ごう、TBSに行く。

今日は、お仕事でTBSに行ってきました。
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休日なので、思ったよりもたくさんの人でにぎわっていました。なんかいろいろ催し物もしていたみたいです。局内に貼られていた視聴率表をパシャリ。やはり朝ズバ!は数字取ってるのね。
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仕事は、インタビューでした。過去には、M-1の優勝経験もある、お笑い芸人さんのインタビュー。$いしかわごうオフィシャルブログ「サッカーのしわざなのだ。」
局内にあるラジオブースでインタビューさせてもらいました。ラジオブースで向かい合いながらインタビューするなんて初めて。少し面食らいましたが、インタビュー自体はすげぇ楽しかったです。芸人さんはどんどん話を広げて、面白くしてくれますね。さすがです。あっという間の1時間でした。
先週はテレビ朝日、今週はTBS。なにげに2週連続、仕事でテレビ局に行ってますね。来週は・・・・たぶんどこの局もいきません・笑。
そういえば、昨日観た情熱大陸は面白かったなぁ。
「桐島、部活やめるってよ」の朝井リョウさん。サラリーマンしながら、朝と夜に原稿を書いて作家として活動してるのね。すごいわ・・・僕ももっともっと頑張らねば。
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ごう、テレ朝に行くの巻。

 本日はお仕事でテレビ朝日にお邪魔してきました。
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「マツコ&有吉の怒り新党」でちょくちょく仕事はさせてもらってますが、実はテレ朝の局内に入るのは初めて。ちょいと緊張です。
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廊下では業界人が闊歩していて、エレベーター前にはテレ朝の番組視聴率が景気良く張り出されてました・・・「まさにテレビ局」って感じでしたね。先週の怒り新党は視聴率13.0パーセントでした。深夜でこの数字はすごいです。シェア30.1%というのは、この時間帯に地上波を観ていた人の約3人に1人が観ていたということです。
 仕事のほうは2時間ほどで無事に終了。
帰りは一般見学できるグッズ売り場なども冷やかしてきました。やべっちFCやアメトーーク!のグッズなんかが充実しておりましたね。テレ朝のキャラクター「ゴーちゃん」の広場もありました。
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・・・・僕もごうちゃんですけどね。
何の仕事だったのかは、時期が来たら報告しまっす。... 記事を読む

アメトーーク!のすぐモノ買っちゃう芸人。

 昨日のアメトーーク!は、すぐモノ買っちゃう芸人。
 家電芸人っぽいテイストでしたね。自分の好きなものを面白くおかしく紹介していて、面白かったです。
メンバーも豪華でした。徳井やザキヤマ、日村、川島・・・と、なにこの代表クラスをそろえたガチガチのスタメンは?みたいな。前回に続き、ジュニアも出演していました。ケンコバも出ていたので、なんか「にけつ!」を思い出しますね。
 最初はネット通販の定番「Amazon」トーク。
ジュニアがAmazonにハマった話。世界地図をもらったときにコルクボードと押しピンの豊富さに驚いたっていう話。チハラトークでも聞いた話ですけど、それまでほとんどネット通販を利用してなかったジュニアの熱弁ぶりが面白かったです。ジュニアは、ケルヒャーという窓用の電動クリーナーを推していました。
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印象に残っていた商品含めてざっと紹介。
徳井と川島が愛用してるのがヨナナスメーカー。
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凍らせた果物を入れるとアイスクリームになって出てくる。バナナベースで、何かの果物を組み合わせると美味しいみたいです。「バナナとマンゴー」で盛り上がっているときにケンコバが「バナナマンゴーハイスクールね」とサラリと言ってた・笑。
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川島オススメは「けむとうなかぁ~」
焼き肉をしても魚を焼いても煙が出ない無煙コンロ。こんな便利なものあるんですね。
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ケンコバは、漫画「キングダム」。
飲み会の話題に出たので気になってしまい、そのまま夜中に開いている本屋までタクシーで行って1巻だけ購入。読んだら面白くて、その足でまた5巻まで買いに走り、やっぱり面白くてその日の10時の開店に合わせて残りの25冊を買いに行ったそうです。
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稲本潤一選手もオススメしてましたね。中国の春秋戦国時代を舞台にした漫画です。
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途中のトークでは、「〇〇が認めた、に弱い」、「可愛い店員さんに弱い」、「この商品を買った人はこんな商品も買ってます、に弱い」などで盛り上がっていました。川島がスプーンいらずでかき回せるステンレスマグカップを紹介してたら、ジュニアと徳井が氷が溶けないタンブラーで盛り上がるくだりは面白かったですね。
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日村のオススメ。
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聞こえるごろ寝枕。その名の通り、ゴロゴロしながら、テレビ見るときにいいですね。
あとめっちゃ食べてみたいのがコレ。
徳井のオススメのミックスナッツのブルーダイヤモンド。お酒飲みながら食べると止まらないみたいです。これは爆発的に売れそうな予感。
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スモークハウス味、ハニーロースト味、ハバネロバーベキュー味などいろいろあるみたいです。
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オチで、ジュニアの過去の著作をAmazonで購入して紹介するザキヤマ。ここでは新刊を紹介しておきます・笑。
あながち、便所は宇宙である/扶桑社

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面白かったですね。第2弾の回もありそうですね。... 記事を読む

今日は仙台。

今年の折り返し、6月最後の日は仙台に来ております。
ナビスコカップ第2戦、ベガルタ仙台対川崎フロンターレ。
試合前は牛タンで腹ごしらえ。
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美味しくいただきましたー。
・・・・たまにはグルメブログを気取ってみました。
この気軽さなら、30秒で更新できるな・笑。... 記事を読む

サイン会に行ってきたゾ。

 先月末の話ですが、ホリエモンこと堀江貴文さんのサイン会に行ってきました。
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 ビジネスマンという視点では、やはり彼はただ者じゃないと思ってます。一度は生で見てみたいと思い、サイン会に足を運んできてみました。サイン会は先着100名。僕は88番でした。意外にも、若い女性が多くてビックリしました。
生ホリエモン・・・久々に緊張したわ・笑。
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 サインの間、「アディダスのジャージはこわだりなんですか」とかくだらないことを聞く俺。「いや全然。通ってるジムの近くにセレクトショップがあるから着てるだけだよ」とのことでした。
 「出所なう」のハンコ入りでした・笑。
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 ホリエモンの有料メルマガで公開していたビジネスのアイディアをまとめた本。いろいろな分野に応用できそうなものばかりです。
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自伝的な小説。ビジネスのノウハウも紹介しているので、面白いです。2部作。
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国立観戦〜94年アメリカW杯のフランコ・バレージを語れ。

 昨日は国立競技場に。
日本OB対イタリアOB戦を観戦してきました。
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取材ではなく、イチサッカーファンとしてチケットを買って観に行きました。友人とビールを飲みながら、気楽に。天気がもの凄くよかったので、ビールも進みましたね。
 なんといってもロベルト・バッジョです。
僕にとっての一番のスーパースターです。マラドーナよりもバッジョ世代ですから。この思い入れを語り出すと、たぶん一冊の本が書けます・笑。ブレッシアのバッジョユニフォームを着て観戦しましたよ。
 お目当ては監督兼選手のロベルト・バッジョでしたが、ヒザの状態が思わしくないらしく出場せず。残念でしたが、同じ空間にいれただけでも嬉しかったです。
 試合は2-2でドロー。ヴィエリが2点、日本側はカズ、福西崇史の得点でした。ラモスさんがめっちゃ気合いが入っていたり、ヴィエリが相変わらずの重戦車で、カズは相変わらず、ゴール前でまたぎフェイントしてました。楽しかったですねぇ。
 せっかくなので、ここはこのOB戦でも鋭い読みを利かせてパスカットを連発して、僕の胸を熱くさせていたフランコ・バレージについて語りたいと思います。どうせみんなバッジョばっかり語ってると思うんで・笑。
 フランコ・バレージといえば、90年代のACミラン黄金期にそのディフェンスラインを支えた選手。当時、世界最高のリべロと評され、現在に彼の背番号6がACミランで永久欠番になっている事実だけでも、その偉大さはわかっていただけると思います。
 バレージの記憶といえば、94年のアメリカワールドカップ決勝戦ですね。日本がドーハの悲劇で出場を逃した大会です。そしてロベルト・バッジョがPKをはずした大会としてサッカーファンに語り継がれることの多いアメリカ大会だけど、このイタリアの主将・バレージがたどってきた決勝戦までの道のりも相当凄かったんですよ。
 イタリア代表の主将であり、カテナチオの要であるバレージは、チームの絶対的な存在。しかし、グループリーグにひざを負傷し、戦線離脱をよぎなくされてしまう事態に。DFラインの4人を全員ACミランの選手でそろえ、世界最高と名高いイタリア守備陣。その最終ラインを奏でる、指揮者バレージの負傷。その度合いも、「復帰には手術が必要」という絶望的な怪我により、バレージのアメリカワールドカップはここで終わりを告げてしまう・・・はずでした。
 しかし、ワールドカップ制覇にすさまじい意地を見せるバレージは、なんと大会期間中に手術をし、さらに決勝戦のみに照準をあわせてリハビリをこなし、その不屈の闘志で見事決勝戦のピッチに立ってしまうんですね。
 決勝戦のためだけに手術を行い、リハビリをこなす決意だけでも相当な覚悟が必要だと思うのだけど、かりに手術が成功してリハビリを終えたとしても、イタリア代表が決勝戦まで進めなければ、その努力は水泡と化すわけですから。
 しかも、主将・バレージの負傷と、エース・バッジョが絶不調だったので、このときのイタリア代表はグループリーグ突破すらあやういチーム状態でした。そんな状況でも、わずかな可能性にかけて、バレージは手術を決行。チームのことを信じていないと、絶対にできない決断でした。
 そしてここからのイタリア代表の戦いぶりが見事。(当時のレギュレーションにより)グループリーグ3位でギリギリで決勝トーナメントに滑り込むことのできたアズーリは、エース・バッジョの復活劇により、ナイジェリア、スペイン、ブルガリアと撃破し、奇蹟のようなドラマを起こしてついに決勝戦にまで駒を進めるわけですよ。「バレージのために、決勝まで行こう!」を合言葉にして。
 そして、いよいよ迎えたブラジルとの決勝戦。
ともに、ワールドカップ最多となる4度目の制覇をかけてのぶつかり合いとなった両国ですが、ここにたどり着くまでの道のりは実に対照的でした。
 得点王を狙うロマーリオを軸に、ほぼベストメンバーで順調に決勝の舞台に勝ち上がってきたカナリア軍団。一方のアズーリはというと、あまりに満身創痍。試合当日の朝まで出場が判断できないほど脚に爆弾を抱えていたエース・バッジョ。そして、リハビリを終えたばかりの主将のバレージが決勝戦のみ戦列に復帰。物語としてはドラマティックではあるけれど、互いのチーム状態を比較すると、その差は歴然。下馬評はやはりブラジル有利でした。
 しかし、いざ試合が始まってみると、リハビリ明けのバレージが、見事にディフェンスラインをコントロールして、当時世界最高と言われたロマーリオとベベトのブラジル攻撃陣を鮮やかに完封してみせるのである。バレージの指揮する、老獪かつ芸術品のようなラインコントロールの前に、攻めあぐむブラジル攻撃陣。さらに、チャンスとみるや積極的に駆け上がり、最終ラインから最前列へと攻撃参加するリベロ・バレージ。灼熱のピッチで、味方選手を追い越してグングンと走り出していく、このベテランアズーリの姿が、なんとまぶしかったことかっ!
 結局、試合は90分を通じてスコアレスドロー。
さらに延長戦を終えても得点がなく、ワールドカップ史上初のPK戦へともつれこむことに。
 手術明けの復帰戦がワールドカップ決勝戦。しかも120分間にわたって、ブラジルの攻撃陣を完封で食い止めた立役者となったバレージは、紛れもなく勝者でした。しかし、彼にはまだ最後の役割が残っていた。PK戦におけるイタリアの一人目のキッカーである。PKの流れを作るといわれる、最初のキッカーという大役をまかせられるのは、主将のバレージに他ならなかったのだ。
 全世界の人々が見つめる、ワールドカップ決勝のPK戦。その一番を蹴る彼にかかるプレッシャーたるや、いかなるものだったのだろうか。しかしバレージの蹴ったボールはゴールバーを越えて外れてしまうのである。次の瞬間、その場で泣き崩れるバレージ。
 誰もが声を失う中、PKで対峙していたブラジルのGKタファレルが、崩れたままのバレージにかけより、こう励ましたそうです。

 「PKをはずしても、キミが世界最高のDFであることには変わりないじゃないか」

 試合中である。それも世界一を決める、ワールドカップ決勝戦のPK戦の最中だ。にもかかわらず、こういうコトバで相手を励ますことのできるタファレルは、本当にすばらしいGKだと思う。心の底から尊敬できますね。
 結局、ワールドカップを掴んだのは、ブラジルでした。
5人目のキッカー・ロベルト・バッジョがはずし呆然とする中、ブラジルの優勝が決まったシーンは、あまりに有名ですね。そしてバレージの泣き崩れる姿も。
 あのときのアメリカ大会のメンバーだったバレージやバッジョ、コスタクルタやパリューカ、ディノ・バッジョが目の前でプレーしていたんですから・・・そりゃあ、僕も胸が熱くなりますよ・笑。
 とても楽しいOB戦でした。
バッジョ含めて、またいつか見たいですね。
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夢の島取材。スフィーダ世田谷対福岡Jアンクラス戦。

じゃーーん!東京偉蹴FOOTBALLで連載コラムが始まりました。
いしかわごうのウルトラなる挑戦記
縁あって今年から東京にある女子サッカークラブ「スフィーダ世田谷」を取材していくことになりました。このブログの熱心な読者なら何度も見たクラブ名かもしれませんね。気楽に書いていく連載ですから、気楽に読んでください。
・・・ってなわけで、18日は夢の島陸上競技場に行ってきました。
スフィーダ世田谷対福岡J・アンクラス戦。
福岡J・アンクラス昨年なでしこリーグに所属して、1年での復帰を目指すチームです。今季ここまでは無敗。昨年3位で現在1敗のスフィーダとの昇格争いを占う注目の一戦でした。
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試合は3-1でスフィーダが勝利。タフなゲームを勝ち切りました。
 まずスフィーダが幸先良く先制。
開始わずか3分、サイドからのロングボールに抜け出した社納選手が、飛び出してきたGKの頭上を越すループシュート。川邊監督も思わずガッツポーズ。最高の立ち上がりでした。
 その後、セットプレーからのこぼれ球を決められて追いつかれ、序盤から一進一退の攻防が続きます。この展開で思わぬ”追い風”が吹きます。どんな追い風かというと・・・・実は、”追い風そのもの”なんですけどね・笑。
 天気は快晴ながら、ピッチにはかなりの強風が吹きすさんでいたんです。「今日は無風で試合できると思ったんですけどね」と川邊監督も苦笑いしてましたが、前半のスフィーダは風上だったこともあり、これでボールがぐんと伸びていく場面が頻発。すると26分、田中真理子選手のミドルシュートが追い風に乗り、ワンバウンドしたボールが、相手GKの反応を鈍らせたのか、なんとゴールネットに吸い込まれました。これでスフィーダが2-1と再びリード。
 風を味方にしたラッキーなゴールではありましたが、前半から相手のエリアを崩し切るというよりも、ミドルレンジからも大胆にシュートを狙っていく場面は多く、その1本が実ったとも言えると思います。そのあたりを田中真理子選手に聞くと、「相手の中盤が下がっていることがあったので、スペースがあったら狙っていこうとみんなで話していました」と明かしていましたね。田中真理子選手は、直後にもゴールバーを叩くミドルシュートを放っています。
 
 リードして迎えた後半。
光っていたのは守備陣の対応力でした。川邊監督によると、カウンターで沈んだ常磐木学園戦での黒星を受けて、この2週間はカウンター対策を入念にトレーニングしてきたとのこと。
 高い最終ラインで戦っているため、その背後にできた広大なスペースを狙われてしまうことは仕方ありません。ただトレーニングの効果なのでしょう。そうした場面でも、攻撃的GK川口選手がリベロ的な動きをして素早くリカバーし、CBの臼井選手も的確な判断力でカバーリングに冴えを見せるなど、守備陣がとても落ち着いて対処していましたね。特にこの試合は前半終了間際にCBの川嶋選手が負傷し、後半から岡田選手が入ることになったのですが、そこの連係も問題なかったと思います。
 そして試合を決めた3点目は、逆に相手のカウンターを利用した形で生まれました。なんと言っても素晴らしかったのが、このときのGK川口選手の対応ですね。高い最終ラインのギャップを突かれて相手にドリブルで独走される1対1の大ピンチでした。ただ相手はシュートではなくドリブルを続けたため、そのボールが足を離れた瞬間を見逃さずに、川口選手が足元に飛び込んでセービングしました。
試合後、この局面の駆け引きを川口選手に聞いてみたのですが、「シュートじゃなかったですよね。ドリブルで来たので、ひとつボールが流れたら、飛び込もうと思ってました」と、してやったりの様子。局面の主導権を持っているのは、ボール保持者のはずなのに、GKのほうがうまく自分の間合いに呼び込んでボールを奪ってしまう・・・そんな”巧み”な場面でした。
 そして川口選手がピンポイントのフィードを左サイドの社納選手の足元に。さらに森選手につなぎ、鮮やかな切り返しから追加点。練習でもよくやっている形だそうですが、実に見事な“カウンター返し“でした。1点もののピンチを防ぎ、さらに追加点の起点になる川口選手のプレー・・・間違いなく、この試合のターニングポイントでした。
 試合はこのまま3-1で勝利。
無敗だった福岡に土をつけ、18日の時点で暫定首位に立ちました。ただ試合内容に関しては選手からも反省の言葉が多く並びましたね。川邊監督も「今日は最悪です。面白くもなんともない試合でした。ただ相手も強いですし、選手も思うところがあったのかもしれません。いつものサッカーを表現し切れなかった」と辛口でしたが、難しい相手に勝ち切った経験は、チームとって今後の糧になると思います。
 チャレンジリーグは無料観戦できます。
少し先になりますが、6月16日には世田谷の大蔵総合運動場で開催されます。近場の方も多いかもしれませんね。興味ある方はぜひ一度足を運んでみてください。いろいろ楽しいですよ。
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今年の公式ガイドブックです。
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去年のダイジェスト集。
凛々しく、美しく。プレナスなでしこリーグ2012前半戦ダイジェスト(DVD付)/長崎出版

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スフィーダ世田谷の歴史と川邊監督にことが詳しく紹介されています。
日本女子サッカーが世界と互角に戦える本当の理由/東邦出版

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