今宵、あの頃のバーで。


いま、読んでいる本はこちら。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
「今宵、あの頃のバーで」
サッカー本ではなく、将棋の棋士・先崎学プロのエッセイです。
 プロ棋士が書いた文章と言うと、「専門用語が多そう」とか、「なんかよくわからない記号とか図がわからない」とか、ちとハードルが高そうですが、眉間にしわが寄るような小難しい内容ではなく、謎が多いプロ棋士の日常を、プロ棋士自ら面白おかしくつづっています。電車内で読んでたら、夢中で読みふけってしまいました。面白いです。
先崎プロの軽妙な文章といえば、将棋ファンから根強い人気を誇っているのですが、将棋をよく知らない人でも、スイスイ読み進めていけるようになっています。そもそも週刊文春の連載だけあって、一般向けですから。
 エッセイ内では、一般人が抱く将棋の素朴な疑問にもズバズバ切り込んでます。
例えば、「プロ棋士は、一回に何手読むんですか?」は、棋士が最もよく聞かれる質問らしい。ただ一つの読み筋が枝分かれしていくので、実はすごく答えにくい質問なのだとか。
 そこで「だったら、論より証拠。考えてみればいいいじゃん」ってことで、ある公式戦の翌日、ある一手に約1時間かけたときに考えた、自分の読み筋の記憶をたどっていたりします。健康ランドでリラックスしながら・笑。約690手でした。
ちなみに先崎学プロといえば、羽海野チカさんの人気漫画「3月のライオン」の監修をつとめているプロ棋士でもあります。
3月のライオン (1) (ジェッツコミックス)/羽海野 チカ

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これで少しは興味を持ちましたか?・笑。そのときの裏話なんかも綴っていたりしますよ。
あと、もう一冊。
パチスロも麻雀などのギャンブル回想録も先週に出しています。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
将棋本じゃない新刊を一週間に2冊を出すプロ棋士ってどんだけ、って感じもしますが、それを両方読んでる僕もどうなのよ、って話ですけどね。棋士というと羽生さんが一番有名ですけど、先崎さんのような棋士もいるんだということで。こちらも面白いです。
奨励会時代(修行時代)からの、時効になった話を振り返っています。僕はパチンコもスロットをやらないので、当時の機種を紹介されてもよくわからないのですけど、そのときの将棋仲間とのやりとりとかが面白くおかしく読めます。
 
 まぁ、このブログ読者に将棋に興味のある人がいるかはわかりませんが、たまには全然知らない世界の本を読んでみるというのも、それはそれで面白いものですよ。
今宵、あの頃のバーで (将棋連盟選書)/先崎 学

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棋士・先崎学の青春ギャンブル回想録/先崎 学

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3月のライオンもオススメですね。
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