どうも、いしかわごうです。
先週末は等々力取材。
柏レイソル戦は2-0で勝利。
OBが集結した試合で、クラブ在籍歴の長い登里享平と小林悠の2人がゴールを決めるという、熱い展開でした。ノボリは2009年、小林悠は2010年から在籍し、ピッチにいた選手の中では1番と2番の古参です。追加点は、3番目の古参である大島僚太からの展開でしたね。
「相手に何もさせないで、自分たちがしたいことをできたのが、前半は特に大きかったと思います。それだけじゃなくて、2-0で前半終われたのは大きかったです」
脇坂泰斗の言葉です。
この日は在籍歴の長い、慣れ親しんだ顔ぶれが揃い、目と技術がそろっていたからこそ、多彩な崩しができたと言えます。
鬼木監督がこのメンバーをチョイスしたのも、目と技術がそろっていたことで、イメージが共有できていたことを重視していたと明かしています。
「当てて入っていくとか、このタイミングでボールが出てくるだろうとか、そういうイメージの共有というのが非常につながっていたかなと思います。なので、3人目とかそういうものがどんどん出たのかなと思います」(鬼木監督)
欲しかった追加点を奪ったのが、登里享平でした。
いやー、まさかのノボリの右足弾。しかも見たことのないようなファインゴールでした。
アシストした脇坂泰斗が笑顔で絶賛します。
「後ろから見ていて、意味がわからないぐらいうまくて驚いたんですけど(笑)。力の抜けたようなシュートで、しかも逆足で。あれできるのは両足が蹴れる選手でも難しいと思うので、素晴らしいゴールだったと思います」
ミドルシュートの名手・脇坂から
「意味がわからないぐらいうまかった」と言わしめるゴラッソでした。
ちなみに脇坂はこうも付け加えておりました。
「なんだろう、この前の福岡戦も僕のアシストなんで、僕のアシストじゃなかったら決められてなかったと思います(笑)」
さすがプリンス。抜け目ないですね。
試合のポイントはたっぷり過ぎるほどのボリュームでレビューに書きました。
ラインナップはこちらです。
■「オニさんからは『あまり左ウイングという感じではやらなくていい』と言われていました」(宮代大聖)、「大聖は狭い位置で前を向くプレーが何度もあった。ああいうプレーは効いているかなと思いました」(車屋紳太郎)。意外だった宮代大聖の左ウイング起用の狙いと、それが機能した背景にあったもの。
■「そこは相手よりも半歩前に出たり、逆を取れたりという要因にはなったと思います」(脇坂泰斗)。「そういうイメージの共有というのが非常につながっていたかなと思います」(鬼木監督)。前半に見せた多彩な崩しは、いかに生まれたのか。目と技術がそろった顔ぶれでサッカーをするときの違いとは。
■「僚太くんも来るってわかっていたと言ってくれました。見えたものを信じて実行する。それはもっとやっていきたい」(脇坂泰斗)、「後ろに参加してなかった分、前には関わりやすかったです」(大島僚太)。アイディア抜群だった脇坂泰斗からの浮き球。大島僚太が使う側だけではなく、使われる側になったことの意味とは?
■「最初、ノボリくんからもらって縦にスペースが空いていたので、持ち出してクロスなり割って行こうと思ったんです」(脇坂泰斗)、「抜けさせるパスでも良かったなと思ったんですけど、自分が入っていくパスに切り替えて」(登里享平)。圧巻だったノボリの一撃を生んだ、脇坂泰斗との絶妙ワンツー。あのパスに込められたメッセージとは?
■等々力でのリーグ戦では11年ぶりのゴール。この日、キャプテンマークを巻いたノボリが決めたゴラッソ。チームメートたちはどう見た?
■「そういう選手がいるからといって引くんじゃなくて、相手がボールを下げれば、少しでも高いラインというのを意識する」(車屋紳太郎)。我慢が続いた後半。完封を支えた強気のハイラインにあったもの。
■「それはたぶん、オニさんのメッセージ」(小林悠)、「あらためて自分たちのサッカーは何なのだろうかと非常に考えました」(鬼木監督)。それが積み上げてきたこのクラブの強み。
全部で約10000文字のボリュームです。
4試合ぶりの勝ちレビュー。ぜひ読んでやってください!!
「tumblin’ dice」 (リーグ第15節・柏レイソル戦:2-0)