今週の練習後、林陵平選手に話をうかがいました。
「いよいよ来たねぇ」と水を向けると、「監督からはまだ何も言われていないですけどね」と前置きした上で、試合に出る場面、ゴールを決める場面、さらに試合後にヒーローインタビューを受けている場面までイメージして臨みますよ、と意気込みを語ってくれました。「ヒーローインタビューまでイメージするんですね」と感心していたら、「それが大事なんですよ」と笑っていました。やはりストライカーは違います。
林選手のコメントはいつも面白いのですが、中でも笑ったのが岡山戦での喜山選手との話。
喜山選手のブログに林選手が登場していたように、ユース時代からプライベートでもすごく仲が良い2人。ただお互いのライバル意識もすごく強い。第1クールの岡山戦は、3対0でヴェルディの勝利。林選手は2得点の活躍で、試合後には「今日は俺の勝ちですね。喜山に僕の実力を見せつけてやりました」と報道陣受けするコメントを語ってくれていたんです。
だけど第2クールの対戦では3対2で岡山の逆転勝利。喜山選手が1ゴールを記録した反面、林選手は後半途中からの出場でした。それを受けて、「喜山くんとは、これで1勝1敗?」と聞くと、「いや、こないだは後半からの出場でしたからね」と一言。
そして続いて発した言葉が最高でした。
「・・・だから、あの試合は僕の不戦勝です」
・・・いや、林くん。それはむしろ不戦敗なのでは・・?というツッコミが喉まで出かけたのは言うまでもありません。
明日の富山戦での活躍に期待します。