今日のエルゴラ(1049号)。

 今日のエルゴラです。
いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 明日のガンバ戦のプレビュー、1ページいただいてます。ゲームプレビューと「相馬フロンターレの生きる道」というコラムの2本立てとなっております。
 実はこのコラム含めて、今週のプレビュー原稿は、どういうテーマにして書こうかすごく迷いました。福岡戦に逆転負けし4連敗。正直、チームとして苦境に立たされているのは事実です。そういう現状を踏まえて、自分が感じている現状の敗因を指摘するというプレビューもありかなと思いました。
 でも、練習取材に向かい練習風景を観察していると、この逆境に対して監督と選手がどういう姿勢で臨むのか。そっちのほうに注目している自分がいました。そして練習後、実際に選手に話を聞いてみて、その思いがより深まりましたね。特にコラムで取り上げた田中裕介選手のコメントはその象徴だったと思います。そんなわけで、このプレビューとなっております。
 
 締め切り時間の都合上、エルゴラの紙面には間に合わなかったのですが、昨日の練習後の囲み取材では、相馬監督に突っ込んだ話もいろいろ聞かせてもらいました。取材記者が少なかったので、個人的にも気になっていたこともかなり聞けましたね。
 例えば、ガンバ戦に向けた戦術の選択について。連敗中と言うことで、その決断にも少し迷ったのではないかと思います。「それは企業秘密ですねー」と、最初はヒラリとかわされましたが、最後には「僕がブレてしまったら、選手もブレてしまいますから」とおっしゃってました。
 「逆境になってからが本当の勝負」とはよく言ったものです。
なにより、結果に対する責任を負うのは監督ですからね。こういう苦境で相馬監督が何を大事にするのか。それが垣間見れた瞬間だったのかなと思います。
 まっ、ドラゴンボールの悟空だって、一回死にかけてパワーアップし、スーパーサイヤ人になりましたからね。
・・・・という、ちょっと的外れな例えで無理やりブログを締めてみる!!挑むっ!!
明日は僕も万博取材に行きます。... 記事を読む

究極のプロモーション活動!?

昨日は「エコエコサマラク×エコエコアザラク」のプロモーションの取材をお伝えしましたが、ツイッターのタイムラインを眺めていて面白いなと思ったプロモーション企画があったんですよ。
 それは黒夢の新曲「heavenly」のプロモーション。
 そもそもの話ですけど、世間一般のプロモーション活動と言うのは、商品(サービス)を消費者に知らせて、かつ購買まで結びつけるのが目的の活動なわけです。
 
 例えば、新曲を出したアーティストが音楽番組に出演しまくるのは、一番分かりやすいプロモーション活動ですよね。
 他にも、CDジャケットのデザインを有名デザイナーに依頼したり、有名漫画家に描いてもらったりするのもそうですし、プロモーションビデオに有名俳優を起用するのもそうですよね。CDの購入特典として握手券や投票権をつけるAKB48もしかりです。CD発売の宣伝をするために、そしてより多く売るために、さまざまな話題を提供していくわけです。
 要は、これだけ物と情報があふれる時代ですから、その中でいかに目立ち、そして商品を手にとって購入してもらうにはどうすればいいのか。さまざまなメディアで取り扱ってもらえるように、プロモーション活動の中に仕掛けや工夫を考えるわけですよ。
 でも、今回出る黒夢の新曲のプロモーション活動は、その逆。
なんと、インターネットでも、TVでも、ラジオでもその曲を流さないのだそうです。つまり、CDでしか聴けない。プロモーションビデオだって観れない。パッケージを買わないと聴けないし、観れないという徹底ぶりだそうです。
heavenly 【ジャケットA】 (DVD付)/黒夢

¥1,890
Amazon.co.jp
heavenly 【ジャケットB】/黒夢

¥1,260
Amazon.co.jp
heavenly 【ジャケットC】/黒夢

¥1,260
Amazon.co.jp
うーん、これだけ世の中に情報が氾濫しているだけに、逆に新鮮なプロモーションですよね。「何もしない」というプロモーション活動をしているわけですが、一歩間違えば大惨事を起こしかねないですけどね。
 いやー、僕はこういう発想をする人たち、好きですわ。
 同じ発想で、Jリーグでも、試合告知や宣伝活動を一切しないプロモーションをする試合が1試合ぐらいあっても面白いかもしれませんね。
・・・あっ、天皇杯がそうか(笑)。... 記事を読む

エコエコサマラク×エコエコアザラク。

 今日は朝から麻生へ。
暑さ、やばかった。ハンパなかった。開始1時間でミネラルウォーターのペットボトル2本飲み干してしまった。
そして練習後は、来週の名古屋戦に向けた「エコエコサマラク×エコエコアザラク合同プロモ」の記者会見を取材してきました。川崎フロンターレからは中村憲剛選手、映画「エコエコアザラク」で主演・黒井ミサ役をつとめる前田希美さんが登場。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 詳しい会見の模様はブロゴラに書きました。
「エコエコアザラク」は、70年代、週刊少年チャンピオンにホラーブームを巻き起こした漫画・・・その世代の人によれば、かなり有名な漫画らしいですね。
エコエコアザラク 1 (少年チャンピオン・コミックス)/古賀 新一

¥410
Amazon.co.jp
僕らが小学生になる上の世代だから、恐怖新聞とかあのへんの世代なのかな(想像で書いてます・笑)。
 もともとは、天野部長に「エコをテーマに集客プロモーションを出してみろ」とのお題が武田社長から出たのが始まりで、「エコ、エコ・・・エコエコアザラクしかないでしょう!」とのことでアプローチも開始。古賀新一先生の在住している福岡まで飛び、趣旨を説明すると快諾してくれ、実現にいたったとのことです。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
当日は等々力競技場内に古賀新一先生プロデュースによる「魔女の館」が登場し、「つまみ枝豆の本当にあった怖い話2」も聞けます。
「家族全員で来場すれば、家庭使用電気量も節電できて、さらにエコ!試合前は涼しく、そして試合中はアツくフロンターレを応援しよう」というコンセプトの「エコエコサマラク」とホラー漫画「エコエコアザラク」とのコラボ。
うん、フロンターレらしいプロモーション企画ですね。
なおホラーコミック「エコエコアザラク」は、8月27日(土)より映画公開、9月2日(金)にはDVD販売が開始とのことです。
エコエコアザラク ―黒井ミサ ファースト・エピソード― [DVD]/前田希美,栩原楽人

¥3,990
Amazon.co.jp... 記事を読む

コラソン。

コラソン5巻。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
6月に出ていたらしいのですが、昨日買いました(笑)。一応、最新刊です。コラソンって新刊コーナーに平積みされていないので、つい買い逃し過ごしてしまうんですよね。オーストラリア代表戦の決着がついてます。漫画ヤンマガを読んでいないので、この試合のラストはけっこう意外でした。ジャッジに左右される試合を描きつつ、戌井の成長をさらに促すための展開ともいえますかね。
 帯には「日本代表GK川島永嗣選手も愛読!!!」もついてました。
「リョウガの貪欲さにリアルに自分を重ねてしまいます。先生、早く次が読みたいです(笑)」
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
おまけ漫画でベルギー弾丸応援ツアーのレポートもあります。川島選手取材の様子をいろいろ描いてます。塀内先生の漫画といえば、このコーナーがないとね。
コラソン サッカー魂(5) (ヤングマガジンコミックス)/塀内 夏子

¥580
Amazon.co.jp... 記事を読む

書評:サイドアタッカー”キンタ流”突破の極意

どうも。
サッカーライター兼サッカーブック・ソムリエこと、いしかわごうです。
今回紹介するサッカー本は、こちらです。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
サイドアタッカー”キンタ流”突破の極意
出版芸術者さんが献本してくれました。Sさんありがとうございまーす!(そして書評書くの遅れてごめんなさい)
 日本リーグ時代、サイドアタッカーとして名を馳せた金田喜稔さんの本です。
サイドアタッカーとしての心得、サイドアタッカーの突破術、日本でサイドアタッカーが育たない理由、そしてメッシ、C.ロナウド、ロッベンなど現代の超一流ドリブラーの分析など、サイドアタッカーに関してとことんまで語り尽くしています。
 川崎フロンターレにはサイドアタッカーが多いですから、読んでいて勉強になる発見も多かったですね。技術的なポイントでいえば、ドリブラーならではのファーストタッチの置き所や、仕掛けのプロセス、相手の逆の取り方であったりは、目からウロコがボロボロと。今度からはそういう細かい部分にはまで注意してプレーを見てみてみようと思いましたもん。
 でもね・・・本書読んでいて一番感じたのは、「金田さん、アツイ!」ってことなんですよ(笑)。
 この本からは、金田氏のサイドアタッカーとしての強い責任感と強烈なプライドがビシビシと伝わってくる。「サイドアタッカーたるものこうあれ!」という思いが込められているということですね。
「究極は1対1で勝てばいい」、「個人の力の差を埋める努力をせず、システム論や戦術論に逃げても一生勝つことはできない」などなど、個を伸ばすことの重要性を本当に熱く説いています。当たり前ですが、1対1に突破できるアタッカーがチームにいれば、それは立派な戦術になり得ますからね。組織論でサッカーを語りがちな現代だからこそ、響くものがありました。
 日本サッカー永遠の課題として指摘されている「決定力不足」。その解消には常に「ストライカーの育成」が叫ばれておりますが、シュートが決まるストライカーと同じぐらい、局面を打開できるサイドアタッカーも育てないといけないことに気づかされます。
幸い、ザックジャパンでは[4-2-3-1]の『3』にはまるアタッカー陣が豊富ですからね。香川選手がその筆頭ですが、先日の韓国戦では、セレッソの清武選手という収穫もありました。今後サイドアタッカーはますます注目されていくのではないかとい思います。
サイドアタッカー―“キンタ流〟突破の極意/金田 喜稔

¥1,050
Amazon.co.jp
なお、サッカー本の書評依頼は、go_ishikawa55@yahoo.co.jp までお気軽にどうぞ。... 記事を読む

最近買った漫画。

いまさらながらですが、先々週買った「ハンター×ハンター」と「バクマン。」。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
・ハンター×ハンターは29巻。
先週からようやくジャンプでも連載が再開しました。それにあわせての2ヶ月連続単行本発売。立ち読みしていただけなんで、1年前の細かい展開とかはさすがに記憶があやふや。前巻のネテロ会長が王を道連れにしようとするところは、当時のインパクトあったんで覚えていたけど、この29巻の内容はわりと抜け落ちてたな。内容を言うと、ゴンがごっつくなってます(笑)。もう、ゴンくんじゃなくて、ゴンさんですね。
 ハンターって、休載をはさみつつとはいえ今年で連載13年目なんでしたっけ?
蟻編はもう何年ぐらいやってるんだろ・・・捕まったポックルが記憶を探られてる場面とか、カイトが腕を飛ばされて翌週に頭だけになっていた衝撃のラストとか、あのあたりの「どうなってちまうんだ?」っていう展開は、近年も味わえないドキドキでしたからね。そんな蟻編もそろそろクライマックスか・・・どうなるんだろ。
・バクマン。
インターネット上の見知らぬ仲間と作った物語でデビューする新人漫画家の話。これは漫画だけに限った話ではなく、小説でも映画でも、ドラマでも当てはまると思いますけど、話作りの知恵を持ち合ったり、展開の検証であったり、インターネットを使うことでさまざまな可能性が広がる反面、それによって生まれてくる難しさもありますからね。
HUNTER×HUNTER 29 (ジャンプコミックス)/冨樫 義博

¥420
Amazon.co.jp
バクマン。 14 (ジャンプコミックス)/小畑 健

¥420
Amazon.co.jp
 さて今日はもうすぐ福岡戦。
ひさびさに博多の森に行きたかったんですけど、今日は欠席です。お盆と重なると、さすがに飛行機代だけでもうん万円と半端ないですからね。遠征取材はアウェイのナビスコ広島戦以来かな。
テレビ中継は、J SPORTSなんすね。
家でしっかり見届けるとします。... 記事を読む

書評:「名将への挑戦状 ~世界のサッカー監督論」

どうも。
サッカーライター兼サッカーブック・ソムリエこと、いしかわごうです。
今回紹介するサッカー本は、こちらです。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
「名将への挑戦状 ~世界のサッカー監督論」。
雑誌『ワールドサッカーダイジェスト』のコラムを書いているヘスス・スアレス氏と小宮良之氏の共著。13人のフットボール監督の手腕を、スアレス氏がさまざまな角度から論評しています。
登場する監督は、この13人。
ジョゼップ・グアルディオラ
ファビオ・カペッロ
ウナイ・エメリ
ルイ・ファン・ハール
ホセ・アントニオ・カマーチョ
マルセロ・ビエルサ
ミカエル・ラウドルップ
ビセンテ・デルボスケ
ドゥンガ
ラファエル・ベニテス
ビクトール・フェルナンデス
アーセン・ベンゲル
ジョゼ・モウリーニョ
いやー、面白かった。
スアレス氏はスペクタクル論者で、その信念は清清しいほどブレがないです。だから、結果至上主義の指揮官を酷評するスタンスも一貫しています・笑。鋭く、かつ理路整然としているし、何よりその内容が刺激的。読み応え十分でしたわ。
スペクタクル論者としてのポリシーを、スアレス氏は本文の中でこう主張しています。
「 フットボールは『ゲーム』であり、そこには夢や希望や娯楽性がなくてはならない。勝利すること、そこに固執する者たちが多くなれば、たちまち味気ないスポーツになり下がることだろう。
 勝者と敗者。
そんなものは日常にありふれている。ボールゲームで人々を楽しませ、観客の予想を裏切る、そのために果敢に挑戦する指導者こそ、一流と呼べるのではないだろうか。 」

 だから、カペッロとかドゥンガとか現在のモウリーニョなどに対しては、本当に容赦ない。特にカペッロに対しては、「なんのシンパシーも感じない」、「史上最悪の悪役的勝利者。彼こそ、モダンフットボールに居場所を与えるべきでない男なのである」とか、痛烈にぶった切ってます。
 例えば、カペッロはレアル・マドリードを2度率いて2度とも優勝に導いている。それでも「『とにかく優勝したからカペッロを認めるべきじゃない?』とは陳腐な認識だ。マドリッドには優勝の流儀というものがあり、勝てばいいというチームではないのである。」と一蹴。その理由もこんな表現で語っている。

「スペインにおける中盤は、レストランの厨房のようなもの。レストランでもっとも大事な場所である。店構えや内装、ウェイターの給仕も大切だが、厨房で作られる料理でレストランの質が決定すると言っても過言ではない。ところが、カペッロはそこを簡略化してしまう。店の売り上げを高めるのに、広告活動と客を離さないサービスだけで利益を上げようとする。だが、私や多くのスペイン人は、そんな『カペッロ・レストラン』に足を運ぶ気はない。なぜなら、スペインのフットボールファンは、あくまで『シェフの料理』を楽しみにしているからだ。 」

 ちなみにカペッロ批判は、ベンゲルの章でも触れている徹底ぶりです・笑。

「いかに勝利し、いかに敗れるか。そこにフットボールの醍醐味は存在している。勝ち続けてきたといわれるファビオ・カペッロなどは、私にしてみれば『退屈を与える拷問者』でしかない。(中略)イングランド代表監督として戦った10年南アフリカワールドカップがどれほど無様だったか? 敗れ去ったカペッロは何も残らず、抜け殻同然だった。」

 あと読んでいて印象に残ったのは、ビエルサかな。
スアレス氏も「最も攻撃フットボールに対する強迫観念が強い」と評価している一方で、「生か死か。そこまでの潔さがビエルサの戦い方にはある。しかし彼のチームが頂点を極めるには、『神風が吹く』必要がある」とベップのバルサにように現実策も盛り込むべきではないかと、理想だけを追い続ける完璧主義者の姿勢にはやや疑問を投げかけている。
 しかしビエルサはそれでも変えない。
「私は決してカウンターアタックを採用しません。受け身の戦いを可能性を模索することなど愚策です。なぜ、私が凡愚に成り下がらねばならないのですか?自分にとってのフットボールとは、ボールの主役になることです。ボールを所有し、主導権を握る。そこに信念があるのです。にもかかわらず、相手にボールを渡した状態を想定した戦い方をトライするなど笑止千万。真に偉大なチームというのは、相手によって戦い方を変えるものではないのですよ」
 最後には「彼は厳しい戦いを承知で攻撃に打って出る。終始一貫したその姿勢は、勝敗などという枠組みを超えている」と言い、「 攻撃フットボールにカウンター戦術を取り入れれば無敵の指揮官になると思っている。しかしアルゼンチン人指揮官は信条を守り通すだろう。それが”LOCO(クレイジー)”ビエルサという男なのである。」と締めている。うーん、興味深い。
 バルサとレアルの2大指揮官については、バルサのスタイルを「至高の創造的フットボール」、モウリーニョのレアル・マドリードを「究極の破壊的フットボール」と評しています。最初のチャプターでベップ、最後のチャプターでモウリーニョという構成なのも、わざとでしょうね。その対比を楽しめるようになっている気もします。
名将への挑戦状 ~世界のサッカー監督論~/ヘスス・スアレス

¥1,500
Amazon.co.jp
「見ていて楽しいサッカー」が好きなファンはもちろん、「つまらなくても勝てばいい」と思っているファンも一読する価値のある本だと思います。名将への挑戦状、オススメです。... 記事を読む

アメトーークで魁!!男塾芸人

$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
懐かしかったですねぇ。そして面白かった。
これだけツッコミどころが満載な漫画も珍しいですからね。アメトーーク的には、格好の料理題材だったと実感。そんなにメジャーじゃない漫画なのもよかった気がします。
 ケンコバのツッコミが冴え渡っていました。中でも一番ウケタのは、大豪院邪鬼の紹介。
 最初は大仏ぐらいのサイズだけど、最終的には照英さんぐらいになる」。
 例えに照英を持ってくるケンコバのチョイスが絶妙です。めっちゃウケたわ。
 あまりのトンデモ漫画ぶりに、「コメディでいいんですかね?」と蛍原から言われたけど、出演者みんなで「事実です。実話です!」と言い切ってました。「民明書房(みんめいしょぼう)」が存在すると信じ切っていた小学生時代の自分を思い出したぜ。
 ひさびさにアメトーーク!らしさを堪能した回でしたわ。
 せっかくなので当時の思い出をフンフンたぐりよせてみると・・・・自分が小学生のときにジャンプを買い始めたときは、ドラゴンボールとか聖闘士星矢を目当てで読んでて、そのうち男塾も読むようになった感じだったんですよ。だから男塾にはそんなに詳しくなかったのだけど、ある日古本屋に行ったときに、父親が男塾の26巻までのセットを買ってくれて、それでめっちゃ詳しくなったからね(笑)。どのキャラがいつ仲間になってとか、それで把握した。唯一の2号生・赤石に、なぜかひかれたてたなー。
 ストーリー展開としては、「ライバルが仲間になる」という典型的なジャンプの王道パターンなんだけど、その発展の仕方がハンパじゃない。4人対4人の団体戦が「驚邏大四凶殺(きょうらだいよんきょうさつ)編」で、そのときの敵の4人が仲間になって、今度は8人対8人の団体戦が「大威震八連制覇(だいいしんぱーれんせいは)編」。
 格闘漫画で8対8をするのも十分凄いのだけど、さらにここからその8人(3号生)が仲間になって、16人対16人の勝ち抜きトーナメント大会「天挑五輪大武會(てんちょうごりんだいぶかい)編」が始まりますからね・・・倍々ゲームにも程があるでしょ(笑)。しかもこの天挑五輪シリーズが一番盛り上がったはず。
 さらに「七牙冥界闘(バトルオブセブンタスクス)編」では天挑五輪で戦った敵が何人か仲間になりますからね。宗嶺厳がカッコよかったかな・・・って、やっぱり当時のこともけっこう覚えてるな。
 このアメトーークを見て、漫画喫茶で男塾を読みに行く人が増えるんだろうなー。自分は・・・別に読み返したいとは思いません(笑)。
魁!!男塾全20巻 完結セット (集英社文庫―コミック版)/宮下 あきら

¥11,991
Amazon.co.jp... 記事を読む