小林悠が等々力で刻んだ139得点目。


どうも、いしかわごうです。

先週末はJ1取材。
等々力で京都サンガ戦でした。試合は3-3で引き分け。

ちなみにこの試合は
Jリーグ公式のマッチレポートと試合後の両チームの監督&選手コメントも担当しました(ピンチヒッターです)。

京都が前半に3ゴール奪取も……川崎Fが終了間際のPKで追いつく

監督コメント

選手コメント

試合終了後の2〜3時間後までに全て提出しなくてはいけないので、久々にハードでしたね。エルゴラ時代の即上げ原稿を思い出しました。

さて。
試合の感想はというと、まさか前半だけで合計5ゴールが生まれるとは・・・ですね。

プレビューで触れたように、この試合では「守備の緩さ」は向き合うべきテーマでしたが、そこが改善できませんでした。鬼木監督が言います。

「前半は、自分たちの守備のところの球際で、距離も緩さだったりカバーの意識だったりとか、そういうところで非常にもったいないゲームをしたなと思います」

問題が自分たちにあるのは間違いないのですが、球際に関しては、高崎主審のジャッジに対しても(特に前半は)ストレスになっていたようにも感じました。
鬼木監督が前半の途中であれだけ執拗に抗議するのも珍しいですし、前半25分ぐらいには等々力がちょっと異様な雰囲気に包まれてましたからね。

さらに、前半終了間際に立て続けに2点を取られて1-3に。それでも、この不穏な空気を変えたのは、やはりこの男。小林悠でした。

喜べる展開ではなかったことで、ゴールパフォーマンスはなし。険しい表情のまま、再開を促しますが、怒号が飛び交い始めた等々力の雰囲気を確実に変えたゴールでした。

勝てなかったですが、等々力の空気を変えましたね。それをできる数少ない存在だと改めて感じました。

脇坂泰斗も終了間際のPKをよく決めました。パトゥム戦では前半に2本決めていますが、今回は終了間際。走り続けた足にも疲労がある中なので、キックの精度も落ちている不安がありました。

それでもズバッと真ん中に。パスの名手・遠藤保仁はPK職人でもありますが、
キックの上手い選手がPKが上手いのは当然のことなのかもしれません。これからも期待です。

ではゲームのレビューはこちらになります。
ラインナップはこちらです。

■「やはりビハインドにもなりましたし、そこのパフォーマンスに関してもやはり修正が必要だと思って代えました」(鬼木監督)。先発5人変更も前半で3失点。ジョアン・シミッチとジェジエウをHTに代えた戦術的な理由とは?

■「そこに至るまでに自分たちの守備の切り替えが遅かった。そこにフォーカスすべきかなと思います」(脇坂泰斗)、「ゴール前の勝負のところで簡単にやられすぎた。それは全員が思っていると思う」(小林悠)。改善できなかった「守備の緩さ」。前半3失点とどう向き合うか。

■「ユーティリティな選手なので、いろんなところで今後も試したいなと思っています」(鬼木監督)、「後半に関しては、攻撃的なポジションもいつもよりも取れたので。そこの精度だったり、アイデアだったりというのは増やしていきたいなと思います」(瀬川祐輔)。左SB・瀬川祐輔に見る、成長の伸び代。

■ゲームは選手とレフェリーで作っていくもの。一時的に異様な雰囲気に包まれた等々力。高崎航地主審のジャッジに対する不満をどう見るのか。

■「そういうのも含めていろんな悔しさがまた、今出てきた感じですね」(小林悠)。等々力で刻んだ139得点目も、滲ませたのは嬉しさよりも悔しさ。彼をゴールに向かわせ続ける原動力が、そこにはある。

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「冬がはじまるよ」 (リーグ第32節・京都サンガF.C.戦:3-3)

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