スゴイんだぞ!西野さん。最近読んだ本〜「魔法のコンパス」。







読書の秋ですねー。

ということで、最近読んで面白かった本を紹介してみます。

それは、西野亮廣さんの「魔法のコンパス」(主婦と生活社)。

そう。お笑いコンビ・キングコンビの西野さんによる、ビジネス書です。

現在の彼は、漫才師、絵本作家、イベンター、校長、村長・・・・などなどいろんな肩書きを持って活動の幅を広げています。

表現の仕方であったり、企画や集客の発想が面白いので注目していたのでちょっくら買って読んでみることにしました。

そしたら、これが面白い。

いろんなジャンルに応用できそうなヒントが散りばめられていました。

例えば、「やりたいことが見つからない」という相談を受けた時、西野さんは「3キロダイエットして、その体型を維持してみれば?」と提案するそうです。

 なぜか。
理由はシンプルで、3キロ痩せるのは、決して簡単ではないからです。

3キロ痩せようとしたら、日頃の食生活を改めないといけないし、体型を維持するには、帰り道の一駅手前で降りて歩かないといけないかもしれない。

そういう習慣を身につける必要があるからです。

そして大事なのは、そうした変化によって、自分に入ってくる情報が変わってくることだと言います。

例えば、スーパーで食品を手に取る時は、今まで気にしていなかったカロリーを気にするようになるし、一駅分を歩くようになると、その道中では今まで知らなかったようなお店を見かけたり、初めて見る看板にも出会う。

それによって、またいろんな発見が出てくるし、その発見によって、今まで考えもしなかった疑問も浮かんでくる・・・というわけです。

僕は普段から小さな変化に触れるようにしているんですよ。
例えば「入ったことのなかった、近所のお店に行ってご飯を食べてみる」とか、「本屋さんのいつもは立ち寄らないジャンルのコーナーに行って、その本や雑誌を一冊購入してみる」とか、そのレベルの変化なんですけど、それでもちょっとした発見ってすごくありますからね。

大事なのは、自分が変化を好むという姿勢を身につけることです。そうしないと、いずれ大きな変化に挑戦するときにも挑戦の筋肉がついていないと思いますから。

他には、「自分をレアカード化する方法」も面白かったですね。

これは藤原和博さんの「必ず食える1%の人になる方法」という本に書いていた内容だそうです。

誰でも1万時間をかければ100人に一人になれるという「1万時間の法則」。ただ100人に一人程度では食べていけません。プロは、100人に一人ばかりが集まった世界でもわけで、そこで戦って抜きんでようとするのは大変なわけです。

そこでどうするかというと、最初に1万時間を投じたAという分野で1位を目指すのではなく、あらたにBという分野でも1万時間をかけて100人に一人になる。
・・・100分の1かける100分の1で、1万分の1になれるわけです。これで、そこそこレアカードになれるというわけです。しかしここで、著者の藤原さんはさらに1万時間を投じて、100分の1×100分の1×100分の1で、100万分の1になることを推進しています。

そしてそれぞれのA、B、Cの3点を結んだ三角形の面積がその人の需要であり、この三角形をクレジット(信用)になる。

その距離が離れていればいるほどクレジットが広がる・・・詳しくは本書を読んでもらいたいのですが、西野さんの場合は、お笑い、アートという面積があり、お笑いとアートはかけ離れて離れているのでクレジットが広がっているとううわけで、それが「芸人のクセに」と言われているわけでもあるわけです。現在はそこにCとなる「学校」や「街作り」という部分を加えているのだとか。

アメトーークの「スゴイんだぞ!西野さん」でも登場してましたが、彼に興味を持ったら読んでみてはどうでしょうか。

ではでは。





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