サッカー日本代表の・・・・

最近、日本代表選手のドキュメント番組ラッシュですけど、いつも遠征の移動時などで選手が着用しているスーツがあるじゃないですか。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
(これは先週の情熱大陸にて)
この日本代表のオフィシャルスーツ。調べてみたら、ずっとダンヒルが提供しているんですね。2000 年から提供しているとのことなので、今年で11年目だそうです。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 カッコイイですよね。
もちろん、誰でも購入できます。仕事柄、自分はスーツを着る機会が少ないですけど、たまに着ると気持ちが引き締まります。僕はスポーツアスリートではないですけど、男には日常のなかで勝負の瞬間はありますから。大事な商談とか大事なインタビュー取材とか大事な回覧板を届けに臨むときなど、みな着用する勝負服を持っているかと思います。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
個人的にも一着欲しいのですけど、さすがに値段が・・・ネクタイなら頑張れそうかな。
ちなみに、このスーツの「勝負服」コンセプトを元に現代アーティストの天明屋尚氏が描いたイメージがこちら。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
スーツを纏い馬にまたがった選手たち。鎧をまとっているのがザッケローニ監督とのこと。
一応、このアートポスターは、1枚 20,000円(税込み)で全国のダンヒルのショップとダンヒルのオフィシャルホームページで買えます。購入金は、NPO法人ピープルズホープジャパンを通じて東日本大震災の義援金として寄付されるのでご安心を。
ってなわけで日本代表番組ラツシュなので、たまには彼らが着ているスーツを紹介してみました。興味ある方は、ダンヒルのホームページまで。
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タジキスタン戦の雑感。

 アウェイでのタジキスタン戦。
試合は4-0で勝利しましたが、これぞ「アジアのアウェイ」って感じでしたね。
 特に立ち上がり、荒れ狂ったピッチに慣れるまでは、トラップのときのボールロストを相手に狙われて、鋭いカウンターを浴びる場面が連続。失点こそしなかったものの、ホームのときはまったく違い、GK川島選手も何度もテレビ画面に出てくる展開でした。二万人の観客、盛り上がりすぎ・笑。
 日本は、いつもの[4-2-3-1]。
ケンゴ選手はトップ下です。日本としては、パスがつなぎにくいので、地上戦ではなく空中戦を選択していくものの、そこは相手も想定していたのでしょうな。ハーフナー・マイクは、相手の最終ラインがかなりガッチリ対応されて、なかなか中央を起点にした形が作れず。
 それでも前半途中からは、香川選手とケンゴ選手がポジションチェンジしながら左サイドを崩しつつ、そうやって相手を引き付けて生まれた中央のスペースに長谷部選手が顔を出して使うなど、うまく攻撃の推進力を出していた印象はありました。ケンゴ選手も中央から左右へのパス&ゴーを繰り返し、前線の渋滞を解消していたと思います。その時間帯に問題なく決定機を作っていたのですが、フィニッシュで芝に足を取られる不運もあり、ゴールには結びつかず。
 前半36分、長谷部選手の浮き球に反応したケンゴ選手が抜け出し、GKと1対1でシュート。これはセービングされますが、詰めていたのは今野選手。豪快に蹴りこみ、待望の先制点。
 後半はしっかりゲームをコントロールして追加点。
後半途中に、ハーフナーを下げて前田選手がイン。左右に流れて起点になる前田選手は、香川選手とケンゴ選手とも流動的にポジションチェンジをしていくので、中央で構えるハーフナーとは違い、また違った攻撃パターンが見れましたね。
 終盤にケンゴ選手は交代。
交代の際、スタジアムアナウンスで「ケンゾー・ナカムラ」と呼ばれていてウケましたが。
さきほど、ウズベキスタンが1-0で北朝鮮に勝ちましたので、日本代表は無事3次予選突破が決まりましたね。次の北朝鮮戦はノープレッシャーでやれますね。よかった、よかった。
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タジキスタン代表ラフィコフ監督の名言「誠実に負けることも才能」。

 昨日の夜、すぽるとで流れていたタジキスタン代表ラフィコフ監督のインタビュー。
 胸を打たれる、印象的な内容でした。
 前回ホームでの対戦では、日本代表が中村憲剛選手の活躍もあり、8-0で大勝利。
そしてこの歴史な圧勝の影で密かな話題となっていたのが、タジキスタン代表選手のクリーンなプレーぶりでした。あまりに大差がつき始めた試合の場合、あってはならないことですが、途中で相手チームの気持ちが完全にキレてしまい、ときに悪質なラフプレーで大きなケガを負わされることも決して珍しくはないです。シドニー五輪のアジア予選で小野伸二選手におきた事故は、僕はいまだに忘れることができませんから。
 しかし、このときのタジキスタン代表は徹底してフェアプレーだった。
普段、サッカーを見ている側からすれば、むしろ「もうちょっとガツンと当たるぐらいの意地があっても・・・」と言いたくなるぐらいのクリーンな戦い方だった。
 その理由について、ラフィコフ監督が語り始める。
明かされたのは、タジキスタン共和国という国の歴史。そして選手も戦争を体験していること。そんな彼らのサッカーというスポーツに対する思い入れ。0-8というスコアで日本に敗れて帰国したとき、母国では笑われたそうです。それでも、ラフィコフ監督は胸を張ってこう言い切っている。

「日本に大敗してしまったけれど、代表選手が汚いプレーをして、サッカーは汚いスポーツだと子供たちに思われたくない」

そして言葉を続けます。
「誠実に負けることも才能」
・・・これは、なかなか言えないですよね。
 ヨハン・クライフの名言に「退屈な勝利よりも、美しい敗北を」というものがありますが、それと同じぐらい誇り高いものを、彼の「誠実に負けることも才能」という言葉から感じてしまいましたよ。
やっぱり、サッカーっていろいろと教えられますね。
タジキスタン戦は、日本時間の夕方6時からキックオフです。
サッカーの名言を知りたいなら、この本のシリーズですね。最近のを紹介しておきます。
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ヨコとタサ。

 今日はタジキスタン戦ですね。
エルゴラの紙面もそのプレビューが中心ですが、昨日の練習試合レポートが掲載されていたりします。そのトピックのコーナーでは、この日唯一30分×3本出場した横山選手のことを書かせてもらいました。
 肉離れの再発で、結局4ヶ月以上も離脱してしまったヨコ。
昨日の練習試合後に話をきくと、「サッカーが楽しくなってきました」と話してくれました。先日からようやくボールを蹴れるようになってますし、実戦に復帰できていることもあって、最初はそういう意味なのかなと思っていたのですが、よくよく聞くと「だって、フィジカルのキツイトレーニングも、今はみんなと一緒にやれますからね。1人じゃないのがうれしい」とのこと。なるほど。7月から10月まで、彼はケガで合流できず、ずっと室内での別メニューでしたからね。
 サッカー選手にケガは付き物ですから、それを負ってしまった自体は仕方がないものです。そしてそのケガを負った事実や、そのリハビリによって失った時間も、もう取り戻せません。でも、それをどう捉えるかは、その選手次第なんですよね。前向きに捉えて、次を見据えているヨコの姿勢には、好感をもてましたよ。
 ちなみにこの練習試合、2本目の途中からは、フロンターレ同期入団の田坂選手とボランチを組んでいました。
 タサとヨコのダブルボランチって、ちょっと珍しいなーと思い、田坂選手にその組み心地(?)を聞いてみると、「DFラインの前で、ひとり壁になって跳ね返してくれる。頼もしい存在ですよ」とのこと。
 んで、タサがそう褒めてことをヨコに話すと、すり鉢でゴマをするしぐさをし始めて、「えっ、タサがオレにこれっすか?」と笑ってました。
まぁ、ヨコにゴマをすっても、何も出てこない気がしますが・笑。
横と縦ならぬ、ヨコとタサの話でした。
クリックよろしく。
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麻生取材(練習試合:神奈川大)。

 本日は麻生取材。
 神奈川大学との練習試合でした。
30分×4本を行い、スコアは12-1。ゲームレポートは明日発売のエルゴラにビシッと書いておきましたんで、それを読んでくださいってことで。あの選手のちょっとしたトピック付きですよ。
 当たり前ですけど、30分×4本の試合は見ていて長かった・笑。
単純に30分×4本=120分というのもありますし、さらに毎回10分のインターバルが加わるので、4本目が終わるまで150分ぐらいかかりますからね。まぁ、4本だったので、GKが4人全員出場できていましたが。トータル松本選手の実戦でのプレーもひさびさに見ることができました。
 あとちょっと面白いなーと思ったのが、サッカーでの「30分」という時間の区切りですね。
 実は今日の1本目のスコアは、0-0だったんですよ。
試合が始まると、神奈川大は最終ラインをかなり高く設定し、チーム全体をコンパクトにして前からガンガンにプレッシャーをかけてきました。特にダブルボランチにボールが入った瞬間は、かなり激しくアプローチされたため、中盤からなかなかスムーズにビルドアップができません。ならばと、フロンターレの最終ラインは、高く設定している相手DFラインの背後にロングボールを狙っていったんです。
 もちろん、このロングボールは「ジャブ」です。
一回のロングボールで崩せなくても、これをジャブの打ち続けることで、ハイプレッシャーをかけてくる前線をいなし、高めにラインを設定しているDF陣をゆさぶっていこう、という狙いです(実際には、このロングフィードだけで2度ほど決定機を作っていて、それを決めていれば・・・という場面もありましたが)。
 そして時間の経過とともに相手の足が徐々に鈍りだし、チーム全体も間延びしてきそうな気配が漂いだして、「さぁ、これから」というときに、1本目が終了してしまったんです・・・あらら。そうか、30分ゲームか。そら仕方がない。
 裏を返せば、神奈川大は「30分ゲーム」を踏まえたうえで、1本目はあれだけ飛ばしてきたんでしょうね。そして、まんまと逃げ切られてしまった感じです。事実、2本目になると、神奈川大はガクッと運動量が落ち、2本目だけで5-0の大差がつきましたから。
 そう思うと、サッカーをプレーする上で45分という時間は絶妙だなーなんて思ったわけです。サッカーという競技を、45分の前後半で考えた人、アンタはエライ・笑。
応援クリック、ジャブのように打ち込んでください。
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アスリートの魂 川島永嗣「完璧の守りをめざして」

昨日のNHK「アスリートの魂」は川島永嗣選手でした。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
タイトルは「完璧の守りをめざして」。ベルギーでの挑戦に密着したドキュメントです。
 リールセの試合映像もたくさん流してくれました。
ダイジェストとはいえ、ベルギーでの川島選手のプレーはなかなか見れませんからね。じっくり見させてもらったのですが、そこにはひたすら相手の猛攻に晒される川島選手の姿が・・・そのときに「前半に浴びたシュートは19本」とサラッとナレーションされてたんですけど、いやいや、前半だけで19本って、いくらなんでも浴びすぎでしょ!?尋常じゃないですよ、この数字。
フロンターレもシュートが多いといわれてますが、「シュート、よう打ったなー」っていう試合でも前後半通じて、だいたい15本から20本ぐらいですから。リールセ、だてに去年最多失点を喫したチームではないですね・・・。
 そしてリールセでは大忙しだけど、日本代表だと、こないだのタジキスタン戦のように、ほとんどシュートが飛んでこないこともあるんだから、なんか大変ですよね。
 川島選手の日常生活も垣間見れました。
スーパーマーケットでは、英語とオランダ語を使いながら店員と小粋な会話で買い物を楽しむエイジさん。料理好きを公言していただけあって、自宅ではお米の水加減にこだわりを見せながら、薄切りを要求して買った肉を使って手馴れた様子で炒めていましたね。なんかそういう姿がなんか面白かった。
 語学はiPadを駆使して学んでいるようです。
そして語学の話では、今年就任したGKコーチから川島選手のコーチングのまずさが指摘されていました。
「GKは司令塔」であり、コーチングがしっかりしていれば防げた失点があったとのことで、そのGKコーチが昨年の失点シーンから二つほど抽出していたのですが、その場面がまた「これ、GKの責任?」って首をかしげてしまう失点で、正直なところ苦笑い。
 まずひとつめ。
DFラインの背後に蹴り込まれたボールに対して、味方DFが後ろから走りこまれた相手FWに奪われて1対1を決められてしまた失点シーンでした。GKコーチいわく、ここは「相手が後ろから来ているので、自分にバックパスしろ」という指示を川島選手が味方DFに出すべきだったとのこと・・・いや、その失点の責任の99パーセントは、パスが出た瞬間、相手を視野に入れていながら後ろからまんまと抜かれた味方DFの問題だと思いますが・・・。
 もうひとつは、PKを与えた場面。
スローインのボールでスルスルと中盤を抜け出した相手が、ペナルティエリア前に侵入。それを味方の選手がアプローチにいって引っ掛けてしまったわけですが、このときに「タックルに行くな!」というコーチングをしていなかったとGKコーチは指摘・・・いや、あの局面で「ディレイ」とコーチングするのは難しいでしょうし、言ったところで、もうDFも勢いが止まらないでしょう。
「どっちも、GKの責任が問われる類か?」とも思ったわけですが、きっと昨年はこういうシーンが数え切れないほどあったんでしょうな。川島選手、本当によく気持ち切らさないでゴールマウスに立ち続けていたのだなぁ・・・ある意味、感動してしまいましたよ。
 番組のクライマックスは、ホームゲームでの一戦。
1失点のビハインドを負いながらも、最後の最後まで勝利を姿勢を見せて奮闘し続ける川島選手の姿に起きる、地元サポーターからの「カワシマ!」コールが印象的でした。
 日本に帰国しているときは、フロンターレの練習にも顔を出し、イッカGKコーチの特訓に汗を流すこともある川島選手。また麻生グラウンドで会えたらいいな。
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黒津選手の「進歩の1点」。

今日は、麻生グラウンドに。
 午前は、主力組がリカバリーでした。
明日から代表でタジキスタンと北朝鮮に向かうケンゴ選手にいろいろ意気込みを聞く。気をつけて行って来て欲しいと思いますね・・・いつも以上に。
 午後は、控え組が筑波大学との練習試合でした。試合は4-0で勝利。
筑波大といえば、監督が風間八宏氏。巧みなパスワークとドリブルで相手をはずしていこうとする、噂にたがわぬサッカースタイルでした。フロンターレの守備陣は、エリア前のところを個の勝負で持ち込んで食い止めていましたが、筑波のアタッキングサードまでのボールの運び方、崩し方がなかなか面白い。
 じっくり見ていて特徴を感じたのは、ボールの置き場所ですね。ボールホルダーがトラップしたときの置き場所、そしてサポートする角度とそのタイミングがいいし、パスの狙い所にも意図がありました。見ていて興味深かったです。
 
 フロンターレでいえば、負傷明けの横山選手が前半はボランチで、後半はセンターバックとして合計約60分出場していました。「やらないことには始まらないですからね。体が動かないなりにやっていかないと」と、徐々に手ごたえを感じているようです。
 後半途中からは黒津選手も30分出場。
一度抜け出してGKと1対1を作ったのですが、それは止められてしまい得点ならず。
その後、棗選手が獲得したPKを譲ってもらい、絶好のチャンス。しかしこれもゴールキーパーに止められてしまい、周囲はため息。
直後にはループシュートを放つも、なんとこれはポストに。
復帰後初得点はお預けかと思いきや・・・終了直前の決定機でうまく左足で流し込み、見事ゴール。観客席からは割れんばかりの拍手が起きていたのが、ちょっぴりほほえましかったです。
 帰り際、黒津選手に話かけると、「自作自演でしたね。結果オーライってことで」と笑ってました。
PKのことを聞いてみると、思いっきり打つのかコースを狙うかで迷った結果、コースを狙ったそうです。「ドンピシャで止められてしまいましたね。もっと駆け引きをすればよかった」と苦笑いしてました。
実は、今年の対外試合での初得点だったそうで「進歩の1点ですよ」とホッとした表情で話していました。
進歩の1点・・・いい言葉ですな。
風間さんの本はけっこう出てます。オススメはこのあたりで。
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