いまさらですが、ウズベキスタン戦について少し。
まずね・・・国際試合映像が、すげぇ見難かった(苦笑)。だからあんまり試合を詳細に分析する気にもならず、今回は感想程度に述べますわ。
北朝鮮戦からの先発変更は、柏木→阿部。阿部選手と遠藤選手のダブルボランチ、そして長谷部選手をトップ下に配置した中盤の3角形でしたが、残念ながら、前半はこの狙いがまるで機能しませんでした。3人の距離感が悪く、中盤にスペースが生まれてしまい、立ち上がりから相手にうまく使われて、防戦一方。大声援をバックに攻め込んでくる相手にも押され、失点してしまうという苦しい立ち上がりになってしまいました。
イングランド2部に所属している阿部選手のプレーはなかなか見る機会がないので、楽しみにしていたのですが、なかなかよさを出せませんでしたね。個人的には、もうちょっと臨機応変にプレーできる選手だと思っていたのですが・・・・残念。
あとは守備陣も予想以上に崩されましたね。
ザックは片方のサイドに相手のボールホルダーを追い込んだとき、相手にサイドチェンジをさせないような守り方を徹底させていると思うのですが、その追い込む前にうまくウズベキスタンに逆サイドへと振られる場面が目立ち、どうしてもスライドも後手後手になっていました。
中央を崩される場面も散見しました。例えば今野選手は、前に出てアプローチする場面に奪取力を見せるセンターバックですが、この試合では逆にその背後を突かれる場面も目立ちました。川島選手が飛び出して相手の1対1を2度防ぎましたが、ザックジャパンはあまりああいう崩され方はしないですからね。ひさびさに大苦戦した試合でした。
なので、試合展開を考えたら、負けなかったことを評価したいと思います。あれだけのアウェイでしたし、ひっくり返すことこそできませんでしたが、追いついての勝ち点1ならば上々でしょう。
理想を言えば全勝での突破が一番ですが、ノルマはあくまで上位2各国に入ってこの3次予選を突破すること。ここ2戦までの星取り表を見てみれば、予想通り、タジキスタンはこのグループで力が落ち、日本、北朝鮮、ウズベキスタンの3カ国で2つの枠を争う流れになっています。日本はその北朝鮮に対してホームで勝ち、ウズベキスタンにアウェイで引き分けたのだから、無問題です。
これでザックジャパン、13試合負けなしですか。
本田選手、長友選手がいない中でもこの成績ですからね・・・ちょっとした無敵艦隊じゃないですか。
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