堀江貴文さんの「ゼロ」を読んだぞ。


 年末年始はかなり集中的に読書をしたので、印象に残った本の感想を少しずつ紹介していこうかと思います。本日はこちら。
ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく/ダイヤモンド社

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 やたら売れているという堀江さんのゼロ。ホリエモンの著書は、わりとよく読んでいます。一度は会ってみたいと思っていたので、去年の夏はサイン会にもいきました・笑。


 内容的なことを言うと、これまで書いてきた著書と比べても、そこまで大差があるわけではありません。主張も同じです。
 ただ決定的に違うのは、本の中における「スタンス」ですね。以前までの著書は、「自分はこういう考えでやっている。でもそのスタンスが理解できないのならば、理解してもらわなくていいよ」ぐらいの感覚で伝えている印象でした。おそらくそれが彼に対する誤解を生んできた側面もあったかと思います。
 しかしこの本は違うんですね。
「今までは伝わらなかったであろう人にも、わかってもらうこと」に重点を置いています。そのために自分自身の実体験による過去や本音もかなり晒け出しています。それによって今までとは違った読者層にまで降りていって懇切丁寧に説明している。その結果、これだけのベストセラーになっているように思えます。
 自伝のように読めますが、この方の真骨頂は、やはり仕事とお金と時間に対する考え方ですね。「没頭することで好きになる」というメカニズムの重要性。自分もフリーランスで活動してますから、読んいでると励まされます。
ホリエモンの著書を食わず嫌いしていた方には、最適な一冊ですね。
ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく/ダイヤモンド社

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