがサッカー界の常です。それでも、みながこれだけ揃いも揃って残留を果たしたわけです。
そういえば、新加入組のデカモリシこと森島選手は、オファーを受けたときに、相談した大久保選手から「来いよ。すごく雰囲気良いよ」と言われたと明かしていました。選手達もこのサッカーにそれだけの自信や愛着を持っている証拠なのかもしれません。いやホント、選手がこれだけ”出て行かない現象”ってのは珍しいと思いますよ、はい。
来週からは若手の自主トレも麻生で始まります。
今年は宮崎キャンプの取材も行きますし、チームがどういう準備をするのか。楽しみにしたいと思います。... 記事を読む
サッカーサイトに将棋の原稿を書きました?
先日取材させていただいた将棋の指し初め式のレポートを掲載させてもらいました。
元日本代表の波戸が将棋界の伝統行事に参加
横浜F・マリノスのアンバサダーである波戸康広氏が参加したからこそではありますが、サッカーのwebサイトで将棋のトピックを書かせてもらい、そして知ってもらえるのは将棋系サッカーライターとして嬉しい次第です。
渡辺明二冠もブログで触れていました。
指し初め式とか。
「将棋界のサッカー熱、盛り上がってますねー。」とのことですが、いやいや、僕の本に登場してくれたりと、渡辺二冠もすでに十分こっち側の仲間だと思っているのですが・笑。
今月18日にはニッパツで波戸さんの引退試合があります。チケットもまだあるみたいです。谷川浩司会長、森内俊之竜王・名人も駆けつけるというすごいことになってます。
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中村さんと伊藤さん。
週末は新体制発表会なので、ブログでも川崎フロンターレの話題を。
とはいってもネタもないので、最近、フットボールチャンネルで掲載してもらったフロンターレ関係の原稿を紹介しておきます。
中村憲剛の知られざるシーズンオフの活動
昨年末に川崎市内の児童養護施設を訪れたときのレポートです。短いものですが、こういう活動を継続していくのは素晴らしいと思います。メディアとしても、積極的に発信して広く知ってもらいたいですし。
読書家の憲剛選手らしく、絵本と本をプレゼントしていました。憲剛選手自身は大人になってからたくさん本を読み始めたようで、小さい頃からもっと本を読んでおけばよかったと少し後悔しているのだとか。
そういえば、僕も小さい頃は漫画ばっかり読んでて全然読書しなかったですね。両親からは、「本を読まないから国語の成績がよくないんだよ」とよく怒られてましたわ。
そんな僕がライター業で生計をたてて、本も出版してしまうのだから、世の中わからないですね(って、何の話だよ)。
年末にはこの原稿も。
「必要だから使っただけ」。引退の伊藤に風間監督がこれ以上ない賛辞
昨年限りで現役引退を発表した伊藤宏樹選手の記事です。鳥栖戦のミックスゾーンでのこと、その翌々日の解散式でのエピソードなどをまとめました。大久保選手が得点王に輝いたこともそうですが、風間監督の「ベテラン」に対するスタンスがよくわかるコメントだと思います。
決勝まで勝ち上がって有終の美を飾ってもらい、ガッツリとした原稿にしたかったんですけど、残念。やっぱりシーズンの終わりが天皇杯というのは、なかなか難しいですね。
なお解散式の後、将棋好きの伊藤選手に「将棋でサッカーが面白くなる本」を渡したところ、思いのほか喜んでくれました。宏樹選手が伝導師になってくれれば、フロンターレサポーターの将棋ファンもかなり増えるんじゃないかしら。
これもブログでは紹介していなかったですね。
中村憲剛、復活したきっかけは彼にとって一番のサポーターからの一言
もともとはナビスコカップで優勝したときのために用意しておいた原稿でもありました。残念ながら準決勝で負けてしまったので、リーグ最終節である横浜F・マリノス戦前のタイミングで掲載することに。憲剛選手が奥様に関するエピソードを明かしてくれるのは珍しいと思いますし、多くの反響をいただきました。
・・・とまぁ、憲剛選手と伊藤選手の記事を紹介したわけですが、フロンターレにおける中村憲剛選手と伊藤宏樹選手の関係は、スラムダンクで言うと、湘北におけるゴリと木暮くんに似ていると思いました。ゴリを支える木暮くんがいてこその湘北だったと思いますし、木暮くんタイプの伊藤選手がいてこその憲剛選手だったのかもしれませんね。
ちなみにゴリの名前は赤木剛憲。憲剛選手と文字が逆です・笑。
とまぁ、スラムダンクネタがよくわからない人もいるかもしれませんが、この漫画は絶対に鵜読むべきです。ぜったいにぃぃいいーーー!
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心の中のリトルホンダ。
ACミランの移籍が決まった本田圭佑選手の入団会見をスカパー!で見ていました。
ビッグクラブならではの豪華な会見。現地記者との質疑応答も序盤は堅いもの続いていましたが、この質問をきっかけに本田選手の口調が滑らかになっていきました。
Q.今回の移籍について、数あるクラブの中から、なぜACミランを選んだのか?
A.「心の中のリトルホンダに『どこのクラブでプレーしたいんだ?』と聞いたら、リトルホンダはACミランって答えた。だから、ミランを選んだ」
・・・・リ、リトルホンダ???
面白い表現ですね。元ネタはファン・ペルシーのマンチェスターユナイテッド入団会見らしいですが、「俺、集合!」とか言いながら、リトルホンダを呼んで問いかける本田圭佑選手の姿が目に浮かんでしまいました。なおこの回答を引き出した質問者はスポーツライターの木崎さんでした。
・・・いやはや、スターの移籍会見でしたな。
今回の移籍をなんとか将棋で例えられないものか。将棋系サッカーライターとして考えてみました。将棋では相手から取った駒を、自分の持ち駒として活用できます。今までは敵だった相手が味方になるわけで、これはチェスにはない将棋独特のルールでもあります。考え方によってはなんだかサッカーの移籍に似ているかもしれませんね。えぇ、強引ですとも。
本田圭佑選手の性格とプレースタイル。「将棋でサッカーが面白くなる本」では、攻撃の主役である「飛車」のキャラクターに置き換えて説明しています。
前線で攻撃の起点になる本田圭佑選手のポストプレーをイメージした将棋の局面テクニックも紹介しております。飛車を動かすときは「お前は本田だ!」とつぶやきながら指してみてください。
「心の中のリトル・○○(自分の名前を入れる)に聞いたんだ」ってフレーズ、今年は流行りそうですな・笑。僕も将棋で指し手に迷ったときは、心の中のリトル・いしかわに問いかけてみることにします。
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毎日の習慣を一つ増やすことにしました。
今年から毎日の習慣をひとつ増やすことにしました。
それは、毎日詰め将棋を解くこと。
詰め将棋というのは、将棋で相手の王将を詰ませるフィニッシュのトレーニングのことです。流れなどは関係なく、完全に切り取ったパズルのような局面なので、サッカーで言えば、セットプレー練習のようなものに近いかもしれません。将棋上達のメジャーな練習方法ですし、本屋さんの将棋コーナーにいけば「詰め将棋」の本もたくさんあります。
習慣化が目的なので、あまり難しい詰め将棋に挑戦して嫌にならないように、比較的やさしいものから始めることに・・・ということで、今月の将棋世界の付録だった「あっという間の3手詰めスペシャル」からスタートしてみました。
1日10題ほどのペースで毎日解いていて、今日で無事一冊終わりました。付録なので薄い冊子ですが、なんにせよ一冊やり終えるというのは気持ちがよいものです。明日からの分は、本屋さんに行って詰め将棋の本を一冊買ってこようと思います。
ちなみに寝起きに詰め将棋を解くと、その日の頭の回転が冴えて仕事がはかどる気がしますよ。脳トレとしてもオススメですね。羽生さんも脳のウォーミングアップとして、よく詰め将棋を解いているそうです。将棋初心者向けのアプリもたくさんあるので、探してみるのも良いと思います。
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「将棋でサッカーが面白くなる本」でも「詰め将棋=セットプレー」として紹介しています。野月さんが作成してくれた問題も収録されていますよ。
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堀江貴文さんの「ゼロ」を読んだぞ。
年末年始はかなり集中的に読書をしたので、印象に残った本の感想を少しずつ紹介していこうかと思います。本日はこちら。
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やたら売れているという堀江さんのゼロ。ホリエモンの著書は、わりとよく読んでいます。一度は会ってみたいと思っていたので、去年の夏はサイン会にもいきました・笑。
内容的なことを言うと、これまで書いてきた著書と比べても、そこまで大差があるわけではありません。主張も同じです。
ただ決定的に違うのは、本の中における「スタンス」ですね。以前までの著書は、「自分はこういう考えでやっている。でもそのスタンスが理解できないのならば、理解してもらわなくていいよ」ぐらいの感覚で伝えている印象でした。おそらくそれが彼に対する誤解を生んできた側面もあったかと思います。
しかしこの本は違うんですね。
「今までは伝わらなかったであろう人にも、わかってもらうこと」に重点を置いています。そのために自分自身の実体験による過去や本音もかなり晒け出しています。それによって今までとは違った読者層にまで降りていって懇切丁寧に説明している。その結果、これだけのベストセラーになっているように思えます。
自伝のように読めますが、この方の真骨頂は、やはり仕事とお金と時間に対する考え方ですね。「没頭することで好きになる」というメカニズムの重要性。自分もフリーランスで活動してますから、読んいでると励まされます。
ホリエモンの著書を食わず嫌いしていた方には、最適な一冊ですね。
ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく/ダイヤモンド社
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将棋の知識がゼロのサッカーファンにオススメはこちら。2014年の将棋デビューしたあなたにオススメです。
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ミリオンジョーの2巻が出た。
昨日買った漫画。
「ミリオンジョー」の2巻。
2巻が出ているのを2014年になってから気付きました。去年の10月には出ていたのね。モーニングで連載してる漫画なんですけど、不定期連載(?)なので、コミックスが発売したときの買い時を逃しやすい漫画ですな。平積みされてないと見落としてしまいますもん。
この漫画をどう紹介すればいいのか難しいのですけど、漫画業界を舞台にしたサスペンス、になるのかな。国民的大人気漫画「ミリオンジョー」の漫画家の急死。しかし担当編集者とアシスタントがその事実をひた隠しにしながら、連載最終回まで続けようとするというストーリー。これがハラハラドキドキの展開で、グイグイと引き込まれます。
2巻では、作者の書き残していた創作ノートをもとに担当者とアシスタントで「ミリオンジョー」の続きを描き上げるものの、結果は、人気アンケートの票を大きく落とす展開に。それによって編集長や同業者、読者から作品のクオリティに疑問の目を向けられることに。
・・・さて、どう乗り切っていく?
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