16分でできること。


 昨日は16分間のためだけに、バスと電車で往復5時間かけて鹿島に行ってきました。
J1がなかったこともあって、異様な数の報道陣でしたね。鹿島スタジアムは記者席が多いので、無事前回と同じ場所に座れました。

 それにしても・・・いやー、心臓止まるかと思ったわ。
再開試合は鹿島側からの間節FKからスタート。川崎側としては、この最初のワンプレーの対応に相当入念な準備をしていたはずなのに、いきなり岩政選手に決められちゃうんだもんな。決まった瞬間、記者席のイスからズリ落ちそうになりましたよ。一緒にズリ落ちたメガネを中指でクイクイしながら、「いや、ホンマにあかんでー」と完全にやっさんが乗りうつってる始末でしたからね、オレ。しかし早業だったなー。再開試合という状況だから適応されないけど、佐藤寿人の持つ最速ゴール記録よりも電光石火のゴールだったかもしれないよ、あれ。

 無事川崎が逃げ切りましたが、選手にとっては、濃密でながーい21分(ロスタイム約5分のため)だったようです。2年連続チャンピオンチームによる「フルパワーのパワープレー(くどい表現だな)」を受け続けたのだから、そりゃそうですよね。試合後に森選手が、「10点差ぐらいあればもう一回やってもいいけど、2点差ぐらいは嫌です」とコメントして報道陣を笑わせていました。個人的にも日本サッカー史上初の場に立ち会えていい経験になったと思っております。

 16分の試合だったので、取材もすぐ終わったのですが、90分ゲーム(これが普通なんだけど)をしていたJ2は、まだ試合中。しかも台風の影響なのか、Jリーグのシステム障害だかなんだかで、速報ケータイサイトがまったく機能せず。ケータイだと自分は「J’s GOAL」と「エルゴラ」に登録してるのですが、どちらもダメでした。ヴェルディは公式ケータイサイトのライブ中継で情報を得られたのですが、甲府は勝ってるのか負けてるのか・・・・キム・シンヨンのゴールで先制した情報は入ったのですが、後半の状況がわからず、非常にヤキモキさせられましたね。結局、甲府は2-0で勝ち、ヴェルディも連敗が止まってよかったです。

 16分の試合だったので、鹿島から日帰りすることができました。
帰りの高速バスの中では、鹿島担当の田中くんがパソコン開いてめっちゃ原稿書いてました。僕も負けじとパソコン開いてキーボードをカタカタ叩いてみたのですが、すぐに気持ち悪くなってギブアップ。田中くんいわく「慣れ」だそうです。すげーな、おい。

 日付が変わる前には自宅につきました。
そして試合映像を見直して朝まで原稿書き。16分の試合だから、僕も16分で原稿書き上げようかと思いましたが、2行しか書けねーでやんの(笑)。

 明日発売のエルゴラに掲載する天皇杯のプレビューも提出。ただ水曜日の試合が終わったこの時点でスタメンを予想するのは、特に天皇杯は難しいですね。まぁ、予想ということで大目に見てください。

 それでは。
うーん、昨日は今までの人生で一番「16分」を口にした一日になったな。

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