磐田戦レビュー:ターニングポイントとなった2点目を巡る攻防戦。


 どうも、いしかわごうです。

 週末はヤマハスタジアム取材でした。

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・・・・静岡の試合ということで、前日のお昼にプレビューを書き上げて静岡まで移動し、ちょうど沼津で開催されていた将棋の棋聖戦の大盤解説会に行く…なんてプランを考えていたのだけど、肝心のプレビューが夕方まで書き終わらず、断念。結局、当日入りにしました。なお、対局は渡辺明二冠が勝ち、棋聖戦のタイトル奪取に向けて王手です。

 さて。
ジュビロ磐田戦は3-1で勝利。

https://twitter.com/J_League/status/1145321084536754177

チームとしては先制点と追加点を奪った上で、そのアドバンテージを生かす強い勝ち方が出来ました。ただ試合全体の内容を見ると、相手を圧倒し続けてたわけではありません。むしろ磐田の猛攻に後手を踏んだ時間帯も長く、なかなか主導権を取り戻せない時間帯もありました。

 しかしサッカーというのは、そうした拮抗した試合になればなるほど、ちょっとした隙を見せるかどうか。そしてそれを見逃さずに突いて行けるかどうかが重要です。そして勝敗にも直結します。

 特に後半に2点目を奪ったところの攻防は、この試合のターニングポイントだったと思います。こうした流れを自分たちに引き寄せることができる強さは、この時のジュビロとのチームの差として示したと言えると思います。

 そしてこの試合後の監督会見で、名波浩監督が辞任を発表しました。
ゴール裏で対話していたので何かある雰囲気は感じましたが、それでも記者会見での発言で会場には緊張感が走りました。試合後、報道陣は皆かなり慌ただしく仕事をしていました。

今回のレビューでは、そこについても少し触れています。

ラインナップはこちらです。

1.「そこはバトルなので。相手に走られても俺たちも走る。ジェジエウと粘り強くやれた」(谷口彰悟)。シンプルだが効果的だった磐田のロングボール攻撃と、それに走り負けずに我慢し続けたCBコンビの攻防戦を振り返る。

2.「足元で(ボールを)持った時に、仕掛けるスペースも時間ももらえない中、でもその分、背後への走りは結構やりやすかった」(長谷川竜也)。徹底されていた磐田による「長谷川竜也封じ」。それでもタツヤが仕事を出来た理由とは?

3.「それでもチャンスは来ると思っていたので」(小林悠)。鮮やかな「中と外の使い分け」と、好機を見逃さずに掴んだ小林悠のJ1通算99得点目。そして、さらなる打開策として欲しい「深さ」とは?

4.「一発目ではパスが出せなかったが、切り込んだ時に、相手が自分に食いついてきた」(長谷川竜也)「「もうちょい早めに来るかなと思ったんですが、3人を引き付けてくれたので」(脇坂泰斗)。これぞサッカー。大ピンチの後に生まれた待望の追加点。勝負を決めた流れを読み解く。

5.「優しい、バファリンみたいなパスでした」(知念慶)。勝利を決定づけた知念慶の3点目。そして、森谷賢太郎から19番を引き継いだ齋藤学が開幕前に語っていた、背番号への思い。

6.名波浩監督の辞任会見の場にいて感じたこと。

以上、6つのポイントで約10000文字です。たっぷり書きましたので、ぜひどうぞ。

This is Football 〜鮮やかな「中と外の使い分け」と好機を見逃さずに掴んだ先制点。そして追加点は、なぜ大ピンチの後に生まれたのか。(リーグ第17節・ジュビロ磐田戦:3-1)

よろしくどうぞ。
明日はもう天皇杯ですね。楽しみです。

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