あとひと踏ん張り。


どうも、いしかわごうです。

本日は天皇杯開催日。
フクダ電子アリーナでジェフユナイテッド千葉戦です。

天皇杯という大会は、J1チームにとっては、カテゴリーの下のチームと戦うやりにくさがあります。実際、2回戦のAC長野パルセイロ戦ではPK戦までもつれる大苦戦を強いられました。だからこそ、鬼木監督はメンタル面のタフさを改めて強調しています。

「天皇杯は一発勝負で、どんどん相手がチャレンジしてくる。それを受けずに戦うこと。それが一番大事。前回の長野の試合もそうですが、それも含めてメンタル的なタフさ。さらに今回は、メンタル、疲労との戦いになる。それでも自分たちのサッカー、プラス、そうじゃなくても勝てるように。とにかく、限られた時間ですが最善の準備をしたいと思います」

チームは本当に難しい状況になっています。

山根視来は、いろいろなストレスが試合に影響を及ぼしていることを認めていました。

「時差ボケはないですが、高温多湿の日本に戻ってきた。試合中にそこの苦しさはありました。ずっとホテル生活でそこのストレスは溜まっているのは清水戦でも思いました。色々と難しい状況が続いたので、後半はきつかったですが、ああいう試合になると試合前から思っていました。でも、ネガティブにならず勝ち点3だけを目指して戦えた」

例えば清水戦では帰国後の検査でスタッフに新型コロナウイルスの陽性反応が出たため、試合2日前のトレーニングを中止に。

試合2日前というのは、戦術的なポイントや相手の対策をまぶせた紅白戦を行うので、一番の肝となるタイミングです。全ての陰性確認ができるまでは、全員がそれぞれの部屋に閉じこもる形で過ごしたため、試合に向けた調整は前々日に出来ませんでした。前日練習のみで試合に臨んだわけです。

 なので、山根視来に尋ねました。「清水戦は心身の準備の部分でも大変だったのでは?」と。

しかし日本代表の彼は、言います。

「普段の流れからいうとかなり厳しいコンディションでした。でも、代表での海外組は時差8時間ある中で帰ってきて、2日だけ練習して、試合でパフォーマンスを発揮しないといけない。僕たちは帰ってきてから時間があったので、そこは言い訳にはできないと思ってやりました」

日本代表になったことで、よりたくましくなっていることを感じさせるコメントでした。そしてあと一戦、力を振り絞ることを誓います。

「あとひと踏ん張りだと思います。勝って終わると、中断期間のモチベーションもすごく上がる。みんなで良い準備をして次に進みたいと思っている」

詳しい試合の見所はnoteのプレビューでどうぞ!

■いかに焦れずに崩していくのか。生かしたいACLでの試合運び。
■橘田健人が感じた川崎が勝ち続けられている理由
■チョン・ソンリョンと新井章太。切磋琢磨し続けた両GKの対峙。
■あの強い鬼木監督が感情を堪えきれなかった理由。
■この試合はオニさんのために勝つ

試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー (天皇杯3回戦・ジェフユナイテッド千葉戦)

ではでは。
久しぶりのフクアリ取材、楽しみです。

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