フクアリ取材。


昨日は大阪帰りだったのですが、そのまま東京駅から蘇我駅に直行。フクアリでジェフ千葉対カターレ富山の取材をしてきました。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 フクリアに行くのはわりと久しぶり。小雨も降っていて、Tシャツ一枚だけじゃ肌寒かったですね。スタジアムについてあらためて感じましたけど、サッカー専用スタジアムはいいですね。ピッチ上のプレーが見やすいから、選手同士の距離感であったりチームの細かい狙いも掴みやすい。ゆえに観戦メモに書くことも多くなるんですよね。きっと、こういう積み重ねでサポーターの試合観戦する眼も肥えていくんだろうな、なんて思いながら試合も見てました。
 前半は千葉が主導権を握り、富山はボールを奪ってからの攻撃にもリズムを出せずに防戦一方。その理由として、安間監督は「あまりにも自分たちのイージーミスが多過ぎた」と会見で話していました。その後、安間監督からより細かく聞くと、「前半は、絶対にボールを取られてはいけない場所で取られていた」と話してくれました。
 というのも、安間貴義という人は、「ボールの取られ場所」を決めた戦い方をしています。えーっと、ボールを「取る場所」じゃないですよ。ボールを「取られる」場所です。この発想は安間監督ならではだと思うのですが、「ここでボールを取られてもいい」という場所をあらかじめ設定して攻撃を仕掛けていくんです。ただ取られ場所を決めておくということは、裏を返せば「取られてはいけない場所」も存在するということ。
 この試合前半では、その「取られてはいけない場所」で何度もボールを失っていました。それもイージーなミスで。これが前半に防戦一方になってしまった理由だったといえるでしょう。でも、そこで守備陣、特に足助、福田、池端の3バックとGK飯田がよく無失点で踏ん張りましたね。「取られ方が悪い中でもしっかりと前半を0で抑えた、優れた守備意識は改めて確認できた」と安間監督。それにより、後半に望みをつなぐことができました。
 後半は、富山らしい攻守にアグレッシブな姿勢が出せていたと思います。
最終ラインでボールを持ったら前からガンガンにプレスにいくし、GKにもいけるときは選手がアプローチに行く。バックパスを受けたGkめがけて、前線の2人がチェイシングにいったときは、さすがに「すげぇ!!」と思いましたね(笑)。奪ってからはサイドから相手の高いラインの背後めがけて飛び込んで攻撃していきました。
 あと富山は開幕から一貫して[3-3-3-1]を採用していましたが、少し前からダブルボランチにした[3-2-4-1]にしています。その理由については、[3-3-3-1]の戦い方に選手が慣れてことでどこか要領よくやろうとし始めてきて、攻撃に動きをつけるために配置を変えたといっていました。実際、守備の局面を良く見ると、形は[3-3-3-1]なんですよね。攻撃にアクセントをもたらすために、[3-2-4-1]にしたようです。
 後半の守備に関しては、千葉のワントップが、起点を作るポストプレイヤータイプの久保選手から、抜け出すタイプの青木孝太選手になったことで多少は守りやすくなった印象かな、とも思っていたのですが、「嫌でしたよ。青木くんには何度も痛い目にあってましたから・笑」と安間監督。そうなんですよね。甲府時代、千葉戦や岡山戦など何度も青木選手にはやられてますもんね。それでも無事無失点で終えました。
 あと安間監督らしいなぁ、と思ったのが後半ロスタイムの一コマ。
千葉は勝ち点3が欲しい状況なのですごく急いでプレーしていました。ただ下位の富山とすれば、敵地で千葉相手に0-0なら引き分けを考えて、時間を使うプレーをする駆け引きをしてもいい時間帯です。でも富山の選手は最後まで攻め続けていました。サッカーをさせるんですよね。そしてロスタイムに、デッドになったボールがベンチに転がってきたのですが、そのときの安間監督、ダイレクトで千葉の選手に蹴り渡して相手にもプレーを急がせてましたからね。本人に聞くと、「あれが意思表示です・笑」。そしてラストプレーでは、右サイドの崩しから左にいた黒部選手に決定的なチャンスが訪れてますからね。鋭く反転してシュート!これが決まったかに思えましたが、これは惜しくもバーの下を叩き、ゴールならず。
 次の瞬間にタイムアップ。きっと持てる力を全部出したのでしょう。
富山の選手たちは、次々とピッチに倒れこんでいました。フクアリには千葉サポーターからのブーイングが響いていましたが、これは富山にとってなによりの勲章でしたね。前日に6-3という9ゴールも入るゲームとは違い、0-0のスコアレスドローでしたが、実に見応えのある試合でした。
最後に、今日のエルゴラ、ガンバ対フロンターレ戦は見開きカラーです。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
原稿は全部僕が書いてます。負け試合ですが、読み応えあるように書き上げました。よろしければどうぞ。

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