『プロフェッショナル 仕事の流儀』 漫画家 井上雄彦の仕事


NHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』がまたレギュラー放送を再開しましたね。
この番組のDVDは、仕事でやる気が出ないときのボクのモチベーションアップアイテムですよ。
特にお気に入りは、2年前に放送された漫画家・井上雄彦氏が登場した回です。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
「バガボンド」の製作現場に密着した長期ドキュメントでした。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
「手に負えないことをやる」、「漫画家であり続けるために漫画を描くことはしたくない」など序盤からプロフェッショナルらしいこだわりの言葉がバシバシ出てきます。
 
 印象的なのはネーム作りでの一部始終。ネームとは、漫画を描くときの設計図作りみたいなもの。「山に登る感覚ですね。日常から離れて、物語の世界に一回入らないといけないから」と話して喫茶店に向かう井上先生。喫茶店で作業する理由を聞かれると、「人は弱いじゃないですか。自宅や仕事場といった自分のスペースだと、楽をしちゃうじゃないですか」。そこを延々とハシゴしていく。ハシゴする順番も一番バッターから、4番のエースまで役割があるというのが面白いですね。
 他の漫画家のネーム作りと明らかに違うのは、話作りやストーリー展開に悩んでいるのではなく、キャラクターが動き出す、語りだすのを迎えに行くという作業だということでしょうか。そこまでキャラクターに感情移入していかない限り、彼の漫画は出来ない。予定通り原稿は進まず、締め切り直前になっても下書きも出来ておらず、編集者と緊急会議する場面も放送されています。
 「キャラクターにないことはできない。そうなると作品が死んでしまうから」

「今の時代にうけようっていう気持ちは、もちろん勝負論としてありますけど、それよりももっと大事なのは、何年経っても、どの世代でも、読んだら何か普遍的なものがあるっていうこと。時代も、国も取っ払っても通じるようなの」

 スラムダンクという大ヒット作を生み出しても、さらに上を挑戦し続ける貪欲な姿勢は、ときに修行僧のようにも映りました、
 そして最後は、この一言。
「プロフェッショナルというのは、向上し続ける人だと思います」
 第一線で戦い続ける漫画家の凄みが感じられるドキュメントなんですわ。これを見ると気合いがみなぎってきますわ。
さぁ、今日も頑張っていきましょう。
プロフェッショナル 仕事の流儀 第VI期 漫画家 井上雄彦の仕事 闘いの螺旋(らせん)、いまだ…/脳科学者 茂木健一郎,住吉美紀 アナウンサー,井上雄彦

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