昨日は、サッカーキングなどを出版しているフロムワンさんにお邪魔してきました。
来週、とある企画で「将棋でサッカーが面白くなる本」をプレゼントするので、それにサインを入れる作業です。
フロンターレ仕様のマッキー(通称:フッキー)でたくさんサインを書かせてもらいました。机の上に積まれている本を手に取り、次々とサインを入れていく・・・なんだか作家になった気分です。サイン本は貴重ですねぇ。僕はあまりサインしないタイプですし・・・・なにせサインを求められる機会がないから・笑。
そしてちょうど見本ができたタイミングだったらしく、来週に発売される大久保嘉人選手の自伝をいただいてしまいました。
大久保選手のこの本、「将棋でサッカーが面白くなる本」と同じ朝日新聞出版から発売なんですよ。まだざっと斜め読みした程度ですが、自伝なのでフロンターレに来てからの話はそれほど多くはありません。ただ冒頭の、等々力でのセレッソ戦後、お父さんがいる病院に駆けつけた場面は泣けます。新井選手、めっちゃ良い奴!
・・・発売前ですし、内容の紹介はこの辺でやめておきます。
3月7日発売です。いまアマゾンで予約するとポストカード付きだそうですよ。確実に入手したい方はこちらで。
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表紙の大久保選手のポーズ、この本の勝間和代さんにちょっと似てますね・笑。
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フットボールサミットも、大好評発売中です。読み応えは抜群です。
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ファミコンの抱き合わせ商法的な感じでもいいので、どさくさにまぎれて、一緒に買ってください・笑。いくらでもサインはします!
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等々力取材〜ダブルボランチの収穫と課題。
昨日は等々力取材に。
ACL出場クラブとして、フロンターレは一足早く開幕を迎えました。「ACLは独特の雰囲気がある」と選手も言ってましたが、それは観戦する側も、取材する側もしかりでしょう。
プレスパスもACL仕様です。
ヨシメーターもACL仕様なんですね。個人的にはスタジアムDJのこもりすみえさんが、試合前に英語でアナウンスしていて「おおっ」って思いました・笑。
相手は、中国の貴州人和。
試合はレナトが決めたフリーキックを守り切り、1-0で勝利。「初戦です!!」という感じのゲームでしたね。選手も実戦での感触を確かめながらの試合運びだったと思います。
フロンターレが1-0の勝利というと珍しい気がしますが実は昨年のリーグ戦ラスト2試合の大分戦とマリノス戦も1-0なんですよね。天皇杯の鳥栖戦は負けてますが、90分間に限れば無失点でしたからね。貴州人和戦も、終盤に与えたゴール前正面のFKはドキドキしましたが、守備組織を崩されてのピンチというのは少なかったと思います。
攻撃面をどう見るかですが、まずまずだったのではないでしょうか。
特に前半は、予想以上に相手がボール回しに食いついて来てくれましたから、出し手はボールを出して動く、受け手は相手を外して受ける、この繰り返しを正確に続けることで、容易に敵陣にボールを運べました。それなりに前がかりで奪いに来た時間帯もありましたが、アウェイだったからなのか、球際もさほど激しくなかった印象です。中盤でうまくはがせなければ、後ろがビルドアップを何度もやり直すという作業もできていたと思います。その結果、前半は、相手をほぼ自陣に張り付かせるようなハーフコートゲームの展開になりました。
ただ、ボールは持ててもアタッキングサードでの崩しに決定打を出せません。
右サイドからの良いリズムでの崩しが、ことごとくセンターバックに弾かれるのです。「コイツ、要所を抑えた対応してくるなー」と思って、キャプテンマークを巻いているセンターバックの名前を確認したら、ここにいたのがスンジハイでした。マンチェスター・シティでもプレーしていた選手です。もう36歳なんですね。ロングフィードも的確だし、やはりなんか別格でした。そしてサイドを突破されてカバーに入って対応し、その後は左サイドバックとボランチを呼びつけて怒鳴りつけておりました。
初陣という意味で、個人的に注目していたのは、パウリーニョと大島選手のダブルボランチ。この二人が後ろでどれだけゲームを作って、さらに前の攻撃陣に厚みを加えることが出来るか。
組み立てに関しては、不具合はそれほど感じませんでした。
大島選手はもとより、パウリーニョもフロンターレのテンポにだいぶフィットしてきている印象です。移籍当初は、栃木SC時代の癖なのか、ボールを持ったら、まず逆サイドにボールを振って大きい展開を狙う判断が目立ったそうです。それも状況によっては正しい判断ですが、風間監督の元で優先すべきなのはゴールに直結する選択です。どんなにサイドにスペースがあっても、ゴール正面が手薄で味方をもらえる位置ならば、中央のエリアに縦パスを通すのが正しい判断です。そこらへんのズレも少なくなっている印象です。
ボール奪取力は定評通り。
彼は最後の一歩で、足がニョキッと伸びるんですよね。個の勝負でボールを取り切ってマイボールにできるのは、攻守両面でとても大きいかと。
ダブルボランチの課題としては、攻撃の厚みですね。
「今日は後ろからのビルドアップに意識がいきすぎて、中盤から前に入っていくタイミングがあまり掴めなかったです」と話してくれたんは大島選手。相手が中盤で密集を作ってボールを奪いに来たときは、トップ下の憲剛選手も降りて来て、3人の関係でパスワークを機能させていましたが、「憲剛さんが下がってくれば3人でボールは回せるんですけど、そうなると嘉人さん(大久保嘉人)との距離が空いて、嘉人さんが孤立してしまうんで・・・」と、反省点を口にしていました。このバランスをどうとるのか。今後の修正点といえるかもしれません。
・・とまぁ、なんだかサッカーライターみたいに真面目に書いてしまいました。みたいっていうか、そうなんですけどね。一応、証拠(↓)。
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幻となった今季初ゴールのこぼれ話も。
前半8分、パウリーニョのミドルのこぼれ球に反応してゴールネットを揺らすも、惜しくも(ないけど)オフサイドに判定された井川選手。オンサイドだった小林選手のボールをかっさらって決めた格好だったので、小林選手から「なんで触るんだよ!」と、その後かなりしつこく言われたのだとか・・・小林選手、すげぇ決めたかったんでしょうね。井川本人的には、オフサイドだとも感じつつも、条件反射で蹴ってしまったみたいです・笑。
週末はJリーグの開幕戦・神戸戦。ホームでの開幕戦。今年は良いスタートを切りたいものです。... 記事を読む
ACLの戦い、始まります。
Jリーグの開幕は週末ですが、明日からACLの戦いが始まります。
開幕前のこのワクワク感・・・良いものです。
フロンターレは2010年以来のACL出場です。「クラブとしては4回目の出場だけど、こっちのメンバーは入れ替わっているので、ほぼ初出場に近いかな」と話してくれたのは憲剛選手。井川選手も、今のチームはあの時代のギラギラ感があると言っていました。
ホーム等々力で、中国の貴州人和と対戦します。
平日ですし、みんな仕事を早めに終わらせて、シーズンオフに抱えていたワクワクを持って等々力に駆けつけることでしょう。武蔵小杉駅の発車ベルもナンバーワン野郎になりますからね。そこも楽しみです。
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そして明日は、フットボールサミットのフロンターレ特集発売日です。
タイトな日程でしたけど、頑張って原稿をたくさん書きました。ぜひ読んでやってください。時間に余裕のある方は、書店に寄って購入してから、スタジアムに。本当に一冊丸々フロンターレなので、読み応えとボリュームは抜群です。
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大久保嘉人選手が語る、浅田真央選手の涙。
北斗の拳とビックリマンがコラボしていたぞ。
先日、コンビニで発見したおかし。
北斗の拳とコラボしたビックリマン「北斗のマンチョコ」。去年、モモクロとコラボしたビックリマン「モモクロマンチョコ」に続くコラボ商品なんでしょうかね。
というか、「北斗の拳」で来るとは予想外でしたね。
それにこういうコラボ商品って普通ならば商品名をうまくひねったりもじったりするもんですが、「北斗のマンチョコ」って・・・全然ネーミングがかかってない・笑。まとめる気がなさ過ぎて逆に新鮮でした、逆に。
出てきたシールは、南斗五車星の1人「山のフドウ」でした…フドウって懐かし過ぎるよ!!
このシールだと怖いおっさんですけど、「やさしくって、力持ち」の好例みたいな人物で、しかもめっちゃ、でかいんすよ。手の平とか肩に子供を何人か乗せているぐらい・笑。「山かよっ!」ってツッコミたくなるぐらいでかい。
南斗五車星・・・懐かしいなぁ。
南斗五車星なら、やっぱり雲のジュウザだよねあんな風に自由に生きたいものです。
それにしても、北斗の拳とビックリマンチョコとは・・・なんでもありっすか。
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YSCCとの練習試合&サッカー本大賞発表。
昨日は麻生での練習試合を取材。
J3のYSCCとのトレーニングマッチでした。45分×3本で2-2。主力は後半途中まで出場。フロンターレの2得点は大久保選手が1本目にあげたものです。
フロンターレの選手達は、コンディション調整やACL仕様のボールの感覚を含めて、感触を確かめるような感じでしたね。1本目はフロンターレがボールを握り、ほぼハーフコートで試合が進んでいたのですが、YSCCもかなりコンパクトな陣形で粘り強く守っていてなかなか隙を見せません。それでもじれずにボールを左右に動かしながら、ピッチを広く使って組み立てつつ、横の動きに慣れさせておきながらタイミングを見て一気に裏に出して縦で揺さぶっていく。得点もこの形から生まれていましたし、まずまずだったのではないでしょうか。
麻生取材終わりには、神田に移動。
今年設立された第1回サッカー本大賞の授賞式にお邪魔してきました。残念ながら、僕自身の本「将棋でサッカーが面白くなる本」はノミネートされてませんが・笑。
「第1回サッカー本大賞」は、『ボールピープル』(近藤篤 著、文藝春秋)が受賞しました。「読者賞」との二冠です。異議なし。この本はパラパラめくっているだけでも、「サッカーって良いなぁ」と思わされるんですよね。ホント、素晴らしい本です。
ボールピープル/文藝春秋
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打ち上げでは、選考委員をつとめていたブックディレクターの幅 允孝さんにお話できてうれしかったですね。というか、今回お邪魔した目的は幅さんにお会いすることだったと言っても過言ではなかったですから。情熱大陸に出演されたときに存在を知り、「なんて面白い考えを仕事にしている人なんだ!」と衝撃を受けました。尊敬している方の一人です。
(幅さんの仕事に関しての詳しくはこちら)
幅允孝、ブックディレクターという仕事。
ご挨拶させてもらうと、「いしかわさんのこと、知ってますよ。よくサッカーの記事を書いてますよね?」との、信じられない嬉しいお言葉。聞きたかったことを色々と聞かせてもらいました。「将棋でサッカーが面白くなる本」を渡すと、将棋×サッカーの発想にもとても興味を持ってくれて、感激の時間を過ごさせてもらいました。
そのほか、顔なじみの出版関係者、編集者さん、ライター陣ともワイワイガヤガヤと、お話し。みんなサッカー好きですから、めっちゃ楽しかったですね。「将棋でサッカーが面白くなる本」はどうやって生まれたのかも、たくさん聞かれました。いはやはや、良い刺激をたくさんもらうことができましたよ。将来、サッカー本大賞にノミネートされるように頑張っていかねば。
ニコ生でこんなコラボ企画が・・・「将棋棋士がサッカー解説 日本vsニュージーランド」
プロ棋士と一緒にサッカー代表戦の中継をするというものです。僕の本の監修してくれている野月さんが登場します。将棋とサッカー?ってな方は、僕の本を予習で読んでみてくださいね。
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井川祐輔選手に聞きました。
チームは今週から麻生グラウンドでの練習を再開しています。
先週降った大雪の影響はまだまだありますが、スタッフの方々数十人が総出で行った雪かきのおかげで、トレーニングできるスペースはあります。ホント、雪かきって大変なんすよね。筋肉痛になるし・・・えぇ、北海道出身者なもんで。
昨日は、とある企画で井川祐輔選手にロングインタビューをしました。
トークが面白い選手なので、毎回ついつい色々な話を聞いてしまうのですが、今回は「つなぐセンターバック」としてのこだわりを中心に、サッカーのコアなところをけっこうガッツリと聞かせてもらいました。面白かったですねぇ。
フロンターレといえば、大久保選手、レナト選手、憲剛選手の前線3人が噛み合ったときの破壊力は誰もが認めるところだと思います。ただこの前の3人が、相手のゴール前で持ち味を出すためには、後ろでボールを動かしながら相手のマークをうまくはがし、攻撃のスイッチを入れる後ろの選手達の組み立てが欠かせません。料理で言えば、出来上がる前の”下ごしらえ”のような地味な作業かもしれませんが、風間監督も就任当初からかなりこだわっている作業でもあります。そこらへんの醍醐味をたっぷりと聞かせてもらいました。
もちろん、それ以外の話もそれなりに。
すっかりフロンターレ在籍が長くなった井川選手ですが、ガンバ大阪、広島、名古屋といくつかのクラブを渡り歩いてきた経歴があります。名古屋時代には本田圭佑選手と一緒にプレーしてたんですね。お互いにガンバの下部組織出身者同士ということで、仲もよかったそうです。本田選手は当時から腕時計を二個つけていたとのことです・笑。当時のちょっとしたエピソードをたくさん聞かせてもらいました・・・・たぶん世に出ることはないですが、面白かったです。
なお日本代表にまた呼ばれたら、本田選手から代表の背番号4番を奪って自分がつけたいとも言ってました・笑。
さてさて。
フットボールサミットの発売が来週に迫ってきました(※26日に変更された模様です)。
ラインナップを見てもらえばわかるように、かなり盛りだくさんです。井川選手も稲本選手との対談で登場してもらっております。アマゾンで予約するとポストカードがついてくるみたいです。よろしくどうぞ。
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森内俊之竜王・名人の「覆す力」〜正しい将棋と勝つための将棋。
最近読んだ本。
森内俊之竜王・名人の「覆す力」。
覆す力 (小学館新書)/小学館
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渡辺さんの勝負心に続き、森内さんの新書も発売されました。現在の将棋界というのは、7つあるタイトルのうち、羽生さんが3冠、森内さんが2冠、渡辺さんが2冠という内訳になっています。そのなかでも、森内さんは将棋界の2大タイトルと言える竜王と名人の2つを保持しているため、現在の将棋界のトップに君臨していると言っても過言ではありません。
羽生さんや渡辺さんと比べると、自身の勝負哲学などはそれほど積極的に発信していない印象でしたから、この本では森内さんの思考や信条、そして心情もたくさん語っていて、面白く読めました。ライバルと言われている羽生善治3冠とは、それこそ小学生時代から競い合って来た仲です。その羽生さんが7冠を達成したのは今から約20年前で、20代の頃。どちらかというと年齢を重ねながら超一流になっていった大器晩成タイプですし(あくまで羽生さんや渡辺さんと比べると、ですが)、その意味でも、違う視点で書かれているトッププロの本という印象を持ちました。あとは将棋ファンから「カレー定跡」と呼ばれている二日制の対局ではいつも夕食にカレーを注文する手筋の話とかも触れてます・笑。
個人的には、「正しい将棋」と「勝つための将棋」に対する考え方が興味深かったですね。そして読みながら、これはサッカーに置き換えても当てはまる考え方だなぁ、とも思いました。「正しいサッカーかどうか」という問いかけって、深いですから。
スポーツ好きであるのと、メンタルを鍛える為にスポーツ選手の本をよく読んでいるようで、スポーツに例えて説明する描写も多かったです。例えば、「渡辺さんと戦うのは若手の速球派のピッチャーと対戦するようなものだ」とか、年齢によって棋風を変化させることを、「ストレート中心で勝ち星をあげてきたピッチャーが、自らの衰えを感じて変化球ピッチャーとして生まれ変わるようなものだ」のような感じで。頭脳アスリートによるビジネス書として、気軽に読めますね。
プロ棋士による新書は、他にも色々出てます。
「渡辺さんの勝負心」
勝負心 (文春新書 950)/文藝春秋
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羽生さんの新書はロングセラーがたくさん。
決断力 (角川oneテーマ21)/角川書店
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大局観 自分と闘って負けない心 (角川oneテーマ21)/角川書店(角川グループパブリッシング)
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直感力 (PHP新書)/PHP研究所
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僕の本もよろしくっす。
スペイン代表好きなら将棋のこの戦法、ブラジル代表好きならこの戦法、イタリアならこれ、と将棋の楽しさとサッカーファンにもわかるように提案した将棋入門書です。
将棋でサッカーが面白くなる本―3日で理解できる将棋戦法入門/朝日新聞出版
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