7月に京都の監督を退任した元日本代表の加藤久氏(54)がタイのチョンブリFCから監督就任のオファーを受けていることが分かった。 チョンブリFCは首都バンコク郊外のチョンブリー県をホームタウンとし、07年にタイ・プレミアリーグを初制覇し08年にはACLに参戦した強豪。24日に最終節を迎えた今季リーグは3位で終了。来季の巻き返しを見据え、10月に入って前日本代表監督の岡田武史氏(54)にオファーを出したが、断られたことから、ターゲットを加藤氏に切り替えた。
個人的に注目しているニュースです。日本人選手の海外挑戦は、いまや日常茶飯事になりましたが、Jリーグ経験のある名の知れた日本人監督が海外で指揮を執る例となると、まるでサンプルがありませんからね。もちろん、日本よりもサッカーレベルが低いとされているタイリーグからのオファーですから、海外でのクラブを率いるといっても、都落ちの感はあると思います。さて加藤久さんは、どういう決断をするのでしょうか。
甲府時代に安間監督と雑談していたら、まさにそんな話になったことがあります。
あるとき、「僕は職人肌なので、コツコツと選手を指導しているのが好きなんですよ」とおっしゃっていたので、「数年後の安間さんは、タイとかインドネシアのクラブを率いて、ACLでJクラブと対戦していそうですよ」と言ったら、「それ、面白いっすねー」と笑っていました。
そのあともすっかりの話題で盛り上がってしまい、「練習環境やら国民性が全然違うから、勤勉性のある日本人のように真面目に練習に取り組むとは限りませんもんね。例えば、開始時間にルーズだったり、プレーをサボッたり、練習させるだけでも、すごく大変そうですよ」なんて話していたら、「そのやる気のない彼らにいかに夢中になってもらうか。その練習メニューを考えるのが、また面白いんじゃないですか」とおっしゃっていて、うーん、安間さんらしい発想だなぁ、と思ったものです。
富山でも相変わらず面白い練習をやっているようです。富山の舩津選手がブログでこんなことを書いていました。いい話ですね。
それでは、また。