最近読んだ本。
「勝ち続ける意志力」
「世界一長く賞金を稼いでいるプロ・ゲーマー」としてギネスブックに認定されている伝説のゲーマー・梅原大吾さん。ゲーム業界には詳しくないので、高橋名人とか堀井雄二さんレベルの有名人しか知らない自分ですが、この人は知っているなー。
かなり昔、深夜の番組だったと思うけど、スト2のアメリカ大会の様子を見たことがある。アメリカ人独特のノリで盛り上がるあの雰囲気のなか、飄々とプレーして打ち負かして、「コイツ、すげぇメンタルだな」と思った。このとき17歳だったんですね・・・そんなおぼろげな記憶があったので、新書を手にとって読んでみました。
世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」と銘打ってますが、内容としては彼の自伝ですね。
ゲームとの出会いであったり、そこからいかにして格闘ゲームで世界一になったのか。ただ、その後は麻雀の世界に行き雀荘で働ていたり、介護の仕事もしていたなんてのはまったく知りませんでした。ゲームで培ってきたノウハウが麻雀の世界で全然通用しなかったときの話や、その後、彼がどう自分を適応させていったのかの話はなかなか面白かったですね。まったく新しいジャンルに挑戦する人は、参考にしてみるのもいいかもしれません。
いやしかし、「プロ・ゲーマー」として生計を立てていけるのだから、すごい世界ですよね。
自分が小学生のときは、ファミコン全盛期だったのだけど、もし「プロ・ゲーマー」なんて職業が存在していたら、たぶん毎日ひたすらファミコンしてただろうな。そして親に「ゲームばっかりするな!」と怒られたら「大人になったら、プロ・ゲーマーになるんだもん!」とか言って遊びまくっていたに違いない。当時は高橋名人がいたけど、「ゲームは一日一時間」と言ってましたからね(「ファミコンは悪」と親に思われないための配慮だったと聞いたことがあります)。
いろんな職業があるって、すごくいいことだと思いますよ。
本の冒頭に出てくる「背水の逆転劇」。世界中で視聴された梅原さんの神業バトルです。
勝ち続ける意志力 (小学館101新書)/梅原 大吾
¥777
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ストリートファイター X(クロス) 鉄拳 マスターガイド (ゲーマガBOOKS)/トリスター
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ウメハラ着用デザインのTシャツなんてあるんですね。
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Posts in the 書評 category:
書評:風間八宏 日本サッカーを救う「超戦術」
どうも。サッカー本ソムリエ・いしかわごうです。
風間フロンターレ2連勝記念ということで(?)、以前から紹介はしていたこの本について、あらためて触れてみようと思います。
日本サッカーを救う「超戦術」
発売されたのは2010年の5月。ワールドカップ南アフリカ大会の直前ですね。
なので、日本代表がワールドカップで戦えるのか、ということをたくさん語っています。ただそれ以外のところでは、風間さんの少年時代からのサッカーに対する姿勢や経験談、筑波大学時代の指導法など、自身のサッカー観を存分に語っています。
そもそも、この本で語っている超戦術という言葉の意味について触れましょうか。
「超戦術」と聞くと戦術論の本かと思われるかもしれませんが、ここで書かれているのは「すごい戦術」ではなく、「戦術を超えるもの」の話です。
戦術論、システム論でサッカーを語りがちな中、あえて「サッカーボールをもの凄く大事にする」ということを、本の中で強く主張しています。なぜそこまでこだわるのか。それは「ボールが全てだから」。
そして、たぶんこれが風間イズムの原点なのだと思います。
全てをマイボールありきで考えている。そんなのサッカーなんだから当たり前じゃん、と思われるかもしれませんが、意外とそうでもありません。
例えば、風間監督は守備に対する考えを「いかにボールを奪うのか」からではなく、「いかにボールを失わないか」からスタートして考えています。守るときでさえ、自分たちのボールを取られたから守備をしなくてはいけない、という概念で捉えている。「ボールは失ってはいけないもの」、「ボールを取られることは悪だ」とまで言っています。だからボールを奪われたときにも、「ボールを頑張って取り返そうとするのか」、それとも「殺気立って強奪するのか」。そのこだわりを選手に説いています。
3試合で2勝1敗、8得点9失点。風間監督になってからのフロンターレの戦績です。
得点とともに失点がものすごく多いです。特に磐田戦に関していえば、サイドを崩されてからの対応に問題がありました。具体的に言えば、左サイドを崩されたときの中の絞り方ですよね。すごく明確です。
だからといって、風間監督はその対応を必要以上に問題視してコメントしたりしないですし、局面対応の修正を施す全体練習をしたりもしません。それよりも、その前の段階でなぜ相手ボールになったのか。もっとうまくやれば相手の攻撃にならなかったのではないか。その前の局面を改善すれば、ピンチにすらならなかっただろ、ということを突き詰めていく考え方なわけです。
もちろん何も改善していないかというと、そんなこともないですよ。
後ろの選手に対して個別に話してしているようで、磐田戦の後日、井川選手に聞いたところ、ポジショニングのことは多少言われて、あとはシンプルに「王様でやれ」と言われたとのことでした。
この言葉はどういう意味かというと、どうやら「サイドを崩されても、最後は真ん中にボールが来る。そこでCBが慌てないことが大事。だから、エリア内では王様のように落ち着き振る舞ってプレーしろ」という意味だったようです。面白い言い方だな、と思いましたね。
昨日の名古屋戦では2失点しましたが、1点目はエリア外からケネディに打たれたミドル、2点目もエリア付近から藤本選手に打たれたシュートです。どちらも寄せの甘さは指摘しなくてはいけませんが、広島戦や磐田戦のように、サイドを崩されまくって中であっさり決められるという形はなくなったともいえます。後半は、あれだけ押し込まれながらも、井川選手も落ち着いて守れていたように見えました(?)。
話がそれたので、本の内容に戻ります。
あと興味深かったのは、DFが1対1の場面でカバーリングのポジショニングをとったときに「絶対に抜かれないからいらない!だからカバーする必要はない。自分の仕事をしろ!」と言ったエピソードでしょうか。実際には抜かれるかもしれない。でもイーブンな状況なのに、まずは「1対1なら負ける」という負の発想そのものを捨てることから始めなくてはいけないから、と説明しています。
こういう発想は、やはり清水の同級生・大木武監督に似てるな、と思いますね。
甲府時代、前がかりになってしまい、カウンターから2対2を作られて失点した場面がありました。試合後、その局面に対して会見では「2対2を作られてしまったのは、リスクマネジメントが足りなかったのでは?」という指摘を受けたんです。相手の攻撃の人数よりも一人多く残しておくのが守る側のセオリーであり、リスク管理ですからね。
しかし大木監督は「数的同数であれば守れていたはずなので、問題ありませんでした」と一蹴。3対2の数的優位を作って守らなかったことよりも、なんで2対2で守れなかったんだ?と捉える考え方です。そういう大木監督の考えに当時は「面白いなー」と感じてましたが、風間監督もそのタイプなようです。いいですねぇー(笑)。
こんな感じで風間監督のサッカー観をたくさん語っています。
それ以外にも「場所ではなく人を攻略する」、「味方ではなく、敵を見ろ」、「技術のスピードは正確性で決まる」などなど、フロンターレで実戦していることの狙いもたくさん書いています。この本を読むことで、風間フロンターレの目指す方向性が読み取れるのは間違いないと思います。
フロンターレサポーターは必見ですが、「やたら得点も失点もしてるけど、風間フロンターレってどうなってるんだ?」と興味を持ったサッカーファンの指南書としても、オススメしたい一冊ですね。
日本サッカーを救う「超戦術」 (ベースボール・マガジン社新書)/風間八宏
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※サッカー本ソムリエ・いしかわごうへの献本、書評の依頼など問い合わせは go.ishikawa55@gmail.com まで気軽にどうぞ。
近日中にこちらも紹介する予定です。
「 1対21 」 のサッカー原論 「 個人力 」 を引き出す発想と技術/風間 八宏
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いしかわごうも購入予定のレッセンDVD。選手も回し見しています。
風間八宏 FOOTBALL CLINIC Vol.1 [DVD]/風間八宏
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風間八宏 FOOTBALL CLINIC Vol.2 [DVD]/風間八宏
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風間八宏 FOOTBALL CLINIC Vol.3「受ける」 [DVD]/風間八宏
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風間八宏 FOOTBALL CLINIC Vol.4「シュート」 [DVD]/風間八宏
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バクマン。の18巻
先日、完結したバクマン。の最新刊18巻。
すでにラストシーンを把握したうえで読んでいるわけで、そこに向かってグイグイ進むのを感じながら読みました。
今回は編集部・服部さんがアツイっすね。バクマン。の中で、やっぱり僕は服部さんが好きですね。もちろん、雄二郎さんじゃなくて、哲さんのほうです・笑。
少年漫画の花形である、ライバルとのバトル。
バクマン。では、漫画同士の人気を競わせることでそれを本当にうまく表現してますよね。このプロットの作り方が、何度分析してもうまい。今回のリバーシ、黒悪魔と白悪魔の設定は、デス・ノートとライトとエルがダブりますね。デスノートが連載していた時期、ライトとエルのバトルは、本当に固唾を飲んで読んでましたからね・・・・懐かしい。
あと締め切りの修羅場での真城の姿は、たぶんパクマン。史上、最高の笑いどころですね。思いっきり漫画的な表現手法でしたが、これは誰でも笑うでしょ。
バクマン。 18 (ジャンプコミックス)/小畑 健
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セットでの一気読みもオススメです。
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書評:人を束ねる 名古屋グランパスの常勝マネジメント
どうも。サッカー本ソムリエ・いしかわごうです。
明日は名古屋戦ということで・・・・この本を紹介。
「 人を束ねる 名古屋グランパスの常勝マネジメント 」
著者は、名古屋グランパスの現役GM久米一正氏。長谷部誠選手の「心を整える。」を世に送り出した編集者・二本柳さんがてがけた新書です。
この本では、08年にGMとして就任した久米氏が、それまで中位に沈んでいた名古屋で行った構造改革を惜しげもなく公開しています。チームを率いるのは監督ですが、クラブをデザインし、マネジメントしていくのはGM。クラブの目標設定、組織と規律のポイント、交渉術や人身掌握術などなど、現役GMの仕事内容が垣間見れて、非常に読み応えがありましたね。
読んでいて「なるほど!」とひざを打つ項目も多かったのですが、なかでも感心したのは、グランパスが採用している選手の査定システムでしょうか。
まず実績に合わせて、G1が日本代表選手、G2は元代表、G3はレギュラークラス・・・という順に選手を7つにグループ分け。その評価基準として、試合出場評価、試合評価、能力評価、練習評価、貢献度評価、日本代表評価の6つだそうです。本書ではその項目もかなり細かく設定されているのがわかります。
もちろんどのクラブも選手の評価基準はそれぞれあると思います。
ただ自分が知る限りでは、名古屋はかなり多角的な評価システムを採用している部類ですね。野球とは違い数値での評価をしにくいスポーツですが、選手の瞬間的なパフォーマンスではなく、年間を通じたパフォーマンスを、厳密かつ客観的な評価として年俸に反映しようとしているクラブの意図がそこあるのが感じられます。
言われてみれば、年俸交渉でもめて選手がサインせず、契約がもつれる・・・といったケースは名古屋で聞いたことがありません。これだけのシステムですからね。交渉時に「ごね得」が通用しないのも当然だな、と納得した次第です。
名古屋の話だけではなく、柏レイソルや清水エスパルスでの経験談(失敗談)もたくさん語っています。いい選手やいい監督になるためには経験が必要なように、いいGMになるのにも経験が必要なのだな、ということですね。選手や監督だけではなく、フロントも「移籍」しようと提言しているのも、そういうことなのだと思います。
GMの本と聞くと、なんだか選手や監督の本よりも敷居が高そうですが、そんなことはありません。
福岡大から永井選手を獲得するときの争奪戦や、清水から藤本淳吾選手の獲得、あるいは今オフ、千代反田選手の移籍に伴い、急遽ダニエルを甲府から獲得した舞台裏のエピソードなどは、単純に読んでいて面白いですよ。
フロンターレ絡みでいえば、名古屋が優勝した10年シーズン、そのターニングポイントとして、久米GMは等々力でフロンターレ戦の大敗(0-4)を挙げています。試合後のロッカールームで闘莉王選手と金崎選手が取っ組み合いの喧嘩をしたそうです。自分もあのとき等々力で取材をしていましたが、闘莉王選手がミックスゾーンを無言を貫き、足早に通り過ぎていったのは記憶にあります。ただこのぶつかり合いでチームは結束し、優勝していくきっかけにもなったとのこと。
普段、取材していないクラブスタッフの考えを知ることが出来るのは、やはり面白かったですね。
フロンターレの企画部長こと天野さんによる著書もそうでしたが、「現役」のクラブスタッフによる書籍がもっとたくさん出版されたら、面白いのな、と思うサッカー本ソムリエでした。
人を束ねる (幻冬舎新書)/久米 一正
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これは川崎フロンターレの名物企画部長・天野さんいよる本。オススメ度、高いです。
僕がバナナを売って算数ドリルをつくるワケ (単行本)/天野 春果
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書評:勝間和代さんの新刊「有名人になる」ということ
最近読んだ本。
勝間和代さんの新刊「有名人になる」ということ
自分は別に「カツマー」ではないのですが、この本は圧倒的に面白いですね。グイグイ読んでしまいました。
一時期、かなり精力的にメディアに登場して活躍されていた勝間勝間和代さん。実はこれは「有名人になる」というビジネスにチャレンジしていたプロジェクトでもあったことを明かしています・・・そうだったのか!これだけで掴みはOKです。
本書では、有名人になることのメリット・デメリット、世に出る有名人になるにはどうすればいいのか(5つのステップ)、有名人というビジネスについて、そして有名人ブームが終わるとき、などについて勝間さん自身の経験談を赤裸々に語っています。
最大のメリットは、人脈の広がりによるチャンスの広がりだと語っています。知名度があがることが社会的な信用につながり、ひとづきあいが発展しやすくなる。意外にも、金銭的なメリットはないとのこと。有名人になるとプライバシーがなくなり、それを避けるために出費がかさむためだそうです。それでも知人との食事風景をツイッターで実況中継されたり、お店の従業員に悪口をネットに流されたり大変だったそうですが。、
有名人になってからの生活の激変ぶりは、一発屋と言われる芸人さんなどもテレビに出てたまに明かしていますが、この本の面白いところは有名人というビジネスが成り立つっている背景や、なぜブームが終わるのかについて、勝間さんなりの考察が加えられていることですね。
特にブームが終わる理由については、有名人になって仕事が殺到するとアウトプットの質が下がる→毎回締め切り時間との勝負になり、時間をかけて取り組んだコンテンツよりどうしても質が落ちる→さらにお腹いっぱいになって人から飽きられてしまう、というサイクルを指摘しています。そして長く活躍している人は何が違うのか?という特長も分析しています。
サッカー選手でもこういう現象は珍しくありません。
日本代表の常連選手レベルになると「有名人」と言ってもいいですし、それこそワールドカップで活躍すると、一躍世間の時の人になります。なかでも、去年のなでしこブームの澤穂稀選手はまさにそういう状態でしたよね。あれは異常でした。
昔、大黒将志選手にそういう渦中のときに何を思うのか、聞いたことがあります。
彼はジーコ監督代表時代、ワールドカップ最終予選でロスタイムに劇的な決勝ゴールを決めて一躍名を馳せました。世間からは「大黒様」と祭り上げられ、取材だけではなく、サッカー以外のバラエティ番組やCMに引っ張りだこになった時期もあったぐらいです。
周囲が騒がしくなることで、サッカーに集中しにく環境はできなくなったりしなかったのかな、という疑問があったのですが、大黒選手はあっけらかんと、「いや、気にしてなかった。人の話も、あんまり聞いてなかったし」と笑ってました。どうやら「鈍感力」を発揮していたみたいです・笑。そして「自分はゴールにボールを入れてれば、いいだけやから」と言い切っていました。この人は生粋のストライカーだな、と思った記憶があります。
「有名人になる」とはどういうことなのか。
興味のある人は読んでみるといいかもしれません。
「有名人になる」ということ (ディスカヴァー携書)/勝間 和代
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勝間和代さんの著書です。オススメどころだけ紹介しておきます。
無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法/勝間 和代
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無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法/勝間 和代
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高学歴でも失敗する人、学歴なしでも成功する人 (小学館101新書)/勝間 和代
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大黒将志選手関連のDVDです。
JリーグオフィシャルDVD ガンバ大阪 2005年シーズン J1リーグ初制覇の軌跡/宮本恒靖,大黒将志,西野朗
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FIFA コンフェデレーションズカップ ドイツ2005 日本代表激闘の軌跡 [DVD]/出演者不明
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将棋×サッカー!?の漫画「ナリキン!」
昨日、チラッと僕のサッカー漫画遍歴を描きましたが、最近始まったサッカー漫画のオススメを紹介しますね。
それは月刊少年チャンピオンで連載が始まった「ナリキン!」という漫画です。
将棋×サッカーがテーマで、どうやら、天才将棋プロ棋士の少年がサッカーをやっていく物語・・・っぽいです。まだ第1話しか読んでませんが、日ごろから「サッカーと将棋は似てる!」と言っている自分としては「やられた!」という気持ちもあります・笑。でも応援したい気持ちも強いです。これからの展開が楽しみですね。
(こんな感じでサッカーのフィールドを将棋に置き換えてます)
なお漫画の監修を、サッカー好きの野月プロ棋士がやっているのもポイント高いですね。ベッカムのアーリークロスをヒントに「横歩取り8五飛戦法」を考えたプロ棋士です・笑。
月刊漫画なので、続きを読めるまでに時間がかかるのが難点ですが、今週5月2日に6月号が発売だそうです。
月刊少年チャンピオンの「ナリキン!」、将棋×サッカーの化学反応に、みなさんも注目してみてください。
月刊 少年チャンピオン 2012年 05月号 [雑誌]/著者不明
¥540
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月刊 少年チャンピオン 2012年 06月号 [雑誌]/著者不明
¥540
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オシム 勝つ日本。
最近読んだ本。
「オシム 勝つ日本」
10年に発売された本が文庫版になっていたので、買って読んでみました。
同じ中身とはいえ、以前に読んだのはずいぶん前でしたからね。時間は経っているので、あらためて読んでハッとさせられる箇所も多いです。文庫版用として、巻頭でオシムさんからの震災メッセージ、そして新たに第7章として南アフリカW杯の話が加筆修正されていました。
やっぱりオシムさんの話す内容はいいですね。
なんというか、「いかん、もっと頑張らないと!」と自然と身が引き締まるんですよ。教えを受けたことのある選手が、オシムさんからアドバイスを欲しがる気持ちがわかります。
中心になるのはサッカーの話もありますが、サッカー全般に限らず、人間としてどうあるべきであったり、仕事とどう向き合うべきべきか、サッカーを取材する記者・ジャーナリストの役割にも触れています。
Jリーグについても語っています。
10年に出た本なので、09年のJリーグの話題になりますが、「09年に関しては、アントラーズではなく、フロンターレが優勝してしかるべきだった。」とも言っています。
「09年に関しては、アントラーズではなく、フロンターレが優勝してしかるべきだった。フロンターレの攻撃陣は能力が高く、日本で間違いなくトップクラスだ。個の能力だけをとれば、アントラーズよりもちょっと上だろう。そして監督の関塚隆が、時間をかけていいチームを作りあげた。シンプルだがスピーディーで、とても攻撃的なチームだ。
フロンターレが成功すれば、それは他のチームにも希望を与える。同じ野心を抱いて努力すれば、自分たちも同じことができるのではと、彼らを見て思うようになる。
だからこそ、タイトルを取って欲しかったのだが・・・・素晴らしいチームを作り、素晴らしいサッカーをしながらタイトルにはあと一歩届かない。それでもモチベーションを維持していくのは簡単ではない。関塚が去った後、このチームがどうなっていくのかが興味深い。 」
関塚監督の手腕を高く評価していますね。
そして「フロンターレが成功すれば、それは他のチームにも希望を与える」とも言っています。これはケンゴ選手も言っていたなー。
さらには「関塚が去った後、このチームがどうなっていくのかが興味深い。」
・・・うーん、ある意味、タイムリーな。
懐かしい本ですが、発見も多いですよ。オススメです。
オシム 勝つ日本 (文春文庫)/田村 修一
¥790
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最近出た、オシムさんのトレーニング本。こちらも興味あります。
オシムのトレーニング/千田 善
¥1,575
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オシムの言葉 フィールドの向こうに人生が見える (集英社文庫)/木村 元彦
¥650
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オシムの戦術/千田 善
¥1,680
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オシムの伝言/千田 善
¥2,520
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キン肉マン38巻、火事場の仕事力。
最近買った漫画。
キン肉マンの38巻です。
これはキン肉マン2世や新シリーズではなく、初代キン肉マンの続編。わかりやすくいうと、最終回からの続きです。だから、38巻。
本編のほうは、現在、週プレでweb連載されていて、最新回だけ無料で読めます。ブラックホールが完璧超人に勝ちました。悪魔超人、1勝です。話についていけない人もいると思いますけど、知りません・笑。へのつっぱりはいらんですよ。連載最初のときは読んでなかったので、この38巻でスタートのいきさつが知れてよかったですわ。テリーマンだけはすでに完璧超人と戦っていたのね。
続巻が出たのは、24年ぶりだそうです・・・当時、おれ小学生っすよ。
というか、自分が初めておこずかいで買った漫画の単行本って、キン肉マンの21巻だからね。夢のタッグトーナメント編で、2000万パワーズがヘルミッショネルズに負けて、モンゴルマンがネプチューマンにマスク狩りされてましたからね。モンゴルマン正体は・・・・ラーメンだったのかぁーーーー!!って、知ってたよ、みんな気づいてたよ、って子供ながらに思ってた・笑。
こんな新書も読みました。
「火事場の仕事力」
ゆでたまご先生の仕事術をまとめたビジネス本です。漫画家さんの仕事術はなかなか知ることが出来ないし、キン肉マンの制作秘話と仕事のヒントがたくさん書かれています。
例えば、「ピン!と来た瞬間を逃さない」という項目。
7人の悪魔超人編でミートくんの体がバラバラにされてしまい、そのパーツをひとつずつ取り返して生き返らせていくという、今思うとムチャクチャな設定なのですが、普通ならミートくんは死んでしまいます。
「でも、ミートくんはバラバラになつてもしなない。、なぜ死なないのかは、詳しく考えたらダメなんです。それを考えすぎると、「ピン!」をドブに捨てることになりますから。悪魔霊術とか、きっとすごい技を使っているんですよ、アレは(笑)」と強引に遂行します。
こういう理屈を越えた強引過ぎる考えって、キン肉マンにやたら多いのですが、でも突き抜けてしまえば、もはやアリなんですよね。だって、こういう発想がないと、キン肉マンは成立しないですから。大人になってから作者の考えを知ると、なんか面白かったなー。
あと、批判と否定の違いの見極めた方などは参考になりました。なるほどね。
みなさんもキン肉マンから、いろいろ学んでみてください。
キン肉マン 38 (ジャンプコミックス)/ゆでたまご
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火事場の仕事力 (ワニブックスPLUS新書)/ゆでたまご
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JUMP COMICS キン肉マン 復刻BOX“伝説” ([BOX商品])/ゆでたまご
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キン肉マン 全18巻 完結コミックセット(集英社文庫―コミック版)/ゆでたまご
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生たまご ゆでたまごのキン肉マン青春録/ゆでたまご (嶋田隆司 中井義則)
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