週末は新潟に行ってきました。
「絶対に寒い」と聞いていたため、それなりの防寒をしていきましたが、やはり寒かったですね。
1分12敗というビックリするぐらい相性の悪いビッグスワンでの初勝利は、実に劇的でした。ロスタイムも残り何秒かというところで、レナトの左からの折り返しに、中央で待ち構えていた小林選手が落ち着いて決めた決勝弾です。記者席ではなるべく冷静に試合を見ている訳ですが、久しぶりに「おーし、きたぁぁー」と一人ガッツポーズしてしまいました。
この決勝弾の形・・・サイドを深くえぐって中で合わせる狙いは、練習でもいつもやっているシュート練習の形ですね。
ただ、実はこの2人による決勝弾には試合中にいろいろと伏線(?)がありました。
まず前半に、レナトからの左の折り返しに小林選手がニアで飛び込むも、惜しくも合わずという場面がありました。そして後半40分には、憲剛選手のスルーパスに左で抜け出したレナト選手がGKとの1対1を決め切れないという場面がありました。これには、中央に走り込んでいた小林選手が「俺に出してよ!」みたいな感じで、レナトとちょっとだけ口論になったそうです。
なので、あの決勝弾は3度目の正直、といったところかもしれませんね。レナトが突破した瞬間、ニアサイドで相手守備陣を深く引っ張った矢島選手の動きもナイスでした。
試合後、小林選手に「最後の最後に仕事をするって、どんな気持ちですか?」と聞いたら、お約束とはいえ、「最高です!」と満面の笑みで答えてくれました。去年ほどのゴールハンターぶりを見せられなかった小林選手ですが、尻上がりに調子も上がってきました。リーグ残り2試合、そして天皇杯も期待したいですね。
エルゴラの原稿ではコラム1本との依頼でしたので、苦戦した原因と風間監督の興味深い采配についてまとめて書いておきました。風間監督の名言付きです。
この勝ちで順位は9位に。ようやく一桁で、かつJ1残留が確定しました。残り2試合とも勝ってどれだけ順位を上げられるか。
それにしても、残り11位のジュビロ以下が残り2節になっても残留確定ではないという混戦具合が凄いですね。次節は等々力でのラストマッチ。しっかり準備して勝利で締めくくって欲しいですな。