予想スタメンは難しいのだ。

 明日は仙台戦ですね。
今日のエルゴラにも書きましたが、リーグ再開戦となった等々力の仙台戦が4月23日。明日が10月22日。奇しくも、ちょうど半年後にまた対戦するというのも何かの縁なのかもしれません。
 選手にもそのへんを少し聞いてみましたが、興味深かったのが、自分たちよりも仙台にとってのターニングポイントになった試合という認識が多かったことですね。つまり、あの等々力での勝利から仙台が躍進したんじゃないか、ということです。実際、仙台は無敗記録を伸ばしていきましたから、これは確かにそうだと思います。
 さて今回のエルゴラで悩んだのは、予想スタメンです。
特に中盤の組み合わせ。昨日の練習では紅白戦をやっていて、いつもであれば1本目の主力組がほぼそのまま先発組なのですが、この日は、1本目の途中で組みあわせを変更して、そのまま2本目も実施していました。ただ2本目の途中にはまた1本目のメンバーに戻して状況を見ています。相馬監督自身も、少し決めあぐねている印象でした。
 練習後の囲み取材ではそのあたりを監督に探ってみることに。
もちろん、「スタメンはどの組み合わせにするんですか?」とか、そんな単刀直入に質問するわけじゃないですよ・笑。それとなーく、変化球で聞いてみるわけです。監督は「それぞれのいいところ、そしてどの形でどういう穴ができやすいかも確認できたので、トータルで考えてメンバーを決めたいですね」とのことでした。
 
 監督がまだ決めていないんだから、それこそ予想でしかないのですが、自分なりの読みを利かせてみました。明日の先発のピッチに立つ顔ぶれを楽しみに待ちたいと思います。
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[書評]千葉直樹「手をつなごう」

どうもサッカーブック・ソムリエいしかわごうです。
 週末は仙台戦ということで、このタイミングで更新しようとしていた千葉直樹さんの自伝「手をつなごう」を先月に続いて紹介してみようと思います。本の構成に関わったエルゴラの仙台担当・板垣さんから献本していただいた一冊です。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
読みやすい自伝です。このブログを読んでくれているのはフロンターレサポーターが多いと思いますので、書評というよりは、この本の中で紹介されていたフロンターレ絡みの話題を紹介してみますね。
 まずは、以前も紹介した矢野さんとのエピソード。
千葉さんがブランメル仙台に入団したプロ一年目(96年)のときに身体作りをしてくれたフィジカルトレーナーが、現在フロンターレのフィジカルコーチである矢野由治さんだったこと。そして昨年最終節の相手がフロンターレ、つまり自分のプロとしての身体で終える引退試合の相手は、プロの身体を作ってくれたトレーナーのいるチームだった・・・・できた、いい話ですよね。
 震災後のリーグ再開初戦となった4月の等々力でのイベントのことも。
ベガルタバナナの売り子をした千葉さん。そのあとはOBチーム同士の前座試合にも出場し、試合後にはフロンターレサポーターからメッセージフラッグを受け取っていて、そのときの想い出をこう語っています。
「実を言うと、川崎フロンターレサポーターには、あまりいいイメージを持っていなかったんです。ブランメル仙台時代から対戦した間柄ですけど、野次ばかり飛ばされた印象が強くて。
 でも、川崎フロンターレの選手の知り合いに聞くと、向こうのサポーターも経験を積んでいくうちに変わっていったらしいですね。実際、その変化を感じることは何度もありましたが、一番印象的だったのは僕の引退試合となった2010年の最終節でした。引退セレモニーのときも川崎フロンターレサポーターは帰らずにスタンドに残ってくれて・・・・・・」

・・・・と、ここから先の内容は、本を購入して読んでからのお楽しみってことで・笑。商売上手ですみません。ちなみに4月の前座試合では千葉さんのユニフォームだけ七分袖サイズだったそうです。そこにも本の中では感謝していました・笑。
 自伝なので読みやすいですし、フロンターレの話題もあります。仙台までの遠征中のお供として読むのに最適なボリュームだと思いますよ。
そしてあの4月23日の等々力・仙台戦から、ほぼ半年なんですね。そのちょうど半年後に仙台戦があるというのも、なんだか不思議な感じですね。
週末は僕も仙台に取材にいく予定です。
手をつなごう/千葉 直樹

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矢島選手と将棋。

 おはようございます。
今日のタイトルは「矢島選手と将棋。」。なんか矢島選手のときは、そんなブログタイトルばっかりですね・笑。
というのも帰り際の矢島選手を取材するときって、たいてい手にニンテンドーDSを持っていたり、漫画本を手にしているんですよ。だから「どうしたの、それ?」とそういう雑談になりやすかったりしま・・・あっ、もちろんちゃんとサッカーの取材もしていますよ(←ここ大事)。
 
 最近は、ケータイで将棋アプリを購入したようで、将棋にはまっているみたいです。
まだ始めたばっかりで戦法もよくわからないから、コンピューターの指してくる手を真似ているのだとか。
 フロンターレでは「宏樹さん(伊藤選手)の棒銀戦法が強いらしい」との噂です・・・そうなのか・笑。
まぁ、棒銀は受け切るのが少し難しいですから、やっかいな戦法ではありますね。
 伊藤選手の棒銀戦法のように、DFの選手が将棋では攻撃的な戦法が好きだったり、FWの選手が相手の攻撃を受ける戦い方を好んだり・・もし選手によってそういう棋風や傾向が見出せたら、なんか面白いかもしれませんな。「小宮山選手はサイドバックだけあって、将棋でも端攻めが好きなのね」とかね・笑。
ちなみに矢島選手を将棋の駒に例えると、重戦車系FWですから「飛車」って感じがします。
・・・・なんだろう、この将棋あるあるみたいなノリは・笑。
 そうだ!!
将棋といえば、先月買った「ひらけ駒!」の3巻を紹介するのを忘れていました。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 モーニングで連載されている、プロ棋士を目指す小学生とその母親による将棋漫画です。主人公は子供ではなく、むしろ母親のほうで、将棋初心者同士の心理戦を描いた視点が、斬新かつ絶妙。将棋に詳しくない読者も楽しめますね。実在するプロ棋士や将棋の本なんかも漫画内には登場してくるので、自然と、将棋界に詳しくなれるところもいいですね。
 3巻で「石橋幸緒の将棋レシピ」という本が登場しているのですが、この本はオススメですね。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
僕も持っているのですが、女流棋士の方が将棋の専門用語や序盤の戦い方をすごく丁寧に解説されている良書です。戦法だけではなく、対局中のマナーなども紹介していて、読み物としてもいけます。将棋初心者にもとっつきやすいと思います。
出だし4手で知る石橋幸緒の将棋レシピ―知ると、もっと楽しい将棋・序盤の指し方/石橋 幸緒

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「ひらけ駒!」はまだ3巻までしか出ていないので、いまののちの一気読みもオススメです。
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ナダールの穴。

 新番組の時期ですね。
個人的に楽しみにしていたのが、フジテレビの月曜深夜枠で始まった「ナダールの穴」。
 放送時間と出演者の顔ぶれを見た瞬間、ピンときました。去年数回放送された千原ジュニアと高島彩のコンビによる「ジュニア枠」がかなり面白かったですし、たぶんその好評を受けてレギュラー化したんだろうな、と。
 この「ナダールの穴」は、「元引きこもり少年である千原ジュニアの空白の3年間を埋めるべく、オモシロ家庭教師がつめこみ教育を施すという番組」だそうです。
 ジュニアが引きこもっていた中学時代の自室をイメージしたセットから始まり、そこに家庭教師を招いて勉強していく流れみたいです。
いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
当時見ていたテレビを思い返すジュニア。

「家でずっと朝からおはようナイスデイ!見て、入社した頃の笠井さんを見て『この子は伸びるな』と思ってた・笑」

 家庭教師として現れたのは、米山維斗くんという小学生6年生。
ただ彼は小学生なのだけど、小学3年生のときに思いついたという化学のカードゲームで企業した社長でもある。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
原子と原子を組み合わせて分子を作っていく対戦カードゲーム「ケミストリークエスト」を持参。早速、やってみることに。
 よくルールのわからないジュニアが、「簡単に言うと、こっちのカレーとそっちのうどんでカレーうどん作るみたいなこと?」と聞くと、「・・・まぁ、そんな感じ」と小学生に失笑され、「今、鼻で笑われたよね」とヘコでました。
 ゲーム中も「なんでこんなゲームを思いついたの?」とか「なんでその年で化学に興味を持つの?」など素朴な疑問を受けると、「大人だと苦手意識から入ってしまうが、子供だとただゲームとして入るから楽しめる」とサラリ。
「小学生で俯瞰で見るって・・何なん?」
・・・確かに・笑。
その後は、プロフィールを紹介。
5歳のときに雑誌に載っていた相対性理論について読み(5歳の時ってさぁ、『めばえ』(雑誌)とかじゃないの?」とジュニア)、小学2年生のときには資料をパソコンでまとめてアンモナイト図鑑を作っている。
その丁寧に解説された「アンモナイト図解」を読んで、「すごいなー、ヨネゴスティーニじゃないじゃないですか」と、デアゴスティーニとかけたボケ。でもあえなくスルーされてました。あはは。
 こんな感じで毎回ジュニアが家庭教師から何か一つを学んでいく番組のようです。ナダールの穴、月曜深夜の楽しみが増えました。
ジュニアの引きこもり時代を知るなら、こちら。
14歳 (幻冬舎よしもと文庫)/千原ジュニア

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大阪芸人時代はこちら。
3月30日/千原 ジュニア

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<最近読んだジュニア本の書評はこちらです>
書評:「うたがいの神様」(千原ジュニア)
書評:「すなわち、便所は宇宙である」(千原ジュニア)
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ドラクエ3日記:「勇者、商人、僧侶、遊び人で頑張ってみる」の巻。

 ひさびさにドラクエ123の話題でも。
 購入当初はドラクエ3やってたんですけど、ある日、中断の書から開始したら、やたらレベルが低くておかしいなーと思ったら、例の、wii版中断セーブの悲劇が起こりました・・・あぁ。これでなんか一気に3のやる気がなくなったので、最近はずっとファミコン版のドラクエ2をプレーしてました。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 犬だったムーンブルクの王女を元に戻して、船を取ってから進むべき道のノーヒントっぷりに愕然としながらも、昔の記憶をたぐりながらなんとかロンダルキアの洞窟までたどり着いてます。今はネットで攻略手順で調べられる時代ですけど、そこはあえて見ないでね・・・ただ炎の紋章を自力で探すのは無理でしょ・笑。そこだけ頼りました。あとロンダルキアの洞窟はさすがに難所なので、しばしレベル上げもして足止めに。
 そこで、ひさしぶりにファミコン版のドラクエ3を再開することに・・・心機一転、スタートからやり直すことにしました。普通にプレーしてクリアしても面白みがないので、どうせなら、今まで組んだことのないような苦労しそうなパーティーでやりなおそうと企ててスタート。
 王様から「1人じゃ危ないから。仲間が必要だ」と言われて、早速、ルイーダの酒場へ。
いつも思うんだけど、未成年(16歳)の勇者に向かって、「酒場へ行ってこい」って、王様が言うセリフとしてどうなのよ・笑。
 それなりにちゃんとクリアしたいので、どうしても僧侶は必須・・・残り2人をどうするか、ですよね。
結局、残り遊び人と商人を入れてみました。遊び人はまだ悟りの書なしで賢者に転職できるので需要があるけど、FC版ドラクエ3の商人なんて、ぶっちゃけ、パークを作るときしか用事はないですからね。たぶん、不人気職業ナンバーワンじゃないかな・笑。
 勇者、商人、僧侶、遊び人の4人でバラモス退治に向かうことに・・・初心者にはオススメできないパーティーだわ。
ただ商人は戦闘もそこそこ強いんですよね。レーベの村では「ターバン」売ってますしね。遊び人も低レベルの時期は、遊ばずにちゃんと戦ってくれます。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
無事、魔法のたまを取り、アリアハンを抜けてロマリアに到着。カザーブの村へ行き、シャンパーニの塔にいるカンダタ一味を倒したり、序盤は順調にプレーしてました。
 まぁ、ノアニールの洞窟では、マタンゴの集団に全滅しかけましたけど。なにがしんどいって、魔法使いがいないので、洞窟の帰りにリレミト使えないのがしんどいですわ(勇者が覚えるのはもっと後のレベル)。
 あとこれはファミコン版ならではなんでしょうけど、カザーブの右側の森にいくと、バグかなんだか知らないけど、海の向こうで出現するすっげぇ強い敵が出てくるんですよ。
・グリズリー
・デスストーカー
・まほうおばば
・爆弾岩
 思いっきり後半に出てくるモンスター。世界樹の葉を取るとき、たぶんレベル25ぐらいで戦う相手。当たり前だけど、めちゃくちゃ強い。カンダタより全然強い。まさにカオス。ここでレベルアップしたろと思っても、全滅したり、全滅しかけた戦闘中にルーラやキメラの翼で緊急で逃げ出すこと数回。結局、イシス行って、ピラミッドを攻略して魔法のカギ取ってから、ようやくたまに太刀打ちできるようになりましたわ。
・・・さて、どうなることやら。
んで、今回リメイク版ではなくて、ファミコン版をやっていて感じたこと。
それは当時のプレーしていた小学生時代の記憶を思い出しちゃうということ!!
「あー、ここの攻略は永尾くんに教えてもらったな」とか「山口くんの家に行って、カンダタ倒したなー」とかね。
なんだろうな・・・ドラクエ3じゃなくて、その思い出をプレーしてるんですよね。
やべぇ、すげぇカッコイイこと言っちゃったわ。
・・・ってなわけで、このへんで。
wiiのドラクエ123、大人になってからやると、予想以上に楽しいですわ。
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 密かに気になっている、やりこみ系のみちくさガイド。
アリアハンで魔法使いがアバカム覚えるまでレベルあげて、魔法のたま取らずに突破したらどうなるか、とかを検証しているみたいです。
ドラゴンクエスト25周年記念 ファミコン&スーパーファミコン ドラゴンクエストI・II・III…/著者不明

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『プロフェッショナル 仕事の流儀』 漫画家 井上雄彦の仕事

NHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』がまたレギュラー放送を再開しましたね。
この番組のDVDは、仕事でやる気が出ないときのボクのモチベーションアップアイテムですよ。
特にお気に入りは、2年前に放送された漫画家・井上雄彦氏が登場した回です。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
「バガボンド」の製作現場に密着した長期ドキュメントでした。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
「手に負えないことをやる」、「漫画家であり続けるために漫画を描くことはしたくない」など序盤からプロフェッショナルらしいこだわりの言葉がバシバシ出てきます。
 
 印象的なのはネーム作りでの一部始終。ネームとは、漫画を描くときの設計図作りみたいなもの。「山に登る感覚ですね。日常から離れて、物語の世界に一回入らないといけないから」と話して喫茶店に向かう井上先生。喫茶店で作業する理由を聞かれると、「人は弱いじゃないですか。自宅や仕事場といった自分のスペースだと、楽をしちゃうじゃないですか」。そこを延々とハシゴしていく。ハシゴする順番も一番バッターから、4番のエースまで役割があるというのが面白いですね。
 他の漫画家のネーム作りと明らかに違うのは、話作りやストーリー展開に悩んでいるのではなく、キャラクターが動き出す、語りだすのを迎えに行くという作業だということでしょうか。そこまでキャラクターに感情移入していかない限り、彼の漫画は出来ない。予定通り原稿は進まず、締め切り直前になっても下書きも出来ておらず、編集者と緊急会議する場面も放送されています。
 「キャラクターにないことはできない。そうなると作品が死んでしまうから」

「今の時代にうけようっていう気持ちは、もちろん勝負論としてありますけど、それよりももっと大事なのは、何年経っても、どの世代でも、読んだら何か普遍的なものがあるっていうこと。時代も、国も取っ払っても通じるようなの」

 スラムダンクという大ヒット作を生み出しても、さらに上を挑戦し続ける貪欲な姿勢は、ときに修行僧のようにも映りました、
 そして最後は、この一言。
「プロフェッショナルというのは、向上し続ける人だと思います」
 第一線で戦い続ける漫画家の凄みが感じられるドキュメントなんですわ。これを見ると気合いがみなぎってきますわ。
さぁ、今日も頑張っていきましょう。
プロフェッショナル 仕事の流儀 第VI期 漫画家 井上雄彦の仕事 闘いの螺旋(らせん)、いまだ…/脳科学者 茂木健一郎,住吉美紀 アナウンサー,井上雄彦

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ミスターレッズ・福田正博さん。

 昨日の新潟戦は、スカパー!中継の試合解説が福田正博さんでした。
 僕はその中継打ち合わせに顔を出していまして、奇しくも、この日発売の某スポーツ新聞で「次期浦和監督候補」に名前があがったタイミングだったんですよ。だから、現場がちょっとピリピリしていたらやだなと思っていて・・・実は福田さんとはほぼ初対面だったのですが、いやー、ざっくばらんにアレコレ話してくれて、しかもそのトークが毒舌。「なんて面白い人なんだ!」と笑い転げてしまいました。まぁ、ここには書けないようなことばかりなのですが・笑。
 この日が「川崎修学旅行」として陸前高田の子供を招待していることがわかると、フロンターレのこともすごい褒めていましたね。しまいには「今日は西城秀樹来ないの?」と言い出し、スタッフから「今年はもう終わりましたよ」と言われ、「なんだよー、ハーフタイムにYMCAやりたかったのに!じゃあ、鷹が飛んでくるヤツは?」となぜかフロンターレのイベントに詳しいことが判明したミスターレッズ。好感度、高すぎです・笑。
 福田さんは、小林悠選手をすごく褒めていましたね。
思えば、シーズン中盤までは「ラッキーボーイ」、「持ってる男」だの言われていたものでした。元日本代表の某解説者も「オレはまだ認めないよー」と言っていたのですが、その話題が出たところ、「まぁ、アイツはFW出身じゃないからね」と一刀両断する福田さん・笑。「だって、点はまぐれじゃ取れないから」とストライカー出身者らしい言葉を言い放っていました。
 あと面白かったのが、選手の出身地とポジションの関係性の話。
福田さんいわく、ストライカーに向いているのは、関西人だそうです。「あそこの地域って、みんなオレがオレが、のメンタルだから。釜本さんがそうでしょ?」とのこと。そして「DFに向いているのは、東北の方。我慢強い人が多いから」。なるほどね。では「関東人は?」ときくと、「関東は周りの目を気にする人が多い。ボランチとかチームのバランスを取る能力に長けている」だそうです・・・・なるほどー。一理ある気がしました・笑。
 おかげで楽しいひと時を中継前に過ごさせてもらいました。なんか福田さんの書籍に、ちょっと興味出てきたもん・笑。
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等々力取材(リーグ新潟戦)。

 川崎F対新潟戦は、1-2の敗戦。
うーん、残念です。前半終了間際に献上したPKのピンチを、杉山選手が会心の横っ飛びでストップしたときはいけると思ったのですけどね。日曜夕方のゲームだったので、エルゴラの両チームの採点寸評とマッチレポートを同時即上げという、「ごうくん、ツラくて涙が出ちゃう」というタイトスケジュールでした。試合を見ながら展開に応じて原稿を書きつつ、ただ終盤にジュニーニョのゴールで1点返す展開でしたから。「これは最後にきっと追いつくか、ひっくり返す等々力劇場になるはずだ。そして採点寸評を慌てて書き直すパターンに違いないっ!」と思い込み、記者席でその構えを取っていたのですが・・・残念。
 そんな今日のエルゴラです。

「川崎F、鋭敏なカウンター2発に沈む」。

$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
1ページいただいてます。
 原稿でも触れたとおり、この試合は「守備のリスク管理」をいかにし続けるかがポイントでした。
この日のフロンタ-レの守備面に目をやると、序盤の新潟は、サイドチェンジからチョ・ヨンチョルの突破を生かす攻撃をしかけてきましたが、そこは右SBの實藤選手が後手になりながらも、破綻することなく対応できていたと思います。ここの局面勝負は今週のトレーニングでもかなり比重を置いて準備していましたから(エルゴラのプレビューでも書いたとおりです)。
 實藤選手の負傷交代後、井川選手ではなく伊藤選手を右SBに回したのも、立ち上がりに猛威を振るっていたチョ・ヨンチョルとの攻防を見越しての配置策だったと思います。相馬監督としても、カバーリングセンスの秀でた伊藤選手は中央に置いておきたかったところでしょうが、まず、ここにフタをするための最善手を打たなければならなかった。
そしてチョ・ヨンチョルとのマッチアップが多くなることを想定するとなると、ベンチも含めて右SB不在のスクランブル体制では、1対1に強い伊藤選手を選ばざるを得ないところだったのでしょう(例えば去年のビッグスワンでは、右SBの森選手がチョ・ヨンチョル選手の突破を食い止められず、チームとしてもカバーできずに2失点しました・・・・)。
 結果的には、ブルーノ・ロペスとミシェウの2人のカウンターにやられてしまったわけですが、ただ裏を返せば、チョ・ヨンチョルのところは伊藤選手が(ギリギリではあるけど)その仕事をうまく制限できていたんだよなーと思ってます。
 だから悔やまれるのが、新潟のカウンターが非常に強烈なのはわかっていながらも、それを2度、防ぎ切れなかったことですよね。そこで気になったのは、後ろの選手がカウンターを止め切れなかったこと自体よりも、その前でエリアで起きた「ボールの取られ方」のほうです。
 前半のPKにつながった場面もそうですし、先制点もそう。どちらかといえば、攻撃をやり切れずにボールを失ったことが多大な代償を払う結果につながってしまったことが悔やまれます。個々の選手は、いつもの試合以上に「最後はシュートでしっかり終える」といった意識を持っていたとは思いますが、リスク管理の一環として、チーム全体でより徹底しておけば・・・とも感じました。うん、まぁ言うほど簡単にできることじゃないですけどね。
・・・とまぁ、締め切りの都合でエルゴラ原稿では書けなかった守備のポイントを、わりとガチで書いてみました。
 週末は6連勝中の仙台が相手です。
しっかりトレーニングして、いい準備をしてもらいましょう。
10位以内に返り咲きました。次は5位以内に向けて頑張ります。
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