情熱大陸・井岡一翔。


 年末年始に撮り貯めていたテレビ番組を観て過ごしております。
 面白かったのは、元日に放送された情熱大陸。ボクシングのWBC世界ミニマム級王者・井岡一翔でした。
いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
TBSが大晦日に井岡選手の世界戦を中継した関係もあっての密着だったと思いますが、近年の年末年始の情熱大陸はわりとボクシングを扱っている印象です。2009年と2010年の年末は長谷川穂積選手でした(なお08年末のスペシャルは、将棋の羽生善治対渡辺明の竜王戦密着だったはず)。
 ボクサーのドキュメントって、過酷なトレーニングや減量の様子などが垣間見れるので、やっぱり面白いんですよ。
 井岡選手は、すごく自然体で好感を抱いてしまう青年でした。
ボクシング界の未来を担っている存在であることを自覚しながらも、あんなに自然体で振舞えるのはすごい、の一言です。世界戦を控えて緊張感は高まっているだろうし、減量でピリピリしていてもおかしくないのに、試合直前でもテレビカメラに対して、あんなにナーバスにならないボクサーって珍しいんじゃないだろうか。それでいて、めちゃくちゃ強い。今回の世界戦も1RでTKO勝ちしました。
 世界戦に向けたトレーニング後、彼はこんな印象的な言葉を言っていた。
「ボクシングは、次 頑張ろうがないスポーツだと僕は思っている。 負けて明日から頑張ろうという切り替えも大事かもしれないですけど、そう簡単に次 頑張ったらいいっていえるスポーツではない。負けた1回の反動がすごく大きい」
 重いなー・・・そして深い。
プロボクシングという競技性と言ってしまえばそれまでですが、「次頑張ろう」がないスポーツと言われると、ズシリと感じました。1つの勝負にかける準備と、そこで振り分けられる勝ちか負けかの重要性を強く物語っています。
 勝って終わり良しで、いいドキュメントでした。
 
あと井岡というと、僕ら世代はろくでなしブルースに出てくる竹刀振り回しているパンチパーマ(のヅラ)の先生を思い出してしまいますね。
 実際、このキャラクターの名前の由来は、叔父で世界王座2階級制覇を達成した井岡弘樹なんだけども。自宅の冷蔵庫にローマ教皇から渡された電話番号の紙が貼ってある井岡弘樹さんね・笑。(この話は「コバヤシケンドーのすべらない話」のDVDに収録されてます)
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あと「痛快!ビッグダディ」は・・・・なんかひさびさに見たら、ダディ一家が奄美から引越しして、さらに再婚して、年末に子供が生まれてた。相変わらず、どのへんが痛快なのかわからないが、見てしまうな、オイ。

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