レイソル戦の話。
試合前にフロンパークをうろつき、お買い物。お目当ての品はこちら。
昨年のストラップに引き続き、今年も発売されたフロンターレとワンピースとのコラボグッズ。ユニフォームもちゃんと今年バージョンになっておりました。
ボビングヘッド・・・平たく言うと、頭がグラングラウンする人形です。ルフィとチョッパーのバージョンがありましたが、ルフィを選択しました。そこそこの値段(2500円也)するけど、前日が誕生日だったこともあって購入しました。
まぁ、自分への誕生日プレゼントですわ・・・発想がOLっぽいですね。中小企業の事務OLっぽいですね。いや、知らないですけど。
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Author: いしかわ ごう
柏戦。
まるでネルシーニョによる風間フロンターレ対策講座を受けているような90分でした。
「なるほど。ここをこうすると、ここが困るわけね」と局面局面で詰め将棋を見ているような感覚といいますか。それを打開できなかったのだから、昨日に関しては納得の完敗ですね。真っ向勝負で挑んで負けた広島戦とは違う意味付けの負けだったと思います。
エルゴラでも触れておきましたが、柏は徹底したロングボール攻撃でチーム全体が間延びさせるように守らせて巧妙に選手の距離間を分断したり、前線からのプレッシングを強めて最終ラインから簡単にはビルドアップをさせないことで、うまくリズムを壊してきましたよね。
もちろん「それで機能しなくなりました」ではダメなのですが、風間監督が就任してからまだ4試合目。ようやく基本問題に慣れてきたばかりといったところで、こういう応用問題を解いていくチーム力がまだなかったことを認めないといけません。逆に言うと、ネルシーニョ監督が克服すべき宿題を提示してくれたともいえます。勝ち点3という高い授業料を払ったのですから、しっかり糧にしないといけませんな。
そして昨日の試合後、ミックスゾーンで取材をしていて、選手が変わりつつあるなー、と感じたことがありました。
それは試合後の選手のコメント。これだけの完敗を喫すると、選手たちの口から出てくる言葉というのは「切り替えます」が常套句なんです。でも昨日は違いました。選手は「もっと練習します」と口々に言っていました。風間監督のもと、日々の練習で技術を磨き続けていくことが、勝利の近道になる手ごたえを感じているんでしょう。
取材しながら、そんな変化を感じました。
・・・・それと、触れなくてはいけない選手が。
噂のレネ サントスが公式戦デビューを飾りました。みなさんの目には、彼のプレーどう映ったでしょうか?・・・・・僕からのコメントは差し控えますが・笑、もし55分のあのドリブルシュートが決まっていたら、等々力にどんな爆発が起きていたかと思うと・・・あれは決めて欲しかったですね。
なおレネ サントスは、ミックスゾーンを通ってバスに乗り込むときの格好がものすごく派手でおしゃれなうえ、なぜか貫禄もたっぷりなので、思わず「お前はC・ロナウドか!?」と言いたくなります。憎めないヤツですわ。
風間監督の技術論はこちら。監督が求めている技術がよくわかります。
「 1対21 」 のサッカー原論 「 個人力 」 を引き出す発想と技術/風間 八宏
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サッカー批評:日本サッカーの「常識」を疑え
5月10日発売のサッカー批評が自宅に届いておりました。
テーマは、日本サッカーの「常識」を疑え
サッカーを取り巻くさまざまな常識やセオリーを検証しております。木崎さんよる風間監督のインタビュー原稿もありました。
僕はというと、サッカー本ソムリエ・いしかわごうとして活動しております。
書評コーナーに登場。「フットボールサミット この男、天才につき。遠藤保仁のサッカー世界を読み解く」の書評を書かせてもらっております。
フットボールサミット 第6回 この男、天才につき。遠藤保仁のサッカー世界を読み解く/西部謙司
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いつもの書評とはちょっと違う趣向で書いておりますので、興味ある方はぜひ読んでみてください。
表紙に写っているのがソガハタ選手かと思ったのは内緒です(※本田選手です)。
サッカー批評(56) (双葉社スーパームック)/著者不明
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今日のエルゴラ:矛の川崎Fと盾の柏。等々力に激突
こんにちは。
今日のエルゴラです。
表紙こそレイソルですが、2~3面でフロンターレ対レイソル戦のプレビューをドドンと。
矛の川崎Fと盾の柏。等々力に激突
ってことで、プレビューでは、3試合で8得点という攻撃力を中心に触れております。そのほかのポイントとして、中村憲剛選手と大島僚太選手というダブル司令塔を柏の守備網を打ち破るカギとして注目したコラムも掲載しております。
明日の右サイドバックには、中村憲剛選手が「桜木花道」と称したあの選手が入りそうなので、楽しみですね。
ちなみに開幕当初には「レナトがパスを覚えれば、流川くんになれる」とも話していたことがありました。
なるほど、なるほど。
そう考えると、キャプテンシーがあって頼もしいジェシは、ゴリか!???
いや、知らないですけど。
この話題についてこれない人は、スラムダンクを読んでください。
風間監督の「超戦術」を読み終えた後に、スラムダンクを全巻読んでください・笑。
明日もいい試合になるといいですね。
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ひさしぶりに・・・・。
今日の練習中、ジェシがピッチに姿を現しました。
彼はナビスコカップ仙台戦での左膝後十字靭帯を損傷し、全治約3ヵ月の診断を受けていました。
もちろん本格的なチーム合流というわけではなく、ウォーキングを始めた程度です。ただこれまではずっと室内メニューでしたからね。麻生グラウンドに練習着のジェシの姿があっただけで、なんだかちょっとじーんとしまいました。
練習後、ジェシに感想を聞きました。
「すごくうれしいよ。芝の匂いはいいね」とのこと。これだけの長期離脱は、パルメイラス時代に腕を手術したとき以来だそうです。ボールは蹴れなくても、ピッチに立つだけでも気持ちは違うみたいです。
サッカー選手にとって一番苦しいのは、やはりサッカーができないことだと思います。
そんな苦しい時期に、ジェシというフットボーラーはどういうことを自分に言い聞かせながら過ごしているのか。
聞いてみると、彼はいろいろな人の支えを励みにしていることを口にしました。
「最初はなかなか気持ちをコントロールできなかったよ。でもこういった状況になってから、サポーターが熱心に励ましてくれたんだ。家族も支えてくれているし、ブラジルの仲間たちからもメッセージを送ってくれている」
回復具合としては、多少予定よりも若干早いようではありますが、「あせっても、再発してしまうので」とすごく慎重になっていました。それでいいと思います。
しっかり治して、等々力でのジェシの勇姿を楽しみにしたいですね。
。... 記事を読む
ツイッターの輪。
最近すげぇなと思うのが、ツイッターでのつながり。
先日、勝間和代さんの新刊 「有名人になる」ということ の書評をブログに掲載したら、なんとツィッターで本人がリプライをしてくれまして。
kazuyo_k いしかわさん、書評感謝です。サッカー選手に置き直した例え、興味深かったです。 QT @ishikawago: ブログ更新。最近読んで面白かった本。勝間さんの新刊です。 「書評:勝間和代さんの新刊「有名人になる」ということ」 http://amba.to/JryC1G via HootSuite
2012.05.03 13:14
さすがにびっくりしましたね。だって、あの勝間和代さんですよ!?
一昔前ならば、感想をハガキなり手紙で書いて郵送して、出版社経由で著者本人の手元に届いて、運がよければ本人が目を通してくれて、そしてさらに運がよければ、何らかのリアクションが返ってくる・・・という流れですからね。時間がすごくかかります。
それがいまや、そんな間をすっ飛ばして、感想をアップした数時間後に本人が直接返信をしてくれる。すごくうれしい反面、そうなるのが普通の感覚になってしまうのも、ちょっと怖いですけどね。
「有名人になる」ということ (ディスカヴァー携書)/勝間 和代
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それ以外でも、フットボールネーションの作者・大武ユキ先生、月刊少年チャンピオンで連載第2回が掲載されていた将棋×サッカーの漫画「ナリキン!」の作者・鈴木先生など、自分が読んでいるサッカー漫画の先生方がツイッターで自分をフォローしてくれて、たまにツイッター上でやりとりをさせていただいてます。
ネット上とはいえ、自分が普段読んでいる漫画の作者さんと交流が持てているのは不思議な感じです。
大武先生のフットボールネーション。
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ナリキン!が掲載されている月刊少年チャンピオン。今、店頭で購入できるのは6月号です。
月刊 少年チャンピオン 2012年 06月号 [雑誌]/著者不明
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月刊 少年チャンピオン 2012年 05月号 [雑誌]/著者不明
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自分はツイッター(@ishikawago )暦3年目ぐらいなのですが、ここにきていい感じで輪が広がっております。現在のフォロワー数が3338。年内に5000を目標に頑張ります!... 記事を読む
書評:梅原大吾「勝ち続ける意志力」
最近読んだ本。
「勝ち続ける意志力」
「世界一長く賞金を稼いでいるプロ・ゲーマー」としてギネスブックに認定されている伝説のゲーマー・梅原大吾さん。ゲーム業界には詳しくないので、高橋名人とか堀井雄二さんレベルの有名人しか知らない自分ですが、この人は知っているなー。
かなり昔、深夜の番組だったと思うけど、スト2のアメリカ大会の様子を見たことがある。アメリカ人独特のノリで盛り上がるあの雰囲気のなか、飄々とプレーして打ち負かして、「コイツ、すげぇメンタルだな」と思った。このとき17歳だったんですね・・・そんなおぼろげな記憶があったので、新書を手にとって読んでみました。
世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」と銘打ってますが、内容としては彼の自伝ですね。
ゲームとの出会いであったり、そこからいかにして格闘ゲームで世界一になったのか。ただ、その後は麻雀の世界に行き雀荘で働ていたり、介護の仕事もしていたなんてのはまったく知りませんでした。ゲームで培ってきたノウハウが麻雀の世界で全然通用しなかったときの話や、その後、彼がどう自分を適応させていったのかの話はなかなか面白かったですね。まったく新しいジャンルに挑戦する人は、参考にしてみるのもいいかもしれません。
いやしかし、「プロ・ゲーマー」として生計を立てていけるのだから、すごい世界ですよね。
自分が小学生のときは、ファミコン全盛期だったのだけど、もし「プロ・ゲーマー」なんて職業が存在していたら、たぶん毎日ひたすらファミコンしてただろうな。そして親に「ゲームばっかりするな!」と怒られたら「大人になったら、プロ・ゲーマーになるんだもん!」とか言って遊びまくっていたに違いない。当時は高橋名人がいたけど、「ゲームは一日一時間」と言ってましたからね(「ファミコンは悪」と親に思われないための配慮だったと聞いたことがあります)。
いろんな職業があるって、すごくいいことだと思いますよ。
本の冒頭に出てくる「背水の逆転劇」。世界中で視聴された梅原さんの神業バトルです。
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ウメハラ着用デザインのTシャツなんてあるんですね。
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書評:風間八宏 日本サッカーを救う「超戦術」
どうも。サッカー本ソムリエ・いしかわごうです。
風間フロンターレ2連勝記念ということで(?)、以前から紹介はしていたこの本について、あらためて触れてみようと思います。
日本サッカーを救う「超戦術」
発売されたのは2010年の5月。ワールドカップ南アフリカ大会の直前ですね。
なので、日本代表がワールドカップで戦えるのか、ということをたくさん語っています。ただそれ以外のところでは、風間さんの少年時代からのサッカーに対する姿勢や経験談、筑波大学時代の指導法など、自身のサッカー観を存分に語っています。
そもそも、この本で語っている超戦術という言葉の意味について触れましょうか。
「超戦術」と聞くと戦術論の本かと思われるかもしれませんが、ここで書かれているのは「すごい戦術」ではなく、「戦術を超えるもの」の話です。
戦術論、システム論でサッカーを語りがちな中、あえて「サッカーボールをもの凄く大事にする」ということを、本の中で強く主張しています。なぜそこまでこだわるのか。それは「ボールが全てだから」。
そして、たぶんこれが風間イズムの原点なのだと思います。
全てをマイボールありきで考えている。そんなのサッカーなんだから当たり前じゃん、と思われるかもしれませんが、意外とそうでもありません。
例えば、風間監督は守備に対する考えを「いかにボールを奪うのか」からではなく、「いかにボールを失わないか」からスタートして考えています。守るときでさえ、自分たちのボールを取られたから守備をしなくてはいけない、という概念で捉えている。「ボールは失ってはいけないもの」、「ボールを取られることは悪だ」とまで言っています。だからボールを奪われたときにも、「ボールを頑張って取り返そうとするのか」、それとも「殺気立って強奪するのか」。そのこだわりを選手に説いています。
3試合で2勝1敗、8得点9失点。風間監督になってからのフロンターレの戦績です。
得点とともに失点がものすごく多いです。特に磐田戦に関していえば、サイドを崩されてからの対応に問題がありました。具体的に言えば、左サイドを崩されたときの中の絞り方ですよね。すごく明確です。
だからといって、風間監督はその対応を必要以上に問題視してコメントしたりしないですし、局面対応の修正を施す全体練習をしたりもしません。それよりも、その前の段階でなぜ相手ボールになったのか。もっとうまくやれば相手の攻撃にならなかったのではないか。その前の局面を改善すれば、ピンチにすらならなかっただろ、ということを突き詰めていく考え方なわけです。
もちろん何も改善していないかというと、そんなこともないですよ。
後ろの選手に対して個別に話してしているようで、磐田戦の後日、井川選手に聞いたところ、ポジショニングのことは多少言われて、あとはシンプルに「王様でやれ」と言われたとのことでした。
この言葉はどういう意味かというと、どうやら「サイドを崩されても、最後は真ん中にボールが来る。そこでCBが慌てないことが大事。だから、エリア内では王様のように落ち着き振る舞ってプレーしろ」という意味だったようです。面白い言い方だな、と思いましたね。
昨日の名古屋戦では2失点しましたが、1点目はエリア外からケネディに打たれたミドル、2点目もエリア付近から藤本選手に打たれたシュートです。どちらも寄せの甘さは指摘しなくてはいけませんが、広島戦や磐田戦のように、サイドを崩されまくって中であっさり決められるという形はなくなったともいえます。後半は、あれだけ押し込まれながらも、井川選手も落ち着いて守れていたように見えました(?)。
話がそれたので、本の内容に戻ります。
あと興味深かったのは、DFが1対1の場面でカバーリングのポジショニングをとったときに「絶対に抜かれないからいらない!だからカバーする必要はない。自分の仕事をしろ!」と言ったエピソードでしょうか。実際には抜かれるかもしれない。でもイーブンな状況なのに、まずは「1対1なら負ける」という負の発想そのものを捨てることから始めなくてはいけないから、と説明しています。
こういう発想は、やはり清水の同級生・大木武監督に似てるな、と思いますね。
甲府時代、前がかりになってしまい、カウンターから2対2を作られて失点した場面がありました。試合後、その局面に対して会見では「2対2を作られてしまったのは、リスクマネジメントが足りなかったのでは?」という指摘を受けたんです。相手の攻撃の人数よりも一人多く残しておくのが守る側のセオリーであり、リスク管理ですからね。
しかし大木監督は「数的同数であれば守れていたはずなので、問題ありませんでした」と一蹴。3対2の数的優位を作って守らなかったことよりも、なんで2対2で守れなかったんだ?と捉える考え方です。そういう大木監督の考えに当時は「面白いなー」と感じてましたが、風間監督もそのタイプなようです。いいですねぇー(笑)。
こんな感じで風間監督のサッカー観をたくさん語っています。
それ以外にも「場所ではなく人を攻略する」、「味方ではなく、敵を見ろ」、「技術のスピードは正確性で決まる」などなど、フロンターレで実戦していることの狙いもたくさん書いています。この本を読むことで、風間フロンターレの目指す方向性が読み取れるのは間違いないと思います。
フロンターレサポーターは必見ですが、「やたら得点も失点もしてるけど、風間フロンターレってどうなってるんだ?」と興味を持ったサッカーファンの指南書としても、オススメしたい一冊ですね。
日本サッカーを救う「超戦術」 (ベースボール・マガジン社新書)/風間八宏
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※サッカー本ソムリエ・いしかわごうへの献本、書評の依頼など問い合わせは go.ishikawa55@gmail.com まで気軽にどうぞ。
近日中にこちらも紹介する予定です。
「 1対21 」 のサッカー原論 「 個人力 」 を引き出す発想と技術/風間 八宏
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いしかわごうも購入予定のレッセンDVD。選手も回し見しています。
風間八宏 FOOTBALL CLINIC Vol.1 [DVD]/風間八宏
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風間八宏 FOOTBALL CLINIC Vol.2 [DVD]/風間八宏
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風間八宏 FOOTBALL CLINIC Vol.3「受ける」 [DVD]/風間八宏
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風間八宏 FOOTBALL CLINIC Vol.4「シュート」 [DVD]/風間八宏
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