どうも、いしかわごうです。
日曜日は等々力取材。
サウナイベントがあったので(正確にはフィンランド企画ですが)、サバンナ・高橋茂雄さんが始球式を務めました。
試合はサンフレッチェ広島に1-0で勝利です。
決勝弾を決めたのは脇坂泰斗。
28歳の誕生日にゴールを決めました。
いやはや、誕生日に試合があること自体が珍しいのですが、ゴールを決めちゃいますかね。しかも決勝弾を!!
誕生日の試合といえば、去年は橘田健人が試合日に誕生日でした。アウェイの京都戦で、残念ながら0-1で敗戦。
当時はまだ試合後のミックスゾーンではなく共同会見に出た彼が対応したのですが、負け試合だったこともあり誕生日に試合をしたことの感想を本人に聞ける雰囲気ではなかったのを覚えています。。。
そして今年の脇坂泰斗。
前半のパフォーマンスに関していえば、ミスが多く、お世辞時にも褒められたものではなかったです。
雨のピッチでボールフィーリングが悪いのか。あるいはバースデーゴールを狙うがあまり、気合いが空回りしているのか。前半だけで交代させられてもおかしくないほどチームのブレーキになっていました。
「前半、自分の中で消極的なプレーがあって反省した」
本人もそう話しています。
しかしハーフタイムで立て直し。それはプレーだけではなく、メンタルも、だったのでしょう。
後半、鮮やかなターンで野津田岳人を交わし、そして三人目の動きでフィニッシュワーク。
試合前、バースデーゴールでの「1、2、3・・・ダーー!」を見せて欲しいと思って呟いたのですが、本当にその通りになりました。
思えば14番の前任者である中村憲剛も、キャリアで初めて誕生日に迎えた試合で、決勝バースデーゴールを決めました。
14番、バースデーゴール決めがち。「新たなフロンターレあるある」です・笑。
試合の方はというと内容的にはかなり苦戦をしました。
なぜあれだけうまくいかなかったのか。その原因を選手の証言と共に振り返ってます。もやもやした方はぜひどうぞ。
ラインナップはこちらです。
■「監督からは最終ラインの前で、相手のコースを断ち切る、あるいは挟み込むという役割を求められていました」(ジョアン・シミッチ)。ピンチの連続だった立ち上がり。抜け出す相手を捕まえ切れない決定機は、なぜ起きていたのか。
■「カミくん(上福元直人)のところで持たされている感じでしたけど、ほぼほぼマンツーマンだったので、僕が中に入った時はフリーだった」(山根視来)。山根視来の偽SB、大島僚太の列落ち・・・マンツーマン気味のプレッシングに対して、ピッチのどこで「時間の貯金」を作るべきだったのか。
■「サイドでうまくいかないのなら、真ん中で戦わせてみる。そこはハーフタイムで共有しました」(上福元直人)、「ダミアンもいたので、そこに目がけ蹴ってもいいんじゃないかっていう話はしました」(山根視来)。小林悠のアクシデントによるL.ダミアンの投入。それがチームにもたらした思わぬ変化とは?
■「相手の攻撃の形的にインサイドのランニングが特徴ですし、そこで自分が遅れては失点につながりかねない」(大島僚太)。広島のニアゾーン攻略を封じ、決勝弾に繋げた大島僚太によるアラートな好守。
■「前半、自分の中で消極的なプレーがあって反省した」(脇坂泰斗)。前を向いた14番の誕生日に、等々力の神様はちょっとだけ優しい。
■「陣地は押し返したかった。そういう指示でいいのか、聞きました」(登里享平)、「全員がサボらない。最後のところまで体を張る。難しい状況だからこそ、やるべきことが定まった。それはポジティブなことだと思う」(上福元直人)。最後はとことん守り抜く。いつもとは違った等々力の一体感に思う。
全部で約9000文字です。よろしくどうぞ!
「エジソン」 (リーグ第17節・サンフレッチェ広島戦:1-0)
ではでは。
等々力で勝って迎える週明けは、やっぱり良いですね。