映画「ステキな金縛り」を見た。


 昨日は「ステキな金縛り」を観て来ました。
あれだけ宣伝している映画なので、いまさらですが、西田敏行の演じる落武者幽霊と深津絵里の演じる三流弁護士による、いわゆる法廷モノの映画。まぁ、コメディですね。ガハハと笑いながら見れました。
 妻殺しの容疑で逮捕された夫の無実を落武者の幽霊に証明してもらうというのが、大きな設定。ここで「ありえねーだろう」という非現実的なウソを入れて、ほかは現実的な設定で固めることで、うまくリアリティを出してますね。設定が設定だけに、西田敏行のキャラクターのところで、もっとストーリーを引っ張っていく映画なのかなと思ったのですが、意外とそうでもなかった。ストーリー中盤以降は、二転三転しながら、思っても見ない方向でグググと盛り上がる感じも好きです。
 西田敏行と深津絵里の掛け合いの面白さ、テンポのよさは期待通り。
正直、ここが楽しみで見ようと思った映画でしたので、そこは満足です。検事の中井貴一、上司弁護士・阿部寛の主要キャラを筆頭に、ところどころ出てくる豪華ゲストもみなどこか味があっていいですね。ビックリしたのは、妻殺しの容疑で逮捕された夫を演じているのがKANさんだったこと。大ヒット曲「愛は勝つ」のミュージシャンといえばわかりますよね。北海道のSTVでアタックヤングという深夜ラジオを担当していて毎週聴いてました(ハガキも読まれたことある)。重要な役なのですけど、裁判でも西田敏行の演じる落武者幽霊の存在ばかりがマスコミに取り上げられるようになって「これ・・・僕の裁判ですよね?」と、さりげなくツッこんでました。
 会話やストーリーの端々にも、いろんな種類の笑いが入ってました。
個人的には冒頭の裁判で「あなたにはこれがバナナに見えるんですか?」、「いや、バナナじゃん」というやりとりがツボでしたね。これは古畑任三郎で明石家さんまが登場した「しゃべりすぎた男」のパロディなんでしょうね。こういうニヤリとしてしまう遊びもありでした。
楽しく観れました。
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