モウリーニョ VS グアルディオラ 最強集団をつくるリーダーの条件

 どうも。サッカー本ソムリエこと、いしかわごうです。 
 今日から12月ですね。
 12月11日にはクラシコも開催されます。
・・・ってなわけで、今読んでいるのは先日発売されたこちらの本です。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
「モウリーニョ VS グアルディオラ 最強集団をつくるリーダーの条件」
 モウリーニョとグアルディオラ。
現代サッカー界を代表するリーダー二人を、さまざまな角度から比較し、考察しています。興味深かったのが、第2章でマルカ紙のウーゴ・セレッソ記者が明かしたという「モウリーニョ革命の10か条」。ちょっと引用して紹介してみます。

「モウリーニョ革命の10か条」


1.彼は唯一の責任者であり、トップチームに関係する全てを支配下におきコントロールしている。初日から全セクションの人間、警備員に至るまで面談を行った
2.ディシプリン(規律)が全ての基本。1分でも遅刻したものは、遠征メンバーに入れない。ルール遵守の姿勢も絶対で、チームの活動中、携帯電話の音を鳴らすことも許されない。
3.時間の共有も大切にされており、練習場のVIPルームが選手向けのラウンジに変えられた。
4.前泊する際は、チームでの食事は絶対。試合前日から食事を含めてすべて管理する
5.90分の新しいメソッドによる練習。100ページにも及ぶノートには、各練習メニューが詳細に記録されている。ゴールキーパーが退場になった際、セルヒオ・ラモスがゴールキーパーに入ることも書かれている。
6.練習では、試合と同じような激しさが求められる。そのために、アグレッシブで濃い練習となり、選手のコンディションも上がる。
7.補強についてはモウリーニョの意向が反映される。天文学的な移籍金を払ってまでの補強は望んでいない。
8.就任初日からRマドリードのクラブとしての価値を学ぼうと意欲的。セカンドコーチにはクラブをよく知る、クラブOBのアイトール・カランカを指名。
9.カンテラから若手選手を起用することも厭わない。セカンドチーム以下のプレゼンテーションにも出席し、マテオ・モラタといった若手選手をトップチームに引き上げている。
10.メディアで注目を集め、プレッシャーを監督に向けることで選手の負担を軽減。

 
「神は細部に宿る」と言いますが、モウリーニョの徹底ぶりが垣間見れる10カ条ですね。
例えば、「初日から全セクションの人間と面談をした」とありますが、芝の管理者やコック、チケット担当や肉の出入り業者まで面談したのは有名な話です。
あとは「ゴールキーパーが退場になった際、セルヒオ・ラモスがゴールキーパーに入ることも書かれている」というのには驚きました。「モウリーニョの頭の中に想定をしてあるのではなく、ノートに書かれている」ということですから。そこまで綿密にやっているから、どのクラブでも勝てるんだろうな。はぁー。さすがスペシャル・ワン。
 まだ読み始めなのですが、両者の違いから、サッカー学やリーダー論なども幅広く学べますね。
これを読んでクラシコでの両者の采配、あるいはベンチでの振る舞いを観察するのも面白いかと思います。
モウリーニョvsグアルディオラ―最強集団をつくるリーダーの条件/フアン・カルロス クベイロ

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川崎の太陽が託したもの。

今日は朝から麻生グラウンドへ。
平日にもかかわらず、たくさんのサポーターが練習見学に訪れていました。実はサポーターの働きかけで、ジュニーニョに気持ちを伝えるためにみんなが集まったのです。練習場には、彼に向けたメッセージの書かれた弾幕も張られていました。
 ただ残念ながら、今日のジュニーニョは室内調整のみ。グラウンドに姿を現すことはありませんでした。なので、みなさんクラブハウスの前でジュニーニョを出待ち。かなりの行列になってましたが、帰るときはサインや写真撮影に丁寧に応じていました。
いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
そしてサポーターのお願いを受けて、メッセージの書かれた弾幕にもちゃんとサイン。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
ジュニーニョはサインに「スマイルマーク」も書いているんですよね。かわいいです。
 以前、エルゴラの小林悠選手インタビューで、こんなエピソードを紹介したことがあります。
 それは、今年から(背番号が11と10なので)ロッカールームが隣同士になったジュニーニョから、小林選手が『俺のことを良く見ろ。練習中も、自分の近い場所にいてプレーを見ておけ』と言われたという話です。
 師弟関係とまではいかないと思いますが、この言葉をきっかけに小林選手がジュニーニョのプレーを観察し始めたそうです。そしてその結果、今季の彼がどんな活躍をしたのかは、いまさら説明するまでもありませんよね。
 だったら、退団が決まったジュニーニョが小林選手だけに託したものもあったんじゃないだろうか。
 今日の練習後、そんな疑問を小林選手に聞いてみました。
 すると彼はうなづいて、こう明かしてくれたんです。
「チームが苦しいときにゴールを決めるストライカーになれ、と言われました」
・・・・ひさびさに、しびれましたね。
だって、ジュニーニョしか言えないですよ、この言葉は。
はぁー。かっこよすぎるでしょ、川崎の太陽。
ホントまぶしすぎるでしょ(太陽だけに)。
週末のリーグ最終節磐田戦。
アウェイですが応援に行き、川崎の太陽の勇姿をしっかり目に焼き付けましょう。
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フロンターレ弁当の秘密?

 先週のホーム最終戦といえば。
お昼ごはんを食べてなかったので、フロンパークをぶらついて食事を買うことにしました。
最初は、ちゃんこ鍋にしようかなと思って出店に向かったのですが、思った以上の人混み&行列。
もっと手軽に買えるのがいいなーと思い、とんかつ和幸のフロンターレ弁当を買いました。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
メニューも選手名で種類分けがされているんですよ。
僕が選んだ特ロース弁当は、田中雄大選手バージョンだったかな。
別にだからといって「雄大選手だけに、ロースの左エリアの揚げ具合がっ・・・!!」とかの秘密はありませんでしたけどね。
小林悠選手バージョンにはユウパンマンとかネーミングした小さいパンがついてたりもしません。
中村ケンゴ選手バージョンには・・・・・って、しつこいか。
パックでキャベツもたっぷりついていて、800円也。
ボリュームもあって、美味しかったです。
来年のフロンパークはもっとにぎやかになるのかな・・・楽しみですね。
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今日のエルゴラ(1091号)。

おはようございます。今日のエルゴラです。
いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
「それぞれのホーム最終戦」という特集が組まれています。メイン写真は、夕日に向かって咆哮する川崎の太陽でした。特集ページでは、ジュニーニョ、ペロトビッチ監督、西野監督の3人のストーリーが紹介されてます。
 僕はジュニーニョに関するコラムを書かせてもらいました。
月曜号に書いた原稿はどちらかというと試合中のプレーやゴールシーンが中心でしたが、今回は、試合後の出来事だったり、等々力劇場を作ってきた彼の歴史など人物像といった感じのコラムです。
 文字数の関係で盛り込むことができずにカットしましたが、ミックスゾーンでの取材対応が終わった後、帰らずに出待ちしていた大勢のサポーターに対して、端からファンサービスしていたあの姿は印象的でした。すでに試合後2時間が経っていたにもかかわらず、ジュニーニョだけを待っていたあれだけ多くのフロンターレサポーターの光景にも驚きましたが。
コラムのタイトルは「等々力の神様に愛された男」です。よろしくどうぞ。
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おちまさとさんの「気づく」技術、読了。

 最近読んだ本。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
おちまさとさんの”「気づく」技術”です。
 最近のヒット商品って、見たこともない概念の商品というよりは、ちょっとした「気づき」から生まれたものが多いんですよね。
例えば「食べるラー油」は「調味料だったラー油を、ゴハンにかけて食べたらどうだろう?」って気づいて去年大ヒットしましたし、電子レンジで温める「鮭の切り身」だってそうですよ。
 言われてみれば、「あー、なるほど」ですけど、自分ではなかなか気づけません。
そして大事なのは、先に気づくこと。先に気づかないと勝てません。それをおちさんは、「クイズ番組気づき選手権の早押し台に座っているようなもの。他の解答者よりも先にボタンを押せばいいだけです」と言ってます。
その先に気づくための能力の鍛え方を、この本では紹介しています。脳みその作業や日ごろの行動や、自身のヒット番組企画の秘話を紹介しながら、かなりわかりやすく説明してますね。
 例えば、おちさんが関わっていた「ウッちゃんナンちゃんの気分は上々」という番組がありました。
あの番組は、ウンナンと柳沢慎吾やらキャイーンやらとちょっとした旅をしていき、宿泊先のホテルでの様子なんかもひたすら固定カメラで撮っている番組でした。固定カメラだから、部屋の中でちょっとしたアクシデントが起きても、カメラが寄ってその画面がアップにならないんですよ。バラエティーなのに、監視カメラの映像みたいで臨場感があり、これはなかなか新鮮でした。
「カメラを振る」ことが全盛期だった時代に、あえてカメラを固定することで番組を新鮮にしようとしたそうです。こういう気づきですよね。
 そういうエピソードも満載で面白かったです。
「気づく」技術/おち まさと

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情熱大陸・立川談志。

今回の情熱大陸は「緊急追悼企画・立川談志」でした。
いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
  本来は「珍獣ドクター」こと獣医の田向健一の放送だったそうです。それを急遽変更し、11月21日に喉頭ガンで亡くなった落語家・立川談志の追悼企画が放送されました。過去放送された特集(99年と06年)をもとにした当時の映像や、爆笑問題と競演した「情熱大陸×らくご」の舞台裏なんかが中心でした。
 追悼番組というと、どうしても泣かせる内容になるのが普通ですが、放送禁止用語を連発する姿や、アメのエピソード、パンツを穿いたら俺は正装などなど、そっちの顔を見せていましたね。
 昨年の「情熱大陸×らくご」で落語を終えて楽屋で着替えているときも、具志堅さんのマネなのか、パンチを構えて「なんか文句あるんのかい?」とひょうひょうと言い放い、番組のラストも軽快なジャズが流れてエンドになりました。
 最後まで泣かせようとする演出にしなかったのは、それはそれでよかったと思います。
 立川談志の落語は、やはり聞きたくなりますね。
 DVDボックスも、急激に売れているようです。
興味のあるかたは、売り切れる前にチェックしてみてはどうでしょうか。
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 関連ブログ記事はこちら。
「ボクらの時代」 斉藤和義×立川談春×千原ジュニア ... 記事を読む

ニッパツ取材。そして大木武の挑戦。

 昨日は三ツ沢ことニッパツ球技場に。横浜FC対京都戦の取材をしてきました。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 横浜FCのホーム最終戦です。お目当てはカズさん・・・ではなく、京都の大木武監督です。タイミングが合わず京都の試合取材に行けなかったのですが、ようやく顔を出せました。
 京都は、相変わらずスタメンが若い。この日の平均年齢は、”23.82″歳!
31歳のGK水谷選手を含めてこの数字ですからね。もしフィールドプレイヤーの10人で計算すると、どんだけ若いんだって話になりますよ。ちなみにベンチも含めた18人でも、”23.06″歳でした。もちろん、若けりゃいいってわけじゃないですけど、この数字からだけでも、大木監督のある種のメッセージが感じ取れますよね。
 試合は、2-1で京都が勝利しました。
24分に難波選手のゴールで横浜FCが先制するも、京都が後半終了間際の2得点をあげる劇的な展開でした。なにせ90分に久保裕也選手、94分に工藤浩平選手という得点経過。ニッパツが静まり返る中、京都のゴール裏、そしてピッチ上の選手とベンチはとにかくお祭り騒ぎでした。京都はシーズン後半戦だけの成績を見たら、たぶんトップクラスじゃなかろうかってぐらい、今は強いです。前節の敗戦で連勝は6でストップしましたが、やはり勝ち癖が残っていたのだなと思わせる勝利でしたね。
 ピッチを見ても、大木さんの色がしっかり出ているチームになっていました。
ボールを持てば、細かくショートパスをつないでゴール前に仕掛けていく。ボールを奪われてからの切り替えも早く、ボールホルダーに対しての寄せにも迷いがなく激しい。よく洗練された・・・いわば、ソフィティキ・・・痛い、舌噛んだ。ソフィティキケイテッドされているなと。
 ただ前半、京都は1点ビハインドで終えました。ちょっとボールの奪われ方が悪かったですね。
横浜FCがロングボール主体に攻撃を組み立ててきた影響もあると思うのですが、京都も全体が間延びしがちで、さらにカウンターの場面でも、トップにいるドゥトラがミスで奪われたり、あるいは相手に囲まれても無理に突破しようとしてボールを奪われしまい、逆に守備のピンチを招いてしまうことが前半は目立ちました。パスワーク主体のチームにおいて、ドゥトラのようなドリブラーは攻撃面でいいアクセントになると思うのですが、うまく機能しない状況になると、そこでフタになってしまうというか、リズムを崩してしまう要因にもなりえる難しさがあるのだなと。京都のような攻守一体のチームだと、そこがより如実に出ます。実際、前半の京都は前線で時間が作れず、シュートはわずか1本でした。
 後半になると、京都は前にボールを運ぶ意識を強く打ち出します。
途中からはしっかりボールを動かして、相手を押し込む時間帯が増えてきました。リードしている横浜FCの選手も、たまらず時間稼ぎとも思えるプレーを使い始めましたね。ただ京都は、ゴール前のチャンスでも細かくパスをつなぐので、「もっとシンプルに崩してもいんじゃないか?」とも思いましたが、それでも点を取ってしまうのがすごかったですわ。同点弾なんか、サイドを揺さぶって、揺さぶって、そのクロスに久保選手でしたからね。さらにアウェイの勝ち点1に満足せず、試合終了まで攻め続ける。そしてロスタイムにミドルで逆転ですからね。いやはやあの姿勢、さすがですわ。
 試合後の会見が終わったあと、大木さんのところに駆け寄ると「いしかわくーん!なんか見たことある顔がいるなと思ってたんだよー」と握手を求めてくれました。逆転勝ちだったので、試合内容に不満だったのは承知の上で、「ナイスゲームでした」と声をかけると、「全然だろー。○○ゲームだべぇ」といつもの口調で笑って返してくれました。記者が他にいなかったので、廊下でしばし立ち話。試合前、一番気をつけろといっていたのが難波選手のところで、彼に決められたことが悔しかったみたいです・笑。いろいろ聞かせてもらいましたが、内容は僕だけの宝物ってことで・・・いろいろ刺激をいただきました。
 志の高いサッカーを目指しているなと感じるチームですし、来年の京都は楽しみですね。そして大木武という男は、たぶん単にチームを強くするだけではなくて、J1とJ2を行ったり来たりしている京都サンガというクラブの体質も変えようと挑戦しているんだと僕は思ってます。オシムさんがジェフ千葉をそうしたようにね。大木武の挑戦、これからも見届けたいと思います。
 帰りは、エルゴラの千葉&栃木担当の杉山くんと横浜駅まで歩き、なぜか札幌ラーメンを食べて帰りましたとさ。なので五輪代表のシリア戦がリアルタイムで見れず、電車内でケータイのスコア速報とツイッターのタイムライン頼みだったわけで、後半途中で同点にされたからは、心臓に悪いったらありゃしなかったですね。勝てて関さんもホッと一安心したことでしょう。
長文のブログ書いたわ・・・疲れた。
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未来は過去。

 意味深なタイトルですが、「海賊戦隊ゴーカイジャー」の話です・笑。
すっかり毎週見ているわけですが、今回はタイムレンジャーの回でした。学生時代によく見てたんすよ、タイムレンジャー。懐かしいわー。ピンクがリーダーという異色の戦隊モノでした。あと主題歌も英語でやけに格好良かった。ちびっこは歌えなかっただろうな、あれ。
登場したのはタイムイエローのドモン。
いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
タイムレンジャーっぽく、ゴーカイジャーが過去に行くミッションでした。
ちょうどゴセイジャーとシンケンジャーがなんか敵と戦ってる場面に遭遇して、まずは一仕事。ここらへんのつながりは、この映画版みてないからよくわからなかったな。
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 今回の本編は、タイムレンジャーの後日談みたいなエピソードでした。
タイムレンジャーは最終回で未来(31世紀)に帰ってしまうのですが、現代においてきた「忘れ物」をちゃんとスッキリさせるというかね・・・今回のラストには、ちょっとほっこりさせられましたわ。
ゴーカイジャーって、先代のヒーローをゲストで出して終わりじゃなくて、タイムレンジャーなら10年前のその結末を伏線のようにして、うまく消化するドラマを作っているんですよ。そこがうまいし、面白いんですわ。大人なのに、ついつい見てしまう。
 ゴーカイジャーの放送も残り2ヶ月ぐらいかーと思うと、ちょっとさびしかったりますね。
ちょっとこれ欲しくなってる自分がいます・笑。
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