サカナクションのライブDVDを見た。


  サカナクションのライブDVDを見た。
2月に出たばっかりの初回限定版3枚組DVD。値段は8400円。買うのに躊躇する金額だったけど、めったなことじゃないとライブDVDを買わない自分が、思わず買ってしまった逸品だ。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 サカナクションは北海道出身の5人組ロックバンド。バンド名は「魚」と「アクション」を組み合わせた造語で、「ミュージックシーンの変化を恐れず魚の動きのように軽快に素早くアクションしていく」という意味から来ている。
 彼らに惹かれたのは、その音楽性に加えて、ヴィジュアルにもかなりのこだわりを見せていること。去年発売された「アルクアラウンド」という曲のPVを見ていたら、5分以上ある曲をワンカメで撮影していて、その歌詞を立体的な物体で登場させる手法に、すっかり目が釘付けになってしまった。なにより新しいことにとことんトライしようとする姿勢に好感が持てた。

 その中心にいるのが、作詞・作曲を手がけるメインボーカルの山口一郎。
その眼ヂカラがすごい。物事をまっすぐと見据える印象だ。そしてメンバーから父親的な存在と言われているだけあって、プロデューサー的な視点もすごく持っている。
 PVだけではなくライブを見てもステージでの新しい見せ方にチャレンジしているのだけど、「バンドは5人だけど、関わっているスタッフ全員がバンドだと思っている。僕はチーム・サカナクションと呼んでいる」と言っているだけあって、その演出についてすごくこだわりを見せている。
 このライブDVDの3枚目の映像には、その様子が収録されているとの触れ込みだった。ツアーのドキュメンタリーだけではなく、ライブ当日のリハーサル風景や打ち合わせなどのメイキング映像(それを副音声で本人らが解説)で、そこにはステージ上の演出に細部までこだわりを見せる山口の姿が映っていた。それも自分たちの要望だけを舞台スタッフに伝えたりするのではなく、彼らとのディスカッションを通じて、一緒に練り上げている姿だった。想像以上に見ごたえあるボリュームだった。
 最後に、ナイトフィッシングをしながらメンバーの山口と江島が語り合う映像が入っていた。ただ釣りをしながら、その合間に雑談しているかのような光景なんだけど、実際には自分たちの音楽について、ものすごく濃い中身の話をしていた。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
山口「まわりから求められているものは、俺の中では2種類ある。リスナーが求めているだろうものと、メンバーやスタッフが求めているであろうもの。外からの目線がふたつある。そして自分の中にあるものがひとつ。そのみっつを組みあわせて自分のなかで、次にどのヒストリーにするのかをものすごく意識している」
江島「それって割合的にはどのくらい?」
山口「状況による。『アルクアラウンド』のときは、まわりが求めているものがすごく大きかった。リスナーが一体サカナクションのどういう部分を求めているのかを分析する割合が多かった。それは『アイデンティティ』までかな」
江島「あれは?『目が明く藍色』は?」
山口「あれは俺がやりたいと思ったことと・・・特殊なんだよね。ひとつ、自分のなかで決着をつけたかった。自分が好きなものをとことん作って、リスナーやスタッフがどう思うのか。その反応を確かめたかった」
江島「『目が明く藍色』は自分の割合が多いんだね」
山口「おれは出来上がったときに、こんな曲は二度と書けないと思ったし、今の自分たちをこれだけ説明しているものはないと思った。これは本当に達成したと。自分の一章節が終わったと思った・・・・でもイマイチ売れなかった(笑)」
・・・・いやー、テーマの中身が濃過ぎるでしょ(笑)。山口一郎の頭の中を少しだけ覗けたような気がしたぜ。
なによりDVDを観て、サカナクションのライブ行ってみたいなと思った。ちょっと、いや・・かなり注目してみます。
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