その先にあるものが欲しい。


先週末は等々力取材。

浦和レッズ戦は1-1でした。

今季のリーグ戦でようやく先制点を挙げたのですが、終盤の猛攻に耐え切れず。失点を喫してしまいました。

等々力では勝たなくてはいけないですが、試合展開を考えるとタイムアップの瞬間は、負けなくてよかったとホッと胸を撫で下ろす自分がいたのも事実です。

現在15位。これがチームの現在地でもあります。

この試合では上福元直人がスタメンでした。
ルヴァンカップでは4試合全てに出場していた中で、好守を見せていた彼が移籍後にリーグ初スタメンとなりました。チョン・ソンリョンが怪我以外でリーグ戦のスタメンを外れるのは、2019年終盤以来だと思います。

2019年もルヴァンカップで掴んだチャンスで新井章太が好パフォーマンスを見せたこと、チーム自体がリーグ戦では苦戦していた条件も重なり、そのまま新井章太がレギュラーとして君臨しました。2016年から在籍8シーズン目になるソンリョンが唯一、ポジションを失った時期です。

中三日の連戦であることを承知で、センターバックコンビに高井幸大と車屋紳太郎をセットで使ったのも、このユニットが掲げているチームスタイルと合致しているでしょう。キャプテンの橘田健人がベンチスタートだったことももちろん驚きでしたが、それ以上にソンリョンがスタメンではないことにも驚きがありました。

上福元直人の機動力とボールの配給は良かったです。ショートパスだけではなく、相手の陣形をひっくり返す裏一本のロングフィードの正確さもある。鬼木監督の評価も高かったですね。

一方、押し込まれた展開では課題も残りました。
例えば失点シーンの場面。「防げる場面だったんじゃないか」と上福元直人は悔やんでいます。

「相手との駆け引きもあって、シュートコースに重心を乗せられなかった分、弾けなかった。もちろん、よくない流れの展開でああいうリアクションで。チームが最後に踏ん張らせるところで、自分が力を発揮できれば、あそこでなんとかチームを踏ん張らせられた」

ここ2、3年、見られなかった守護神争いがどうなるのか・・・楽しみです。

というわけで、試合のレビューをたっぷりと。

■目的は、センターバックを釣り出すことではなく「その先」
■その時が、また来たのだ
■報道陣が殺到していた理由
■この浦和戦で流れるが変わる
■なぜ大島僚太の投入でも流れが変わらなかったのか
■相手の攻撃を受けるわけではなく、自分たちがどう跳ね返していくのか

■(※追記:4月25日)「自分も8連敗を含めて経験しましたけど、勝っている時も勝っている時で苦しい部分はありました」。浦和戦とチームの現状、そして味方とのコミュニケーションについて、大島僚太が語ったこと。

追記取材もあり、全部で約14000文字です。

「その先にあるもの」 (リーグ第9節・浦和レッズ戦:1-1)

ぜひ読んでみてください!!!

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