今日の練習中、ジェシがピッチに姿を現しました。
彼はナビスコカップ仙台戦での左膝後十字靭帯を損傷し、全治約3ヵ月の診断を受けていました。
もちろん本格的なチーム合流というわけではなく、ウォーキングを始めた程度です。ただこれまではずっと室内メニューでしたからね。麻生グラウンドに練習着のジェシの姿があっただけで、なんだかちょっとじーんとしまいました。
練習後、ジェシに感想を聞きました。
「すごくうれしいよ。芝の匂いはいいね」とのこと。これだけの長期離脱は、パルメイラス時代に腕を手術したとき以来だそうです。ボールは蹴れなくても、ピッチに立つだけでも気持ちは違うみたいです。
サッカー選手にとって一番苦しいのは、やはりサッカーができないことだと思います。
そんな苦しい時期に、ジェシというフットボーラーはどういうことを自分に言い聞かせながら過ごしているのか。
聞いてみると、彼はいろいろな人の支えを励みにしていることを口にしました。
「最初はなかなか気持ちをコントロールできなかったよ。でもこういった状況になってから、サポーターが熱心に励ましてくれたんだ。家族も支えてくれているし、ブラジルの仲間たちからもメッセージを送ってくれている」
回復具合としては、多少予定よりも若干早いようではありますが、「あせっても、再発してしまうので」とすごく慎重になっていました。それでいいと思います。
しっかり治して、等々力でのジェシの勇姿を楽しみにしたいですね。
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