今日のエルゴラ。

 今日のエルゴラ。
フロンターレ対エスパルス戦のプレビューは、紙面の3分の1です。
いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
プレビュー原稿に加えて、先発復帰が濃厚になっているケンゴ選手のコラムを書いてます。代表合宿中に判明したケガの影響で、中断明けの神戸戦、マリノス戦(ナビスコ)はスタンド観戦だったケンゴ選手。
 外からこの2試合をどう見ていたのか、そして終盤に出場した山形戦では、何を意識してプレーしていたのか。特に残り10分の場面でしっかりゲームをクローズさせたあのプレーぶりは「老獪」でしたからね。今週はマンツーマンでじっくり話を聞けたので、そのへんを中心にコラムに組み立てています。
 
 ちなみに今週は、明日土曜は等々力でJ1取材、そして日曜は急遽ピンチヒッターで、とある遠方のJ2ゲームを取材してきます。今日はこれから、ひたすらスカウティングで試合観まくります。
あと季刊エルゴラ発売してます。
表紙が長谷部選手と澤選手からわかるように「日本代表」特集です。僕も原稿書いてます。
季刊エルゴラ 2011年 11月号 [雑誌]/著者不明

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書評:「うたがいの神様」(千原ジュニア)

 最近、サッカー本ばっかり読んでる気がするので(実際、読んでるんですが・笑)、関係ない本を読んでみました。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
千原ジュニアの「うたがいの神様」
パピルスに連載している内容をまとめた本です。「鵜呑みにしてたまるか!」ということで、世の中のさまざまな物事を疑っているジュニアの主張が楽しめます。
そもそも「鵜呑み」という言葉自体が、鵜呑みできないヘンな言葉です。鵜は魚を丸呑みにした後、そのまんま漁師に吐き出しますからね。呑んでもいないし、消化もしていない。ということは、「よく理解せずに物事を受け入れる」という意味の先に「受け入れるフリをしてそのまんま吐き出す」という意味もあるはずで。一回呑み込んで、呑み込んだと油断させておいて「吐き出す」みたいな。笑いで言うと、ノリツッコミみたいな感じでしょうか。「鵜呑み」ってもしかしたら、「疑う」ということと意味が近いのかもしれません。
・・・「はじめに」から、これですからね・笑。1時間ぐらいでサクサク読める本です。36話収録されているのですが、個人的に面白かったという話を5つほど紹介してみます。
・珈琲好きは珈琲嫌い
「これが美味しい珈琲」という基準を持っているがあまり、まずい珈琲が飲めないというジュニア。缶コーヒーはもちろん、喫茶店でも珈琲を飲みにいけるお店も限られてしまっているそうです。缶コーヒーをガブガブ飲んでる人からすれば、自分は珈琲嫌いに見えるんだろうな、という話。同じことを恋愛や仕事にも当てはめて考察している。
・一番煎じは苦い
世の中は一番煎じに見せかけた二番煎じにあふれかえっているという話。芸人が映像の仕事をするというとみんな映画にいくから、じゃあ自分は2時間の映画の真逆にある15秒のCMの監督をしたら、一番煎じかなと。作ったのは確か「SANNKEI EXPRESS(サンケイエクスプレス」のCMでしたね。「残念な兄」、「残念なアイスキャンディー」、「残念なトイレ」、そして「残念じゃない新聞」のCM。
・割り勘する男より割り勘された女を恥じるべき
ほんまにその子のことを気に入っていたら、男は絶対に割り勘はしない。お金がなくてもなんとかしておごるはず。「割り勘にされたわ!」と人に言うことは、「私なんとも思われてへんわ!」、「自分あかんわ!」ってまわりに言いふらしているようなもの。もっと悔しがれよ。自分が女だったら、「割り勘されない女になったる!」って努力するわっていう話。一理ある・笑。
・先輩は選べる
芸人は先輩後輩の関係が濃い世界。ゴハンや旅行でも先輩が奢るのは常識。でもジュニアは映画だけは割り勘にしているとのこと。その理由は、先輩におごってもらって観た映画の感想を、先輩側に寄せられてしゃべられるのがイヤだから。先輩におごってもらった映画だから全然面白くないと思っても、面白いといわないといけない気持ちになった自分の経験が大きいそうです。後輩時代も「自分でお金を出すから、先輩とどれだけ意見が違っても言わせてもらう」とのスタンスだったとのこと。
 そして、絡みたい先輩は自分から選べるという話。芸人は後輩が「飯連れて行ってくださいよ」というだけで「ほな、いこうか」とつながれる世界。先輩・松本人志とのエピソードがいいですね。
・不謹慎使いにご用心
震災以来、あふれた不謹慎と言う言葉について。そもそもは「お前、謹慎な身なのに、不謹慎やな!」と謹慎中の先に、不謹慎があるはずという主張。
 ジュニアは、男だけの芸人チアリーディングチームを作って、15人ぐらいの汚いおっさんで被災地を励ましにいこうという案を考えたそうです。チアリーディングって観ている人を応援するっていうスポーツだし、ミニスカートでおっさんがめっちゃ真剣に踊ったら、目の前の被災者はからは「コイツらアホちゃう?」ってウケて喜んでくれるんじゃないかなっていう話。でも被災地以外の「不謹慎使い」からは不謹慎と言われんだろうな、とも。
 バラエティで話しているエピソードとかぶっているネタも多少あります。そのことについては、以前「あっちの番組でこのネタ使ってオンエアがあの時期だから、この番組では・・・」といろいろ考えていたそうですが、それを計算しながら話すのが面倒くさくなったと言ってました。
「すなわち、便所は宇宙である」よりもちょっとトーク寄りですが、ジュニアの性格とか発想がよくわかる本だと思います。
うたがいの神様/千原 ジュニア

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すなわち、便所は宇宙である/千原ジュニア

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バレンシア対バルセロナ。

 今朝のバレンシア対バルセロナは面白かったですね。
試合は2-2だったのですが、非常に見応えある攻防でした。まずこの試合のバレンシアは、前半から強気のプレッシングでボール狩りを行い、さらにボールを奪ってからもポゼッション勝負を仕掛け続けたんですよ。あのバルサ相手に。
 そもそも、バルサがなんでここまで異常に強いかというと、言うまでもなく、あのパスワークにあるわけです。ほとんどの試合で70パーセント近いボールポゼッションをして、時間帯によっては85パーセントぐらいになるわけです。そんなバルサにポゼッション勝負を挑んで勝てるのであれば、誰もバルサ対策に苦労しないわけです。でもバレンシアはそれをやってのけた(前半限定でしたけど)。
 バレンシアのプランが奏功した背景には、バルサがまだ整備の余地があると思われる[3-4-3]システムを採用していた影響も少なからずあったかと思います。サイドにできやすい穴、特に右サイドのスペースをマテューが徹底的に切り裂いていった。この前半のバルサは、そこを修正し切れないまま前半を終了。バレンシアが2-1のリードでハーフタイムを迎えました。驚くべきは、前半のバルサのポゼッションが55パーセントだったこと。この数字だけで、バルサがいかに苦戦していたのかがうかがえるかと思います。実際、これだけボールが持てず守備に追われていたバルサなんて、なかなか見ることがないですから。
 後半、バルサは4バックに戻したのですが、それでも主導権はバレンシアのまま。コンパクトにして激しいプレスでバルサの自由なプレーをさせずに封じ込み、奪ってからはシンプルなカウンター。ただ時間の経過ともに、攻撃的なカードを投入したバルサのパスワークが機能し始めて、ゲームを支配し、76分にメッシからのパスを受けたセスクが決めて同点。その後、バレンシアはやや消極的になった印象で、バルサが逆転するチャンスはあったのですが、この日はメッシが大ブレーキ。決定機で決め切ることができずにドロー決着。
 最後に帳尻を合わせたところは、「さすがバルサ」ですけど、バレンシアが首位にいる理由がわかる前半の戦いぶりでした。とはいえ、ベップも[3-4-3]にチャレンジしている途中ですし、今後さらなる成長を遂げるためにはいまはトライをしている段階なのでしょう。バルサにも産みの苦しみがあるわけで、そういうチャレンジは評価したいと思います。
 原稿を書くために早朝に起きたのですが、いやー、その手を止めて見入ってしまいましたわ。
 たぶん再放送もあると思いますし、観れる機会がある人は観る価値があると思いますよ。
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小林悠選手とサカつく7。

 今日は朝から麻生取材に。
ただ練習を見学していると、台風が来ている影響もあってか、小雨ときどき大豪雨みたいな天気。それを受けて練習はジャスト1時間で終了しました。台風が来てるんだから、仕方ないよね。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 帰り際、小林悠選手にサカつく7の話を少し聞きました。
というのも、小林選手はマッチデ-増刊号で「好きなゲーム」に「サカつく7」を挙げていたんですよ。まぁ、その理由は「自分が初めて登場したゲームだから」だったんですけどね。
 ゲームの進行状況を聞いてみると、すでに27年目とのこと。
27年目ですか。それはもう、やり込んでますねー。最初はオリジナルクラブで始めて、いまはバルセロナの監督だそうです。チームには、メッシ、ファンバステン、ライカールト、C.ロナウド・・・とレジェンドクラスのプレイヤーばかりで構成されているとのこと。これはもう、やり尽くしてますねー。現役Jリーガーがここまでやってくれているので、SEGAの方も、きっと喜んでくれていると思います・笑。
 ちなみに「自分は獲得したのかい?」と聞くと、「獲ったんですけど、年俸が高いしあまり活躍しないので結局クビにしました」と笑ってました・・・そこはシビアなのね。
 サカつく7に出てくるエルゴラッソの川崎フロンターレ記事を閲覧して、「いやー、この文章を書いているライターは、すばらしいなぁ」とか自画自賛してますけどね。ゲーム内の記事は自分が書いてるわけじゃないにもかかわらず。
 フロンターレの若手の間では、けっこうサカつく7が流行っているらしいので、機会があればちょくちょく探ってみようと思います。
 みなさんもサカつく7をどうぞ。
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アニメ「TIGER & BUNNY」に学べ。

最近、「面白いなー」と思ったアニメがある。
それは「TIGER & BUNNY」。
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みなさん、知ってますかね?
 ひらたくいえば、ヒーローものです。近未来的都市を舞台に、「NEXT」という特殊能力を持つスーパーヒーローたちが活躍するというアクションストーリー。まぁ、詳しいストーリーとか設定は公式HP見てください。
 面白いと思ったのが、このスーパーヒーローたちがスポンサーの援助を受けて活躍しているという設定であること。だから、ヒーローたちのボディにはスポンサー企業がついているんですよ。それも「実在する」スポンサーだったりするからビックリ。
・ソフトバンク
・バンダイ
・Amazon.co.jp
・ペプシネックス
・牛角
・USTREAM
・カルビー
・DMM.com
・高須クリニック
・livedoor
・・・などなど。あっ、富士通のFMVもスポンサーで登場していますよ!
どうやら、放送以前から各企業向けにヒーローたちのスポンサーを募集するという商業展開が行われていたみたいです。
 一昔前でいえば、ガンダムやマジンガーZの胸に実在する企業のロゴがプリントされているようなものですから、見ていて違和感があるものですけど、これがアニメの世界観に馴染んでいて全く気にならないんですよ。
たとえ目の付けどころはよくても、これを露骨にやってしまうと、観ているほうはストレス感じてしまうものですからね。それを感じさせないバランスがなかなか絶妙ですね。
なかなか面白い試みをしているアニメだし、この発想から学べる部分はあると思いますね。注目する価値はあるかと思います。
「TIGER & BUNNY」の放送予定は以下の通り。
MBS 毎週土曜 25:58 – 26:28
TOKYO MX 毎週火曜 23:00 – 23:30
BS11 毎週土曜 24:30 – 25:00
Ustream 毎週土曜 25:59頃 –
「TOKYO MX」では火曜の23:00 、つまり今日の23時から観れるので、興味のある方はチェックしてみてください。
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そういえば松本人志の映画「大日本人」で、女マネージャー(UA)が「腰にもスポンサー張れ」と迫って、松っちゃんが「いや腰だけは譲れない」とケンカするシーンがあったな・笑。ヒーロー化した松ちゃんの身体にはあちこちに「カトキチ」「毎日香」「北の恋人」といったスポンサーのロゴを入れているんだけど、深夜枠で視聴率が低くなっているから、みたいな経緯だったはず。なんかふと思い出したわ。
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それでは。
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川島永嗣選手の『準備する力 夢を実現する逆算のマネジメント』

 サッカー本ソムリエのいしかわごうです。
今日は、発売前だけど読むのを楽しみにしている本を紹介してみます。
川島永嗣選手の著書『準備する力 夢を実現する逆算のマネジメント』。
準備する力 夢を実現する逆算のマネジメント/川島 永嗣

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タイトルを見る限り、サッカー観について語るというよりは、サッカーの世界で生きる川島選手が、どうやって自分の目標を達成しているのか、そういう内容のようですね。
・心の火は小さくなってもいいが消してはならない
・あえて「何も考えない意識」を作り一瞬の判断を下す
・遠回りになっても自分の意志や好奇心に素直に従う
・自分で決めた決断に誇りを持つ
・理由なき成功も理由なき失敗もない
・自信を持つと周囲の評価は気にならなくなる
・とりあえずやってみようの行動哲学
・自分の目標達成に周囲を巻き込む
・若い世代からこそ学ぶものがある
・モチベーションを高めるための自己投資もある
・人とは違う観点を持つ
・アスリートが社会のためにできること

 こういう項目紹介を見ても、いわゆる自己啓発書としてのテイストが強そうですね。たぶん、長谷部誠選手の「心を整える」が大ヒットした影響なのでしょうけど。きっとアスリートの日ごろの習慣であったり、仕事に対する姿勢を知りたいという需要があるんでしょうね。
 「準備する」というフレーズは、イチロー選手が使っていたことから世に定着し出した印象があります。
たぶん数年前の「プロフェッショナル 仕事の流儀スペシャル」での大反響がきっかけじゃなかったかな。08年の放送だったと思いますけど、毎日あれだけ日々のルーティンを決めて試合への準備をしているイチロー選手のストイックさには驚かされたものです。
 僕は川崎フロンターレ担当として川島選手に取材させてもらいましたが、彼はチームメイトも認めるストイックさを持っていましたからね。取材者としていろんなことを学ばせてもらいました。
発売は9月26日。来週の月曜日ですね、楽しみです。
興味のある方はいまから予約してみてはどうでしょうか・・って「予約」っていうのは、ある意味、準備する力ですよね・笑。
準備する力 夢を実現する逆算のマネジメント/川島 永嗣

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書評:バルセロナが最強なのは必然である

サッカー本ソムリエ・いしかわごうが今回紹介するのは、この本です。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 まずこの本で語られている「バルセロナ」というのは、グアルディオラの一年目、つまり3冠を達成したときのチームを軸に解明しています。
あれから2年が過ぎ、さらなる進化を遂げていることは、2010ー2011シーズンのCLファイナル、マンチェスターユナイテッドに完勝した試合が証明されてますよね。あのゲームには、本当に脱帽させられました。
この本では、そんな「美学と効率」を両立させたバルセロナのフットボールのメカニズム、そして根底にある哲学をなんとかして言葉で説明しようと試みています。
 「フットボールに絶対的な真実はない」。
なぜなら「人も出来事もロジック通りには機能しない。それほど簡単なものではなく、予測はできない。数学の方程式のようにも解けない。ロジックによって整理される解答では及ばない世界なのだ。システムを操るためには、相互に影響しあう要因の組み合わせを見なければならない。原因と結果だけの単純な連続を見る考え方では不十分だ」、「部分ごとに分けて現象だけでは組織の全体像は掴めない」、「人が生きるうえで感じる複雑さとフットボールにおける新たな考え方を取り入れて、バルセロナのプレーを追及する」などなど・・・複雑性のパラダイムを使って、フットボールの基本概念を説明しようとしている内容なので、巷にあるサッカー戦術本だと思って手を出したら、相当に面を食らうと思います。
哲学者の言葉が何度も引用されているし、還元論、機械論、複雑性などにも話が及んでいたりします。僕はこの「Part1:バルセロナのフィロソフィーを解明する」を読んでいる間、何度も脳ミソがパンクしようになりました・笑。
 一方、「Part2:バルセロナのプレーモデル」では、図やイラストを用いながら、戦術的な側面を解析しているので、サッカーファンとしてはかなり読みやすいです。
「バルセロナの守備は、実は攻撃から始まっている」とはよく言われることですが、個々の対応と役割を、各ポジションの選手について詳細に言及しています。いかにバルセロナの攻守が緻密で、そしてどのように局面がオーガナイズされているのか。かなり細かく分類して紹介しています。バルサのメカニズムをより厳密に把握したい人は、ここだけを入念に読み込んでみるのもいいかもしれませんね。巻末には、この本の訳者・羽中田さんのCL2010ー2011CLファイナルの試合分析も掲載されています。
結論:既存の戦術本にある簡略化したような解説ではあのメカニズムがどうにも満足できないぜ、というようなコアなバルサファンは読んでみてください。あと、複雑性のパラダイムを使ってフットボールの基本概念を説明しているので、そういうフットボールの捉え方に興味がある方にもオススメですね。とにかく、歯ごたえはあります!
バルセロナが最強なのは必然である グアルディオラが受け継いだ戦術フィロソフィー/オスカル・P・カノ・モレノ

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今日のエルゴラ&平塚取材。

 今日のエルゴラです。
いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 僕は小林悠選手のコラムを書かせてもらいました。
等々力で勝利した7月16日の柏戦以来、チームは負け続けていたわけですが、あの柏戦で小林選手が決めたゴールシーンをみなさん覚えていますかね。矢島選手のアクシデントが起きて前半に途中交代で入ったわけですが、彼はファーストタッチでいきなり点を取ったんですよ。味方の縦パスに山瀬選手が右サイドを突破して中央にクロスしてそのボールをプッシュ・・・この流れって、山形戦のゴールとちょっと似てますよね。でもあのときとは実は違うんですよ・・・・っていうところをコラムに書きました。
よろしくです。
 昨日は、湘南対水戸戦の取材に行ってきました。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 試合は3-2で湘南が勝利。
後半25分までに3-0になってからは、「このまま何も起こらないであろうなー」という空気がスタジアムには流れていたのですが、ロスタイムに水戸が2点もぎとるという熱い展開でした。0-3になってからはずっとベンチで座っていた(柱谷)哲さんも、2点返してからはテクニカルエリアを飛び出して「あがれ、あがれ」と猛烈に指示。そこから水戸はクロスからヘディングであわや同点の決定機も1本あって、すごいリアクションで頭を抱えていました。あの闘将ぶり、相変わらず変わってなくてよかったです。まぁ、勝敗を分けたあれこれついては水曜号のエルゴラに原稿を書かせてもらってますんで、ということで。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 たまにはスタジアムグルメでも・・・ということでハーフタイムに「暴れん坊カツサンド」を食べました。後半に湘南が3点取りました。効果テキメンすぎますね。美味しかったです。湘南の選手カードが入ってました。
 個人的には水戸に在籍している元日本代表・鈴木隆行選手のプレーが見れたらうれしいな、とか思っていたのですが、出場停止で残念・・・うー、取材したかった。
ちなみに帰りは、東海道線が人身事故で止まっていて、平塚駅で30分以上の足止め。なんとか帰ることができましたが、終電ギリギリで危なかったわー。
おかげさまで、サッカー人気ブログランク5位ランクイン!!今日も押しちゃいなYO!
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