ダブルボランチのよさが出た仙台戦。


仙台に行ってきました。
仙台といえば、牛タンじゃないですか。去年のユアスタは最終節だったのですが、駅中で牛タンを食べようと思って並んでいたら、新幹線の時間に間に合わなくなりそうになり、断念。詳しくは、こちらで(2010J最終節:仙台×川崎F。
今回は、試合前に無事、利久で食べてきました。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
さて試合。
まずスタメンがエルゴラの予想通りで、思わずガッツポーズ。特に中盤の組み合わせは迷った上での決断だったので、当れることができたのは、ちょっとうれしいですね。
いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
試合前から雨が降ったり止んだり・・・半年前の対戦の続きのような雨模様でした。
 結果は、スコアレスドロー。
ただどちらかといえば、フロンターレのゲームだった気がします。いい内容でした。
 フロンターレ視点でまとめると、チーム屈指のキープ力とパスセンスを持つ中村選手と柴崎選手でダブルボランチを組むよさが出た試合といったところでしょうか。
 後ろでボールを持ったとき、仙台が最終ラインに厳しくプレッシャーをかけてこなかったこともあって、ビルドアップのボールがボランチの二人に入りやすく、さらにそこから仙台のブロックをはがしていく仕掛けの工夫も随所に見れました。
 基本的には中村選手が前に出て、柴崎選手が下がる縦関係だったのですが、パス出しにつまっても安直には蹴らず、田坂選手か楠神選手が真ん中に引いてボールを引き出して、その空いたスペースに中村選手が入っていったり・・・という具合に中盤同士でもスムーズな連係が取れていました。田坂選手の気の利いたプレーは相変わらずでしたし、楠神選手のターンして中へと切り込んでいくドリブルも非常にいいアクセントになっていました。そしてサイドの選手が中に入れば、今度は小宮山選手がオーバーラップしていくスペースも生まれていく。前半の途中からはその小宮山選手の左サイドの突破から何度もチャンスを作れていたのは、そういうことですね。
 試合後の中村選手のコメントで印象的だったのは、「しっかりやり直しができていた」ということ。
縦に速い一発の攻撃でノックアウトできればもちろんそれが一番いいんですけど、言うまでもなく、仙台の守備組織はしっかりしているので、なかなかそのパンチを打ち込める隙を見せてくれません。そこでどうするのか。クサビのボールが通らないようだったら、細かいジャブを放つように、じっくりと横パスを回して相手を動かし、少しずつ穴を見つけて作り出していく。
 言うのは簡単ですが、カウンターもできるチームが、遅攻の作業をずっと続けていくのは、メンタル的にしんどいと思うんですよ。でも、この日のフロンターレの攻撃は、無理だと持ったらいったん中央に戻して、そしてもう一回ボランチから組み立てをやり直す・・・という我慢強い試合運びができていました。じっくりゲームメークできるボランチを組ませたメリットが試合に出たと思いますね。
 あとは守備の部分。
途中から相手のFWが中盤に下がって、こちらのボランチをケアするようになりましたが、そうなると今度は、FWが前線から中盤まで下がっていた分、相手の陣地でボールを奪われたときにこちらがカウンターを受けたときの威力が落ちるんですよね。前線に残っている枚数が減っているわけだから。守備のリスク管理という意味でも、この試合ではうまくいったと思います。特に後半はピンチらしいピンチは、菅井選手のヘディングぐらいだった気がします。
 試合後、バスに乗り込むときに伊藤選手が、記者から「惜しい試合でした」と声をかけられると、「ケンゴがはずしたからね!」と容赦なくダメ出ししててウケました。まぁ、「いや、そういう宏樹さんもヘディングはずしてたじゃないですか」といっせいにつっこまれてましたけど・笑。
 当の中村選手も、「ロッカールームで散々みんなから言われましたよ」と苦笑い。ただ「あれはナイスディフェンスでしょ」とも。確かに、Gkの脇を抜けたシュートを、戻りながらのクリアですから、富田選手のディフェンスを褒めたほうがいいかもしれませんね。
帰りもすったもんだあって、深夜になったのですが無事帰ってこれました。
来週はナビスコなので、J1リーグはお休みですね。
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