天皇杯徳島戦。


 今日のエルゴラです。
 水曜日の天皇杯徳島戦のマッチレポートがカラー写真付き1ページで掲載されております。
いしかわごうオフィシャルブログ「サッカーのしわざなのだ。」
 試合自体は、駆け引きが面白い試合でした。
まず川崎Fの風間監督は新布陣となる[3-3-3-1]を採用。これに対して徳島の小林監督も通常の[4-4-2]とは異なる[3-4-3]をぶつける格好となり、90分間の間にピッチ上ではいろんな攻防がありました。
 そこを掘り下げて書きたい気持ちもあったのですが、じゃあ、延長戦までもつれて120分が過ぎたロスタイムで勝敗を分かれたものは結局何だったかというと、そういうものじゃなかったんですよね、きっと。たぶんお互いの気合いだったんだろうな、と・笑。もちろん徳島もしかりで、キム選手は足をつって前線で立っているのが精一杯でしたが、彼も最後は気合いだけで戦っていました。
 ただコラムも1本書かせてもらったので、そこで3バックの考察もしております。
 風間監督は9月ぐらいから、チームのベースを理解して、個人としてスペシャルな部分を出してきた選手として田中裕介選手、井川選手を挙げています。實藤選手はその時期ケガをしていましたが、復帰後のパフォーマンスと信頼から彼もそのメンバーに含めていいと思います。柏戦の前のエルゴラにも書きましたが、風間監督は「サッカーを後ろから作ってきた」わけで、風間監督のサッカーを理解し、体現しつつあるのはこの最終ラインなわけです。
 だから、このタイミングであえて3バックを試したのも、理解度の高い彼らに対して、さらにもうワンランクレベルアップしてもらうための宿題を与えたのではないかと思っています。
 じゃあ、前線の選手はどうかというと、彼らは後ろの選手ほど成熟はしていないと思ってます。実際、3バックになっても、前線の選手はプレーをする上での影響はさほど受けてないんですよね。後ろに比べると、まだまだ高めていかないといけない部分が多い。宏矢選手がレギュラーを外されていますし、前線はまだ配置や組み合わせを含めて、競争させていくのではないでしょうか。
 そのなかでもレナトがスペシャルな部分を出し始めてきたのは好材料だと思います。右サイドから中に切れ込むドリブル一辺倒だった時期と比べると、パスとドリブルの使い分けする判断と球離れが格段に良くなり、試合を決める選手になりつつあります。背番号10にふさわしくなってきたのではないでしょうか。
 こんな感じでいろいろ考えてみると、今回の3バック導入の狙いもわかってくるのかな・・・っていうのが印象です。
さて今日の代表戦・・・憲剛選手が先発出場かもしれないですね。楽しみです。

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